モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

【大水滸伝】北方水滸伝・楊令伝・岳飛伝・チンギス紀

北方謙三の一大歴史群像劇、水滸伝シリーズ、通称「大水滸伝」を追っかけていく。最新の「チンギス紀」連載分も更新中

〈奥方様は、大事なものを失われるかもしれません〉読書感想:『チンギス紀 第三十回』(小説すばる 2019年 10月号 [雑誌])

ついに、医師に薬師まで合流したテムジン軍。 前回の法律家に続き、着実に国づくりに必要なメンバーが続々登場。 ホント梁山泊みたいになってきた。 ベルグティの病が気になるところだけど・・・ 決戦まで組織としての充実が増していくテムジン軍。 先を見据…

〈俺は、地の果てに行ってみたい〉読書感想:『チンギス紀』 第二十九回(小説すばる 2019年 9月号 [雑誌])

ここ数回は、テムジンVS大連合の予感を漂わせた話しが続いている。 今回は、文字通り決戦前。 両陣営より、年明けの開戦が示唆された。その前の溜めの回だ。 決戦前だからこそ、その先のことを考えていたい。 破壊への渇望から、極めたことがないことを突…

〈おまえがこれから歩くのは、道のない荒野だ〉読書感想;『水滸伝 3 輪舞の章』 (集英社文庫)

本拠地を確保したことで、梁山泊が本格始動。 闇の部隊、補給部隊、そして闇塩の道など、ただの一反乱ではない、明確な革命の姿勢が鮮明になってきた。 そしてさんざんな目にあってきた(涙)楊志が魅せた二竜山奪取! さらには桃花山も開山することで、一気に…

〈なにやら、心がふるえるな〉読書感想:『水滸伝 2 替天の章』 (集英社文庫)

志を宿した者たちのために、拠ってたつ場所をつくる。 知恵と戦略と人の縁でつかみ取る本拠地奪取計画が「24」のようなドキドキ展開の第二巻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 梁山塞を王倫から奪取せよ。…

〈なにか、心の底から血が燃えてきました〉読書感想:『水滸伝 1 曙光の章』 (集英社文庫 き 3-44)

久々に、全五十一巻 我が青春のバイブル 漢たちの数世代にわたる、志の物語へ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 時は、中国・宋の時代末期。 腐敗した政府を打ち倒すため、志士は集い始める。 全国各地を…

〈虹が、見えます〉読書感想:『チンギス紀 第二十八回』(小説すばる 2019年 8月号 [雑誌])

ついに始まってしまったテムジンVSジャムカ。 その戦いで訪れたチルギタイの死。 そして同盟国・ケレイト王国トオリルの劣化が、テムジンの前途に暗雲を漂わせる。 テムジン陣営は主要メンバー脱落は、初めてではなかろうか。 これからどんどんこういうこと…

『チンギス紀』単行本第五巻 7/26発売!

『チンギス紀』が複数章で構成されているとしたら、この巻が第一章の終わりと、第二章の始まりを告げる、区切りの一冊。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前半はテムジンVS玄翁の決着。 そして、明かされる…

〈わかっている・・・〉読書感想:『チンギス紀 第二十七回』(小説すばる 2019年 7月号 [雑誌])

ここ数回続いていた勢力間の揺れ動きが一つの頂点へ。 ついにタタル族領主へ登り詰めたテムジン。 が、それは外交上の孤立を意味していた。 金との関係も絶対的(一心同体となって戦ってくれる)関係ではなく、むしろ漢民族との連携を図ったことが、周辺民族の…

〈戦うことになるのかな、俺たちは〉読書感想:『チンギス紀 第二十六回』(小説すばる 2019年 6月号 [雑誌])

金との連携を経て、テムジンはモンゴル民族統一への意思を鮮明にする。 対外勢力を国内統一に活用する。 かつて楊令(呉用)が宋を滅ぼす際に用いた手法でもあるが、今回は民族統一という要素が色濃くなるので、すんなりこのまま領主、ということになりそうも…

〈新しき世界を駆けよ〉読書感想:『チンギス紀 第二十五回』(小説すばる 2019年 5月号 [雑誌])

ついに金VSタタル族との戦いが勃発。 前回、前々回の様子を考えると、金国単独での思惑ではなく謀略の匂いも感じ取れる。 草原の覇者を決める戦いは、金や西遼を巻き込んだ争いへ広がってきたということか。 テムジンは率先して金国と連携して、タタル族を…

