モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

読書感想

〈絶対に、みんな揃って生き延びてやる〉読書感想:『三木城合戦記 罪の在処は 第五回』(小説すばる 2019年 6月号 [雑誌])

震えた。 まさか、兵糧攻めで苦しみ続けている少女から、力をもらうとは・・・ 兵糧攻めで地獄と化している三木城。 恨み辛みが蔓延し、人間の醜さが露わになるなかで、虫を食ってでも、自分の涙を舐めてでも、生きようとする少女。 「どれほど重い積みを背…

〈戦うことになるのかな、俺たちは〉読書感想:『チンギス紀 第二十六回』(小説すばる 2019年 6月号 [雑誌])

金との連携を経て、テムジンはモンゴル民族統一への意思を鮮明にする。 対外勢力を国内統一に活用する。 かつて楊令(呉用)が宋を滅ぼす際に用いた手法でもあるが、今回は民族統一という要素が色濃くなるので、すんなりこのまま領主、ということになりそうも…

〈再読・現実世界の難しい実態〉読書感想;『幸せな未来は「ゲーム」が創る』

再読。 理念や考え方、発想や切り口は二度目でも色あせることは無く、むしろ響きまくってくる。 現実の問題や理想の自分、求めていきたいものを、純粋な形で仮想現実にアウトプットしてみる、という考え方は今後益々の拡がりが期待できる。 その反面、後半の…

〈これぞ真の三国志?〉読書感想:『反三国志(上)』 (講談社文庫)

反三国志(上) (講談社文庫) 作者: 周大荒,渡辺精一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1994/12/07 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (7件) を見る 三国志で語るとよく出る話題。 劉備が(蜀が)中華統一をするために、何が必要だ…

【今を生きるための「主体的合理性」】読書感想:『選び抜く力』 (角川oneテーマ21)

とあることがきっかけで「選ぶ」ということにアンテナが向いた。 自分は能動的に「選ぶ」ことができているだろうか。 選んでいるつもりでも、選ばされているのではないだろうか? (そもそも、「選ぶ」って何だ?という禅問答のような思考に陥る、いつものパ…

〈今もゆれ動き続ける関係〉読書感想:『同時にわかる! 日本・中国・朝鮮の歴史』 (PHP文庫)

日本の歴史は、中国と朝鮮との関係から積み上げられてきたもの。 とある本に書かれてあった文言だが、重要な視点だ。 どうしても日本史だと日本の歴史のみに目が行きがちだが、古代より中国を見習い、中国を真似てきたのが、日本の歩んできた道。 そこを知ら…

〈どんなところに置かれても花を咲かせる心を持ち続けよう〉読書感想:『置かれた場所で咲きなさい 』

2012年のベストセラー本。 女性の芸能人がこぞって絶賛していたイメージがある。 今さらという気もしたが、読んでみると、今なりの味わいがあるなあ。 ボーダレス社会、規制緩和に100年時代。 一見すると、より自由に自分の意思を体現しやすい環境になってき…

〈能動的なインプットをしていくために〉読書感想:『齋藤孝の 知の整理力』

令和一冊目。 新時代を生き抜くため、改めてインプット→アウトプットの切り口や打ち手を整理したくて読んだ。 斎藤先生の読書への熱い想いが満載の1冊であり、読書という受け身のアクションをどれだけ主体的動作へ変換しているか、ということを突きつけられ…

2019年4月読んだ本のまとめ。平成最後の月に、100冊突破&月間読破冊数レコード更新!

令和初日。 なんだか新年(1月1日)のような雰囲気。 今生きている人がほぼ全て、体験したことのない生前退位。 過ごし方を、僕たちは知らないんだろうな。 降りていいんだ。 もし全うできないと判断したら、燃え尽きるまでやり続けなくてもいい。 穏やかに、…

〈これから生まれるはずの、未知の日本のために〉読書感想:『麒麟児』

「おれも律儀だねえ」 働きがいの無い主君のために奔走するなんて 「おれも両面宿儺だね。」 相反する軸を持ち合わせながら、人間として成立させているなんて。 -----------------------------------------------------------------------------------------…

