モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

〈大御所様の身はわたしが守りますのでご安心を〉読書感想:『将軍家康の女影武者』

実在した家康の側室・御奈津(清雲院)を描いた歴史小説。 家康を女性目線で見つめたその目線が新鮮。 9割考えているのだけど、最後の一押しを御奈津に委ねてしまうところが、小心なのか茶目っ気があるのか・・・ 男目線で読むと、御奈津でしゃばりすぎ!と随…

2019年9月読んだ本のまとめ。読了250冊突破!読んで気づけることがまだまだある

10月だぞ。 秋のハズだぞ。 なんで30度の日々が続いているんだーーーーー 「今年最後の夏日」何度目だよ・・・ と思ってしまうほど、暑い日々が続いてます。 (それでも朝や夜は涼しくなってきたけど) 今年もラスト1クール。 年間読破400冊に向けて、いよいよ…

2019年読破本 250冊突破!

昨日、『チンギス紀 第三十回』(小説すばる 2019年 10月号 [雑誌])を読了。 www.motiongreen.net これで、2019年読破本、250冊突破! 引き続き、ここ6年で最速での到達! 「年間300冊読破」を毎年唱いながら、到達できないことを、当たり前のように総括して…

〈俺は・・・・・・あの日の花代を守る〉読書感想:『塞王の楯 第三回』(小説すばる 2019年 10月号 [雑誌])

過去編。 信長を殺した光秀への賞賛の思いで胸がいっぱいの匡介。 やはり当時は憎しみが強かったんだな。 そしてそこに本当の使命を改めて叩き込む源斎が熱い。 雇われればどこにでもつくリアリスト でも胸の底に秘めたのは「お前は何を守る」に応えられる、…

〈奥方様は、大事なものを失われるかもしれません〉読書感想:『チンギス紀 第三十回』(小説すばる 2019年 10月号 [雑誌])

ついに、医師に薬師まで合流したテムジン軍。 前回の法律家に続き、着実に国づくりに必要なメンバーが続々登場。 ホント梁山泊みたいになってきた。 ベルグティの病が気になるところだけど・・・ 決戦まで組織としての充実が増していくテムジン軍。 先を見据…

2019年8月読んだ本のまとめ。バイブル・北方大水滸伝読み直しスタート!

お盆を越えて、台風を越えて 気がつけば、音色は夏から秋へ。 風も雲も、季節の変化を自己主張。 ここから、一気に年末へ向かっていくんだろうなあ。 そんな中、8月は一つ大きなことを始めてみた。 北方大水滸伝(読本含めて全51巻)、その読み直しだ。 1日1冊…

〈行きます、おじ上〉読書感想:『史記 武帝紀 2』 (ハルキ文庫 き代小説文庫)

漢と武帝、飛躍の第二巻。 いいときは何やってもきちんとハマる。 でも一端悪い目が出ると途端にいやーな方向へ流れていく。 衛青が戦場に出て行くようになって連戦連勝。 勝つことが当たり前になり、明確な目標が一時的に見えなくなってしまう。 「とりあえ…

〈帝が望む戦をするのが軍人だ〉読書感想:『史記 武帝紀 1 』(時代小説文庫)

北方史記、再読へ。 自らの境遇に屈せず、大いなる夢のために衛青を見出す武帝。 そしてそれに応える衛青。 衛青に(しごきのような)難題を与え、少しずつ実績を積ませる。 そして、地位を高めさせる"育成"要素が、武帝という男のすごさを物語る。 何かを変え…

〈どんなに堅牢でも、破られれば意味が無い〉読書感想:『塞王の楯 第二回』(小説すばる 2019年 9月号 [雑誌])

一つのことを極めなければいけない職人の世界。 でも、知っておかなくちゃいけないこともある。 その道の頂点にたつ(跡を継ぐ)ということの難しさと厳しさ。 それを理屈じゃなく、走ることで感じ取るなんて、男臭い展開だ(笑) 匡介が石と共に走り続ける…

〈俺は、地の果てに行ってみたい〉読書感想:『チンギス紀』 第二十九回(小説すばる 2019年 9月号 [雑誌])