〈生き様を変える惨劇〉読書感想:『チンギス紀 四 遠雷』

前半はテムジン・ジャムカの英傑乱舞と国家間闘争 後半はテムジンの父・イエスゲイの死の謎と玄翁との決戦前夜がメイン。 www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net 看破できない存在となって…

〈動乱の予感〉読書感想:『チンギス紀 第二十四回』(小説すばる 2019年 4月号 [雑誌])

金国とタタル族との闘争が表面化。 こっちもついに火が付いたか。 中華と北の異民族との関係は争い→懐柔→争いという円舞がずっと続いている。 北方大水滸伝における大きな歴史の変換点は北から始まっていた。 現段階の中華(北半分)・金国も元は北の異民族だ…

『チンギス紀』単行本第四巻 3/26発売!

現時点ではカバー公開されていないけど・・・ さて、第四巻。 玄翁のことも気になるのだが、今巻は今までと少し趣が変わる。 (玄翁に負けているとはいえ)ここまでの戦果によりテムジンの領土は飛躍的に拡大。 同じ民族内の戦いから、外の民族との戦いへと舞…

〈梁山泊のかけらを求めて〉読書感想:『チンギス紀 第二十三回』(小説すばる 2019年 3月号 [雑誌])

統括・宣凱再び。 北方御大久々の大増量回(150枚掲載!とある) 実は枚数だけみると、大水滸伝連載時と同じ枚数。 チンギス紀が大水滸伝よりも1号当たりの枚数が少ないことが改めて浮き彫りに。 御大、やはり往年のペースで書くのは難しいんだろうな。 まあ、…

〈「贈られるというのとは、少し違います。テムジン様が受け継がれる。そういうことなのです」〉読書感想:『チンギス紀 第二十二回(小説すばる 2019年 2月号 [雑誌])』

「俺の父は、天。俺の母は、地」 声に出して、呟いてみた。 テムジンVS玄翁 最終決戦。 少しずつ、少しずつ削られていく玄翁隊。 まるで死兵のように、死ぬまで戦い続けていく・・・ 名が出ることも無く散っていく弟子たち。 あっ、あっ、と声が出てしまう・…

【決戦!テムジンVSタルグダイ】読書感想:『チンギス紀 第二十一回』(小説すばる 2019年 1月号 [雑誌])

一話まるまる合戦という、チンギス紀始まって以来?のすさまじい展開へ。 なんだけど・・・ おいおい、そこで終わるのかよ御大! ここまでの展開からすると、勝敗ははじめから見えていた気がする戦い。 ところがどっこい ここ数回でタルグダイが、領主として…

【研ぎ起こす刃とつながる縁】読書感想:『チンギス紀 第二十回』(小説すばる 2018年 12月号 [雑誌])

「俺は玄翁を倒さないと、前に進めないんだ!」 みたいなテムジンの声が聞こえてきそうな展開(笑) 以前、玄翁軍の偽装部隊に、テムジン軍全軍がそこへ向かい突進して、殲滅した、ということがあったが、あれ、本心だったのか・・・ テムジンの心が、大きな…

【魔人降臨】読書感想:『チンギス紀 三: 虹暈』 (単行本)

テムジンとジャムカの前にそびえ立つ不倒の魔人。 たった五十騎で戦況を一変させる強さ。 この三巻はこれに尽きる 北方大水滸伝読んできた方なら、林沖騎馬隊や幻王隊を想起したのではなかろうか。 www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen…

【父の死の真相】読書感想:『チンギス紀 第十九回』(小説すばる 2018年 11月号 [雑誌])

予想していた玄翁との決戦はお預け。 決戦前にはっきりさせておきたかった、父の死の真相。 なんだか、玄翁との戦い前に高ぶりすぎじゃないか?と思うほど、テムジンは狂気を隠さなくなったな。 死の真相、というと、岳飛伝でも、楊令の暗殺の真相を追う、と…

チンギス紀 単行本第三巻 10/26発売!