〈慣れないこと、それは感動だ〉読書感想:『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』 (角川文庫)

お笑いコンビ・オードリーの若林のエッセイ集。 タイトルには「人見知り」とあるが、どちらかというと我欲(といっても小心からくる自己顕示に近いけど)の方が正しいかも。 まるでヒットしなかった下積み時代から、近況、相方の話などなど。 こんな内面(変す…

〈古代食は読者のお口にあうでしょうか?〉読書感想:『卑弥呼は何を食べていたか』 (新潮新書)

経済的な充足よりも、人生を充実させる豊かさを。 まもなく平成が終わろうとしている中、改めて、「生きる」という本質にフォーカスされた論調が広まっている今の日本。 そうなるとでてくるのが、昔はよかった、みたいな話し。 江戸時代が理想的な時代だった…

2019年読破本 100冊突破!

昨日、図解! 頭のいい人のメモ・ノートを読破。 これで、2019年読破本、100冊突破! しかも、ここ6年で最速での到達! 過去を振り返ってみても、レコード更新した昨年(2018年)でさえ、100冊到達したのは4月末日。 それより前の年は5月中旬~6月末。 まあ、こ…

〈新しき世界を駆けよ〉読書感想:『チンギス紀 第二十五回』(小説すばる 2019年 5月号 [雑誌])

ついに金VSタタル族との戦いが勃発。 前回、前々回の様子を考えると、金国単独での思惑ではなく謀略の匂いも感じ取れる。 草原の覇者を決める戦いは、金や西遼を巻き込んだ争いへ広がってきたということか。 テムジンは率先して金国と連携して、タタル族を…

〈いったいどうして、こうなってしまったのか?!〉読書感想:『なぜ日本人は学ばなくなったのか』 (講談社現代新書 1943)

日本人は勤勉だ。 というのが外国人からみた日本人の印象、とよく言われていた。 それが変わるかもしれない(既に変わっている?) 斎藤先生にしては珍しく、日本人の良くないところをこれでもか、と挙げ、日本人の総合的なレベルダウンに警鐘を鳴らしている1…

〈ゲームが導く、人類文明変革の道〉読書感想:『幸せな未来は「ゲーム」が創る』

「ゲームは単なる暇つぶしではありません。真の変革を起こすための二十一世紀的な協働の方法です」 力強い思いと熱意あふれる1冊だ。 手に取ると、その分厚さに圧倒されるかもしれない。 だが、読んでいくとそのエネルギーを発するためには、この文量でも足…

〈「運」を迎えられる「徳」の積み重ね〉読書感想:『島田秀平が3万人の手相を見てわかった! 「強運」の鍛え方』 (SB新書)

ここ最近、「運」に関する本を読んでいる。 非科学的と言われながら、どこか「運」に僕は可能性を感じているからだ。 だけど、読んできた本の中で、著者は研究や分析の結果、いずれも「運」の偶発性を否定してきた。 「運」の良い人は、そう見えるに足りるこ…

2019年3月読んだ本のまとめ。新年号発表、さあ、さらなる高みへ。

新年号が発表された。 令和。 万葉集から用いられたその言葉。 まだ慣れないけど、しばらくしたら今までと違う感じで響きそうだ。 元号を楽しんで(ワクワクして)待つ。 こういう機会に恵まれるとは・・・ 外側が変わってくれた。 だから、僕たちも変わらな…

〈再読:好きなように人生をブリコラージュするために〉読書感想:『野の医者は笑う: 心の治療とは何か?』

最近、近視眼的な目線を先へ向けたい、と思っている。 目の前の人が喜べば、自分が満たされれば、それが一番。 そう思っていた。 実感が湧かない日々が続いたから、余計そう思ったのだろう。 先々のために、未来のために。 その考えは間違っていないと思うの…

〈生き様を変える惨劇〉読書感想:『チンギス紀 四 遠雷』

前半はテムジン・ジャムカの英傑乱舞と国家間闘争 後半はテムジンの父・イエスゲイの死の謎と玄翁との決戦前夜がメイン。 www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net www.motiongreen.net 看破できない存在となって…