ここ数回は、テムジンVS大連合の予感を漂わせた話しが続いている。 今回は、文字通り決戦前。 両陣営より、年明けの開戦が示唆された。その前の溜めの回だ。 決戦前だからこそ、その先のことを考えていたい。 破壊への渇望から、極めたことがないことを突…

〈おまえがこれから歩くのは、道のない荒野だ〉読書感想;『水滸伝 3 輪舞の章』 (集英社文庫)

本拠地を確保したことで、梁山泊が本格始動。 闇の部隊、補給部隊、そして闇塩の道など、ただの一反乱ではない、明確な革命の姿勢が鮮明になってきた。 そしてさんざんな目にあってきた(涙)楊志が魅せた二竜山奪取! さらには桃花山も開山することで、一気に…

〈「演義」だけではなく「正史」も〉読書感想:『三国志人物外伝 亡国は男の意地の見せ所』 (平凡社新書)

」 再読。 我々が知っている三国志のほとんどは「演義」であるといっても過言ではない。 『正史』(史実版)は意識して目を通さないとなかなかお目にかからない。 だからこそ、本書で紹介された話しがどれも新鮮。 それだけ、『演義』は吟味された内容である…

〈なにやら、心がふるえるな〉読書感想:『水滸伝 2 替天の章』 (集英社文庫)

志を宿した者たちのために、拠ってたつ場所をつくる。 知恵と戦略と人の縁でつかみ取る本拠地奪取計画が「24」のようなドキドキ展開の第二巻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 梁山塞を王倫から奪取せよ。…

〈私は、あなたが何者になるかを見たい〉読書感想:『落梅の賦』

再読。 やはり取り上げた要素を上下巻くらいかけて昇華してほしかったなあ。 特に信友関連のシーン(文量)多いから、梅雪の積み重ねがどうしても薄く感じられてしまう。 なので、終盤登場したときの、彼の謀反に至らしめる心情に、感情移入しきれないんだよ…

〈なにか、心の底から血が燃えてきました〉読書感想:『水滸伝 1 曙光の章』 (集英社文庫 き 3-44)

久々に、全五十一巻 我が青春のバイブル 漢たちの数世代にわたる、志の物語へ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 時は、中国・宋の時代末期。 腐敗した政府を打ち倒すため、志士は集い始める。 全国各地を…

〈命ある限り、歩みを止めてはならない〉読書感想:『もののふの国 (単行本)』

再読。 やはりおもしろい。 歴史上の著名人物が、大いなる意志によって、生き様どころか役割すら定められ、翻弄されていく。 これ、落ち着いて考えてみると、歴史小説家にとって、しんどいコンセプトではなかったか。 極端な話し、どうがんばっても変わらな…

2019年読破本 200冊突破!

昨日、逆転大名 関ヶ原からの復活 (祥伝社新書)を読破。 逆転大名 関ヶ原からの復活 (祥伝社新書) 作者: 河合敦 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2019/08/01 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る これで、2019年読破本、200冊突破! 引き続き、ここ6…

2019年7月読んだ本のまとめ。年間200冊読破まであと1冊!

いきなり暑くなるの、やめてほしい。 体がついていかんわ(涙) 今年は「夏だーーーーーー」とテンションあがることはないと思う。 外出たくない(苦笑) だから、というわけではないが、7月は結構本を読めた。 振り返ってみると、年間200冊読破まであと1冊のと…

〈そんで、俺が日本一の商人になる男や〉読書感想:『日本一の商人 茜屋清兵衛、危機一髪』 (角川文庫)

清兵衛の実家立て直し奮闘劇、続編。 今回も強奪騒動やら、安く叩かれる辛さ、そして借金返済への新たな難題など、終盤まで押されっぱなしの苦しい展開。 その中でも"基本"を守り続けるその姿勢が清兵衛を支え続ける。 目立たないけど、そのおかげで目の前の…

〈草原を底から掻き回す戦が続く、ということだ〉読書感想:『チンギス紀 五 絶影』

玄翁との最終決戦。 それを通じて明かされるテムジン出生の秘密。 そして玄翁の足跡を辿ってたどり着いた、梁山泊の物語。 これで、テムジンと本格的にリンクしていくのかな、と思ったけど、そこまでではなかったな(これからかもしれないけど) この巻の感想…

