モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

〈僕たちはなぜ満たされないのか?〉読書感想:『新釈 猫の妙術: 武道哲学が教える「人生の達人」への道』

最近、バガボンドを思い出す。 どれだけ戦っても強くなっても満たされない。 いや、むしろ、突きつけられる、自分という変えられない壁。 「天下無双とは、ただの言葉」 「力を抜いて、体の声に身を任せよ」 「自分につきまとうのは、どこまで行っても、自分…

〈目の前の選択肢を選んだが故に〉読書感想:『三木城合戦記  第四回 別所長治の悔恨』

いよいよこの戦いも終盤戦。 これまで、この物語は劣勢になりながらも希望を残して終わってきた。 だが、今回は絶望がちらつくラストになってしまった。 勇猛で義理堅い播磨武士の気質と、名門・別所家のプライドが、当主・長治をがんじがらめに縛り付ける様…

〈梁山泊のかけらを求めて〉読書感想:『チンギス紀 第二十三回』(小説すばる 2019年 3月号 [雑誌])

統括・宣凱再び。 北方御大久々の大増量回(150枚掲載!とある) 実は枚数だけみると、大水滸伝連載時と同じ枚数。 チンギス紀が大水滸伝よりも1号当たりの枚数が少ないことが改めて浮き彫りに。 御大、やはり往年のペースで書くのは難しいんだろうな。 まあ、…

〈1からPCDA〉読書感想:『図解 鬼速PDCA』

もはやおなじみとなったPCDA。 正直、あまり好きなシステムではないのだけど、可視化するには有効なのはよくわかる。 端から見れば、他者が何をどこまで、どのように行っているのか、実はよくわからないのが実態だから。 PCDAについては様々な本が出…

〈全ては、あの銀杏のように〉読書感想:『千家分流』

千家三部作の完結編。 3つの千家誕生につながる、宋旦と5人の子供たちの生涯。 ここまで来ると、創始者?の利休の姿はもはや伝説化して、はるか彼方の存在だなあ。 時代は既に江戸時代、太平の世が到来している。 宋旦はともかく、その子たちの世代になると…

〈変質した理想の果て〉読書感想:『走狗』

伊東さんの西郷三部作、その二作目。 実はこの作品が他の二作品をつなぐ、超重要な一作となっている。 『飛ぶが如く』で、その特質すべき性格と役割で、知名度を一気に上げた川路利良。 征韓論で対立する西郷と大久保、どちらにも組することなく、また西郷に…

〈千家と “侘び” 大成の道〉読書感想:『千家奔流』

千家奔流 作者: 井ノ部康之 出版社/メーカー: 読売新聞社 発売日: 1995/06/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る 千家再興 (中公文庫)の続編。 実は前作の中で、利休死後の千家についての結末は既に描かれている…

〈敵の名は剣客兵器〉読書(マンガ・コミック)感想:『るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─ 2巻』 (ジャンプコミックス)

なんで剣心青色? おかげでこの本見つけづらかったじゃないか(苦笑) さて、ひょんなことから左之助が合流し、剣心組が再びにぎやかに。 だけど、薫のお父さんを探すだけではやはり済まない北海道・函館。 斎藤をも打ち破った今回の敵。 今のところさっぱり強…

2018年、読んだ本マイベスト20発表! その3:10位~6位

2018年読んだ本の中から厳選したマイベスト・オススメ本20冊。 いよいよトップ10。 10~6位をご紹介。 ここらへんも歴史小説が多いかな。 ただ、この順位に入ってきているのは、純粋に面白かった、という理由ではない。 その当時の自分から今の自…

2019年1月読んだ本のまとめ。ここ数年で一番おとなしく?始まったなあ

2019年始まりました。 さあ、今年はどんな1年になるのやら、と言っていたらもう1ヶ月が過ぎた。 こうやって確実は時間は過ぎていく。 でも、何かを少しずつでもいいから続けていくと、時間の経過がそのまま自分の成果になっていく。 確実に → 着実に …