〈接待は辛いよ?〉読書感想:『秀吉の接待―毛利輝元上洛日記を読み解く』 (学研新書)

織田信長から豊臣秀吉へ。 ときは戦国時代末期、戦乱の世はまもなく終わろうとしていた。 そして、それは大名の役割が変わることを意味していた。 統一の権力者が現れたとき、各地の大名の役割は領地を拡げることではなく、その権力者との関係を作ることへと…

〈「十年」で紡がれた作品達〉読書感想:『十年交差点』 (新潮文庫nex)

解説によると「十年」という共通テーマで、各作家が作り上げた物語。 その短編集、ということで、「十年」以外の設定はかなりバラバラ。正直「十年」ちょっと後付けじゃない?と思う作品もあるが、そこらへんも含めて、まさにアンソロジーという感じだ。 後…

〈改めて問う、ニュータイプとは何だったのか?〉読書感想『機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り』 (角川コミックス・エース 189-13)

再読。 ガンダムNT(ナラティブ)を観て、読んだら、やはりもう一度読まなければ。 この“語り直し”を終えることが出来ない。 (終えられるかどうか、そもそも分からないけど) 【早期購入特典あり】機動戦士ガンダムNT (特装限定版) (アニメーションキャラクタ…

〈動乱の予感〉読書感想:『チンギス紀 第二十四回』(小説すばる 2019年 4月号 [雑誌])

金国とタタル族との闘争が表面化。 こっちもついに火が付いたか。 中華と北の異民族との関係は争い→懐柔→争いという円舞がずっと続いている。 北方大水滸伝における大きな歴史の変換点は北から始まっていた。 現段階の中華(北半分)・金国も元は北の異民族だ…

〈紐解かれる事件の実態〉読書感想:『池田屋事件の研究』 (講談社現代新書)

池田屋事件。 幕末の中で知名度抜群のこの事件、実は相当わかっていないことが多い。 本書の中で明らかになった、ということ自体が衝撃だった。 (正確には特化した研究がされてない) 明治になって、長州の中で「総理大臣になれる器を持った人物は?」と聞か…

〈最強の理由は、陣形にあり!〉読書感想:『戦う大名行列』 (ベスト新書)

乃至さんの本にハズレなし‼️ 今作も歴史(戦国時代)ファンを唸らせる1冊だ。 現実味がない、と言われていながらも、その存在がファンの脳裏を占め続けている(当社比)戦国大名の陣(備)。 その実態について、超マニアック、かつわかりやすい解説が展開されてい…

『真実の航跡』本日発売!

今回は一昨日(3日)くらいから販売されていたらしい。 なんで、今回に限って(苦笑) 小説すばるで連載を読んでいた『真実の航跡』が単行本化して、本日発売。 連載 → 読書会 →単行本 小説が世の中に出ていく中で、読者として最も多くのタッチポイントに立ち会…

〈今この瞬間を表現することで、未来への作品が生まれる〉読書感想:『「書ける人」になるブログ文章教室』 [ソフトバンク新書]

随分前の本だ。 ブログの読まれやすい文章の書き方だと思っていたら、ブログから「文学」を紐解くという変わったアプローチの1冊。 様々なWEBサービスを利用できる現代において、ブログは珍しいものではなくなった。むしろ、オワコンサービスとすら、思わ…

〈転落と再生の物語〉読書感想:『誉れの赤』 (講談社文庫)

文庫版再び。 やっぱり名作だ。 www.motiongreen.net 戦国時代、最強を唱われた武田家の中でもエリート集団だった「赤備え」 その武田家が滅んだことで味わった、徳川家での屈辱的な扱い。 だが、命を賭して示し続けた「赤」の系譜は、転落のその先に、再び…

〈ベタ設定だけど、飽きない展開〉読書:『きみがすべてを忘れる前に』 (宝島社文庫)

天狼院書店「入れ替え文庫」で交換した1冊。 我ながら、珍しい本を選んだものだ(笑) 学園モノ 幽霊モノ そして、恋愛モノ。 しかも、主人公・クロの姉妹が軒並みツンとデレ(爆) 設定はテンプレすぎるのだけど、読んで見ると、いいさじ加減なんだよなあ。 要…