モーション・グリーン

読破本・特撮(仮面ライダー)・アニメを取り上げるブログです。

仮面ライダーカブト 第9話「みんなの命は俺が守る!」感想

 加賀美変身!!!夢にまでみた光景が、意外な形で、思ったよりも早く実現しました。そして個と集という、7話からのテーマに1つの結論が出された話でもあったと思います。

 ○カブト墜つ  前回のカブトVSザビーは、ライダースティングをカブトがまともに喰らうという結末になりました。変身解除するカブト。加賀美の制止もむなしく、ザビーは天道に攻撃をしベルトを破壊。悠然と去っていきました。  ザビーが去ると同時に目覚めた天道「死んだふりも楽じゃない」と豪語するも倒れます。普通なら衝撃的なシーンなんですが、何ででしょう、安心して見ていられるのは・・・  ○待ち人2人  一方、天道を待つ樹花とひより。兄を心配する妹に「大丈夫だ」と声をかけるひより。天道を信頼しているからか、まちぼうけには慣れたからか(違)  ひよりの絵を「暖かい」と表現する樹花。ぞんざいな言葉でしか、自分の気持ちを表現できないひよりにとって、彼女の絵は本当の気持ちの代弁者なのかもしれません。逆を言えば、ひよりの楽園は未だ絵の中にしかないのです。彼女が狭い世界から抜け出す日はいつ来るのか・・・そこにかかってきた電話。樹花の顔色が変わります。  ○この男、不死身につき  病院に急行した2人が見たものは  「もう診察なら終わったぞ」  「バーカ、お前が見てもらうんだよ!(何でお前が診察してるんだよ)」  そう、医者のおばさんをなぜか診察する天道。こんなところでも天道信者が生まれていく(笑)来年までに一旗揚げられそうな雰囲気が・・・加賀美もあきれ顔(そりゃそうだ)  加賀美をぞんざいに言う兄に妹が説教。「心配してくれるのは加賀美さんくらいなんだから」  この兄、妹には本当に頭が上がりません。満足する加賀美、クスリと笑うひより。この4人が一同に集まるのは初めてなんですが、なかなかおもしろいです。ただ、天道のおれ様ぶりは変わりません(笑)加賀美とひよりも、ツッコミ兼文句・働き係が定着してきました。  ○皮肉な再会  本職に戻ったザビーはワームを圧倒。カブトを倒したことを宣言し、意気揚々。加賀美はもちろん岬をも動揺させます。  影山を見舞う矢車と加賀美。実はこの病院に天道もあるためそわそわする加賀美。彼の(悪い)予想通り、なぜか病院内でたきこみごはんにけんちん汁の炊き出しが行われていて、しかもそこには天道の姿が。彼を見た3人の表情がおもしろすぎて、大爆笑しました。加賀美からすれば「どうしておとなしくしていられないんだ」と言ったところでしょうか。  余談ですが、着替えていない樹花とひより。てことは泊まったんだろうか?そして炊き出しの準備をしていたって事?今まで集団事業が苦手なはずだったひより。彼女が確実に変わりつつあります。  そして「病は飯から」うーん、確かに。食生活の乱れから病気になる人多いと聞くし。もう一つ言えば、病院内であんなことしていいんかい?  列の中に潜むナース岬。加賀美の言葉を借りるまでもなく似合いすぎなんですが、その衣装の出所を教えてください(懇)  ○乱れる蜂  加賀美の回想。それは加賀美を守ろうとして、カブトはザビーに敗れたというもの。話を聞いていた影山が加賀美を責め、矢車が影山を抑えるという流れでしたが、一番気にしているのは矢車そのひと。  責任感と後ろめたさの中にいる加賀美とは異なり、矢車の心は乱れます。隙を衝いて仕留めたこと、しかも、仕留めきれずに生きていたこと(しかも翌日にピンピンして)。矢車は人間として天道に敗北感を味わっているだけに焦燥感は募るばかり。辛うじて彼を保たせているのは、天道は変身できないということ、その1つだった・・・  ワーム出現に出動する矢車、けがを押して出動する影山、迷う加賀美と岬。完全調和は崩壊を始めていたのです。  ○フラッシュバック  かき回すだけかき回し、退院を決めた天道。健気に荷物をまとめるひよりはベルトを発見。そこで何かを思い出します。どうやら幼いひよりはベルトを付けた少年(天道?)を見たらしく「お願い、殺さないで」と叫んでいました。少年とひよりの関係は?