まだ現時点でカバー出ていませんが・・・ (小説すばる2018年10月号誌面ではすでに告知されていたのを、読み直して気付く(苦笑)) 大水滸伝時代とは、連載時の文量が異なるため、単行本発刊ペースが遅くなってしまう『チンギス紀』。このペースでいくと年…

【金国、草原への進出か】読書感想:『チンギス紀 第十八回』(小説すばる 2018年 10月号 [雑誌])次回、テムジンVS玄翁 雪辱戦の予感?

あの森林での大虐殺の余波が大きすぎる。 なんせ実行したトクトア自身が残影引きずってる。 鮮やかに勝ちすぎても良くないんだろうなあ。 優勢だったケレイト王国の敗走によって、モンゴル民族同士の戦いは再び混沌の中へ。 そして、ついに、金国が、動く。 …

【大軍の落とし穴】読書感想:チンギス紀 第十七回(小説すばる 2018年 9月号 [雑誌])

いなさそうだったのに この世界にもいたよ、ノラ息子(涙) 大軍が勝つとは限らないのは、実際の戦闘でも北方文学でもおなじみなんだけど(苦笑) ここまで派手に負けるとは・・・ 前回、テムジン・ジャムカ連合軍が切り開いた、トクトア撃退の道。 ケレイト王国…

【若き英雄たちの演武】チンギス紀 第十六回(小説すばる 2018年 8月号 [雑誌])

テムジンとジャムカがついに共同戦線! VSトクトア戦 開幕。 今号はほぼこの2人視点で物語が進行。トクトア戦の後日談もきっちり描かれていて、少年漫画みたいにどシンプルな構成(爆) 今のところ息はピッタリの2人。 しかもお互いの戦術も理解しつつ、ど…

小説すばる 2018年 6月号 「北方謙三×カズレーザー対談」が予想以上におもしろい

大変失礼ながら、前号で予告見た際はそれほど期待していなかった。 カズレーザーって、なんで?と思ったもので。 確かにカズレーザーはインテリで知的な男なのは良く知っている。 でも、それと御大と対談できる存在なのかどうかは別問題。 なんか、どこぞの…

【あの2人が登場!】チンギス紀 第十五回感想(小説すばる 2018年 7月号 [雑誌])

連載も一五回目。ここまでが第三巻の内容になるのかな? ドドエン・ギルテ死後の世界。 やはり大物がいなくなると、色々変わってきている。 表向きは大きく動いてはいないけど、それぞれの心境は大きく揺れ動く。 テムジンはステージが上がった感じ。 兵力の…

【変革の一歩】読書感想:『チンギス紀 二 鳴動』

戻ってきたテムジン。 キャト族の長を継ぐ者として立ち上がる。 www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net で、何始めたか。 結構地味なところから始まったな(苦笑) これまでのモンゴル民族…

【運命の子、希望の旅】読書感想:『チンギス紀 一 火眼』

岳飛伝のその先へ。 地上最大の王国を築いた男・チンギス=カン. 彼の生涯を描くために、北方御大が改めて長編の世界に足を踏み込んだ。 北方大水滸伝シリーズの続編にもあたる最新作、ついに始動! ※本作は『小説すばる』にて連載。第一~五回が収録されて…

【チンギス紀】単行本、本日発売!

ついに、このときが来た! 本日、チンギス紀単行本が発売。 全国紙にも広告が載っていた。 中でも驚いたのは朝日新聞。見開きでドドーン 他の新聞はモノクロだったからか、カラーで掲載されると鮮烈だな♪ なぜ朝日だけカラー見開きなのか。 ・朝日新聞への書…

チンギス紀 第十四回(小説すばる 2018年 6月号 [雑誌])感想 ドドエン・ギルテ、小細工で散る

どこか、自分の評価を決めてしまっていたところ、あったなあ。 テムジンVSドドエン・ギルテ 決着。 モンゴル民族統一への攻防はいよいよ大詰めへ。 物語当初から、どこか歪んでいるモンゴル民族の統領たち。 そんななか、奇襲やら暗殺やら、手段を選ばない…

【玄翁再び】チンギス紀 第十三回(小説すばる 2018年 5月号 [雑誌]) 感想。玄翁=胡土児ほぼ確定!?

魔人玄翁再び。 ラシャーン交渉失敗するかと思いきや、意外意外な結果に。 しかも死域らしきところまで到達するとは・・・玄翁大柄な女性が好みか(笑) 玄翁、金国への憎悪が相当なものになってる。 こりゃ、金国を滅ぼすために必要な人材を、モンゴル部族…