〈今・語り直しの刻〉読書感想:『小説 機動戦士ガンダムNT』 (角川コミックス・エース)

映画のノベライズ版。 福井小説とは違い、どうしてもなぞっている感があるので臨場感に欠けるのが残念。 また、ユニコーンラストで示唆されたその後の世界と、元々の宇宙世紀の流れと少し風潮が違う気もするなあ。 ちなみに文面ではユニコーンは残っていると…

〈「勝」と呼ばれたくて〉読書感想:『信長さまはもういない』

誰かの言うとおり行動して、結果が出たら楽だよなあ。 それって、生きているって言えるのか、という声が聞こえてきそうだけど、じゃあ、相手が自分の言うとおりに動いてくれたら楽だ、って思いません? そう思った方、それって、相手を生かしてない、ってこ…

〈利休を継ぐ者〉読書感想:『千家再興』(中公文庫)

茶の湯の大成者・千利休。 彼には二人の息子と娘がいた。 偉大な父の跡を継ぐことは並大抵のことではない。 継ぐものは目に見えるものではなく、“心”なのだから・・・ 稀代の父の生涯は波乱に満ちたものだった。 残された者たちには、その跡を背負う人生が待…

〈「贈られるというのとは、少し違います。テムジン様が受け継がれる。そういうことなのです」〉読書感想:『チンギス紀 第二十一回(小説すばる 2019年 2月号 [雑誌])』

「俺の父は、天。俺の母は、地」 声に出して、呟いてみた。 テムジンVS玄翁 最終決戦。 少しずつ、少しずつ削られていく玄翁隊。 まるで死兵のように、死ぬまで戦い続けていく・・・ 名が出ることも無く散っていく弟子たち。 あっ、あっ、と声が出てしまう・…

2018年、読んだ本マイベスト20発表! その2:15位~11位

2018年読んだ本の中から厳選したマイベスト・オススメ本20冊。 当記事では15~11位をご紹介。 ここらへんは、歴史小説ばかり。 うん、自分らしいラインアップ(笑) ■第15位 ライト マイ ファイア ライト マイ ファイア 作者: 伊東潤 出版社/メ…

〈紡がれた“幻の”名将〉読書感想:『某には策があり申す 島左近の野望』

近年の、読者における歴史小説の位置は大きく変化した。 これまでの要素を大枠で項目化すると 「歴史を知る」+「物語を楽しむ」+「人生に活かす」 というところだった。 歴史小説はある種のフィクションでありながら史実も学べる、と思われており、今なお…

〈2019年、僕らに最も欠けているもの〉読書感想:『野心のすすめ』 (講談社現代新書)

例え昔の本であろうと、今出会えてよかった、と思える本に会うことがある。 この本は、まさに今の自分が読むべき1冊だった。 「野心」とあるが、大仰に構えることはない。 著者の林さんほどガツガツしなくても(笑)「野心」を向上心、とか、こだわり、くらい…

2018年、読んだ本マイベスト20発表! その1:20位~16位

2018年。 この年は、忘れられない年になった。 年間読破300冊という年来の目標を達成した、自信がついた年。 そして、 人生を変える力を秘めた本と出会えた年。 だからこそ、その力を受け止める。 そしてアウトプットする。 2019年はたくさんやり…

〈選ばれる秘密は手書きにあり〉読書感想:『世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術』

2018年末に発売され、年内入手困難になるほどの人気ぶり。 今年に入ってもその熱狂の衰えが見えない『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)』 メモからの思考展開や自己分析のメソッドが豊富に詰まっていた、正に究極の自己研鑽本。 なのだけど、…

2018年読んだ本まとめ。334冊一挙お見せします!

というわけで、読書メーターのありがたい機能をフル活用。 2018年読んだ本を一挙にお見せします。 ちなみに、数字のデータは以下の通り。 2018年の読書メーター読んだ本の数:334読んだページ数:73203ナイス数:4494 こう見ると、冊数に対して「ナイス数」…

〈不完全でも読み切れ!〉読書感想:『速読日本一が教える すごい読書術――短時間で記憶に残る最強メソッド』

肩書きが「速読日本一」とあるが、本書は速読に関するテクニック書ではない。 ゆっくり読めば理解できると思わず 1回読むだけで終わらせようとせず 読み切ったことで満足するな、 こんなことをハッキリ述べている。なかなかのスパルタ本だ(笑) まずは不完…

2018年12月読んだ本のまとめ。年間300冊突破してフィニッシュ!