可能性としては、少年がひよりの両親を殺した(実は両親は擬態ワーム)→ひよりは敵と思う、という誤解パターンが考えられますけど、果たして・・・?  そこに加賀美が現れ、「ベルトは俺のだ」と嘘をつきます。これがさらなる勘違いのはじまりになるんでしょうね・・・  ○ベルト復活  ベルトを修理するつもりの加賀美。ところがベルトは治っていた。自己回復機能を考える加賀美に対して「そんな機能はない」と断言する天道。しかし、傍目から見ても、自己回復機能を考えざるを得ないほど見事に回復しているベルト。果たしてその真相は?はたまた、ひよりの隠された力なんでしょうか?そして、戸惑いながらも完全調和への道を歩もうとする加賀美と、ひねくれた言動をしながらも彼を認める天道のやりとりは見ていて清々しかった。初期のころのとげとげしさは無く、認め合う気持ちを持った上でのやりとりでした。  ○踏み外した男  ザビー出動。その現場では、脱皮したワームがなんと3匹も。シャドウに包囲させつつも戦うザビーですが、さすがに押され気味。駆けつけた影山もサナギワームに追いつめられます。シャドウも次第に倒れる中で、現れたのは太陽の輝きを持つ男。  「馬鹿な」ザビーの叫びの中、カブトに変身した天道はシャドウを援護するようにワームを圧倒しますが、なんとザビーはカブトに襲いかかります。  シャドウが斃される中、「お前、部下を見殺しにする気か」と冷めた言い方で責めるカブト。しかし、何も達成できなかった敗北感と恐怖感から、完全に自制を失ったザビーは、かまわずカブトに戦いを挑みます。キャストオフしたカブトは、ザビーをかわしつつもワームと戦います。今回のクロックアップはOPを思わせる、スピード感のあるシーンに仕上がって、見応え満点!まるで風船のように浮いているシャドウが哀れではありましたが・・・  もはや部下の無事と任務の遂行を第1に考えていた姿はみじんもなく、ただただ執念で戦いを挑んだザビー。その結果は「お前は自らの道を外れた」形となりました。矢車の前を飛び去るザビーゼクター。ゼクターは、彼を見限ったのです。  資格者を見限る。ゼクターが資格者を選ぶという設定があったときに予想をしていましたが、こんな熱い展開の中でやってくるとは・・・  人がゼクターに合わせるのか、ゼクターが合った人を選ぶのか。  鶏か先か、卵が先かの議論になりそうですが、少なくても矢車がこれまでゼクターに選ばれていたのは、ゼクターのキーワードが、矢車の言う「パーフェクトハーモニー」だったからなのは間違いないでしょう。だからこそ、ゼクターは矢車を離れ、新たな適合者を選ぶことになるのです。  ○蜂を継ぐもの  一方、追いつめられた影山は加賀美に助けられます。加賀美は懸命にサナギワームと戦い、ついに一体を仕留めることに成功します。(画面上では)人類がワーム撃退を果たした第1号。よくやった、加賀美。  しかし、増えるサナギワーム。加賀美らを助けたのは、シャドウの生き残り。  実はこのシーンが結構お気に入りだったりします。少数で、もしかしたら全滅するかもしれない状況の中で仲間を命がけで助けようとするシャドウ。無論ワームに蹴散らされるのですが、隊員1人1人に「パーフェクトハーモニー」の精神が染みついていることを物語るシーンです。  ここでも加賀美は奮戦します。前線に立って指示を出し、真っ先に敵に向かっていく。彼の1話からの意気込みと、みんなを助けようとする強い気持ち、そして鬼気迫る姿勢が、ザビーゼクターをも引き寄せます。ためらいながらもゼクターを装着する加賀美。かっこよすぎです。  ○キャスト・オフ  新たなザビーが生まれた一方で、カブトは3体のワームに対しても冷静沈着。ライダーキックで1体を仕留めると、逃走する2体に対しては、エクステンダーをキャストオフ。CMで既に見ていたので驚きは薄かったのですが、何か馬乗りしてるみたいに見えますね。ここからどうするのか、来週も楽しみです。

 ※「個」と「集」については、別の機会で触れたいと思います。     ↓そして、こちらが主題歌。曲はもちろん、今回、加賀美が変身したときに流れた、NEXT LEVELのサウンド版「Action!!」も収録されてますよ~    NEXT LEVEL