〈そうだ。それでいい〉読書感想:『燕雀の夢』

俊才は生まれた時から、人と違っていた。 天才は、早い段階からその才能を開花させていた。 そういう人もいるだろう。 だが、少なくても日本の歴史において、英雄と言われている人物たちを、そんな言葉一つで、その特異性を表現することは出来ない。 彼らは…

〈生きろ。己の命を守るのだ〉読書感想:『塞王の楯 第一回』(小説すばる 2019年 8月号 [雑誌])

今注目の今村さんの作品初読。 しびれるタイトルから始まり、情景が浮かぶキレキレの描写ですぐに読み終えてしまった。 守ってくれなかったものを取り戻すのではなく、奪われない”楯”を創る物語。 ラストの匡介が刀を持っていること そして石を割るシーンが…

〈虹が、見えます〉読書感想:『チンギス紀 第二十八回』(小説すばる 2019年 8月号 [雑誌])

ついに始まってしまったテムジンVSジャムカ。 その戦いで訪れたチルギタイの死。 そして同盟国・ケレイト王国トオリルの劣化が、テムジンの前途に暗雲を漂わせる。 テムジン陣営は主要メンバー脱落は、初めてではなかろうか。 これからどんどんこういうこと…

〈俺は必ず生きて、いま一度、お前を迎えに参る〉読書感想:『神遊の城』 (講談社文庫)

当たり前の話しではあるが、”忍び”が歴史の表舞台で名を残すことはほとんど無い。 “忍び”が歴史の事件に、その存在を明らかになる実績を残すことはない。 ところが(直接的ではないにしろ)歴史に大きく関与した、ということなら、いくつかの記録がある。 古…

〈「プレイス」という視点の大切さ〉読書感想:『プレイス・ブランディング -- 地域から“場所"のブランディングへ』

読書会やコミュニティに接する機会が増えた。 緩やかで居心地が良く、実感が湧く共同体。 この認知と価値が高まるにつれて、リアル→デジタルだった人と社会(人と人)の接点は、ここにきて、リアルへの回帰へ向かっているような気がする。 そして、そこに参…

2019年6月読んだ本のまとめ。もう今年も半分過ぎた・・・

7月になると聞こえてくるフレーズ 「2019年、半年終わったーーーーーー」 「もう、半分終わった、だと・・・」 ホントそう(笑) 何事も締切が近づくとテンポもテンションも高まるのが人間の性 下半期の方が、上半期よりも色々高まっていくとは思う。 でも、…

〈お主をへだてる境を越えてゆけ〉読書感想:落梅の賦

前作『虎の牙』後年の武田家を描いた武川さんの新作。 今回は別の地域で育った”武田”の二人が、武田家を滅ぼす物語。 一人は穴山梅雪、そしてもう一人が、これまた「信友」(苦笑)ややこしい・・・ 二人の境遇から生まれる紆余曲折 随所で描かれる美しい背…

〈佐賀藩の真の価値を描く〉読書感想:『幕末維新と佐賀藩―日本西洋化の原点』 (中公新書)

前半が鍋島直正(閑叟) 後半が江藤新平 うーん、タイトルからもっとオール佐賀藩な話しを期待しただけに、ちょっと絞りすぎ。 本の内容自体は示唆に富んでいる。 佐賀藩飛躍の立役者・直正は藩政改革こそ成功させたという意味では名君中の名君。 だけど、こ…

〈コノ先ニアルモノヲ、見タクハナイカ?〉読書感想:『もののふの国 (単行本) 』

すごい本を読んでしまった。 まさに天野さん渾身の通史作品。 作家として一つ上のステージに登った感じしらしてしまう。 他の作品書きづらくならないか、心配になってきた(笑) 平将門から始まり、頼朝や尊氏らを経て、西郷隆盛までの"もののふの時代"を、…

〈感覚を生かした方法のアレンジが、その人のスタイルを作っていく〉読書感想:『地アタマを鍛える知的勉強法』 (講談社現代新書)

学びは楽しく。 学べば学ぶほど解放される。 おっくうになりがちな”勉強”に対して、もっと楽しく自分らしくやっていこう、というメッセージが随所に込められている1冊。 勉強法、とタイトルにはあり、内容も試験勉強などを想定している。 具体的なテクニッ…