あけましておめでとうございます。 gooブログで2006年からはじめた当ブログ。 サービスをいくつも変えながらも、2019年で満13年! 長い付き合いになりました。 たまーーーに、昔の文章見てみるとまあ恥かしいものばかり(苦笑) まあ、その当時だからこその…

【自分をコントロールしている必要性】読書感想:『「頭のいい人」は、シンプルに仕事する!: 「8割捨てる」発想、そして実行が、あなたの人生を変える』

再読。 周りの状況を整理する能力も 自分自身をシンプルにする能力 まさに、これからの時代にものすごく有用になることがわかってきた。 人のことをコントロールするのは結構難しい。 ならば、自分をもっとシンプルに効率的にしていく努力は極める必要があり…

〈創られた者たちの叫び〉アニメ感想:『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』 第2話. ダイナマイトとクールガイ

#レクリエイターズ 第2話。ありそうでなかった「原作者へのクレーム」「異なる世界出身者同士のガチバトル」が実現しちゃうアニメだったんだ、これ(爆)異なる世界からやってきたキャラ同士が一緒に戦う作品やゲーム、よくよく考えたら、ホントはこうなる…

【利休とは、何だったのか?】読書感想:『天下人の茶』 (文春文庫 い)

「いつの日か、わしは、そなたを殺すことになるかもしれぬ。それでもよいのか」 「構いませぬ。その時は、殿下も豊臣家も破滅することになりますから」 文庫版再読。 やはり、秀吉と利休との関係の崩壊は、予期していたとはいえ驚きと冷たさが同時に来たなあ…

〈ありそうで無かったアニメ〉アニメ感想:『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』第1話 素晴らしき航海 

#レクリエイターズ 第1話。わけがわからない会話となんとなく思える展開、それでいてほっこりするつながり、あざとい(?)カット割りなど、あおきえい作品らしい、見応えある30分だった!初見なのに、しっかり入っていけそう、と思えるあたり、僕も相当なア…

【決戦!テムジンVSタルグダイ】読書感想:『チンギス紀 第二十回』(小説すばる 2019年 1月号 [雑誌])

一話まるまる合戦という、チンギス紀始まって以来?のすさまじい展開へ。 なんだけど・・・ おいおい、そこで終わるのかよ御大! ここまでの展開からすると、勝敗ははじめから見えていた気がする戦い。 ところがどっこい ここ数回でタルグダイが、領主として…

【今こそ知っておこう!これが最新の日本史だ】読書感想:『日本史の新常識』 (文春新書 1190)

2018年 年末に、すばらしい1冊がやってきた! 近年、今までの通説が大きく塗り変わっている日本史。 今や、SNSや有識者のメディア出演などでどんどん情報が入ってくる。 気がつけば、学校や受験で勉強した知識が、あまり役に立っていない事例がどんどん増え…

【日本にも影響を与えた中国の英傑たち】読書感想:『中国武将列伝』 (PHP文庫)

中国を彩る英傑たち 本書はその中から選ばれた14人を紹介する1冊。 経済 文化 政治 歴史を知るとき、ジャンルから歴史をたどっていく方法がある。 だが、最も記憶に残るのは、やはり魅力ある人物の生き様から見ていくこと。 かつて僕は、歴史人物の小説から…

【ご報告】2018年読破数300冊突破! 今年最大の目標達成しました!!

12/2 センゴク一統記(8) (ヤングマガジンコミックス)読破。 読み終わって、大きな数字がカウントされた。 2018年、年間読破300冊突破ーーーーーーーーーーー と、喜んだのは、あとのこと。 1冊目であろうと、300冊目であろうと、同じ1冊なん…