モーション・グリーン

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仮面ライダーカブト 第10話「俺は、もっと大事なものを掴んだ」感想

 (T_T)(T_T)(T_T)(T_T)  熱い、なんて熱いんだああああ。そして儚く、まっすぐな決断。  後半は涙がチョチョぎれですよ、ホント。

 えー失礼いたしました。カブト10話は、友情・決断・決意などなど内容もりもりの内容。内容は9話までの「個」と「集」のテーマを踏襲しつつ、天道×加賀美の関係をさらに一歩進めた、友情巨編(?)となっております。では、感想をば。    ○壊しや?  前回、加賀美変身の陰に隠れ気味でしたが、カブトエクステンダー・キャストオフ!しかも、カブトと一緒にクロックアップ。そして、ビルの窓を破壊しつつワームを追いかけます。  いや、いいよ、見栄えとしては。いいんだけどさ・・・壊しすぎだよ。天道(泣)  よく見ると、クロックオーバーした後、あの窓ガラスの破片は、通行人へ落下するんですよね?・・・それ考えると、すさまじい惨劇が展開されそうで、、、ブルブルブル。  しかも、キャストオフしといて、台座と化してるし。まあ、待ちに待ったライダージャンプキック見られたので満足なんですが、キャストオフならではの技が見たかったですねえ。しかもワームを1匹取り逃がしておきながら意外と平然としてるカブト。8話でワームを取り逃がしたことを気にしてた彼とは思えない行動。せっかくだからもっと追っかけようとしてほしかったなあ  ○祝・変身  俺は、変身したんだあああああ いやー、うれしそう。クレジットにも  仮面ライダーザビー 加賀美新 』 と明示されてたし。  もう歓喜の声にしか聞こえないほどの叫びを発しながらの大立振る舞い。いや、いいです。最高です。  ○翌日  天道家への3人目のお客様は、なんと矢車。そして、なぜかサルでマーボー豆腐作ってます。これ、住居不法侵入なんじゃあ・・・  自分に負けた、そして資格を失った・・・  矢車の独白は、挫折した男の寂しきを感じさせるものでした。昨日、彼は何を考え何を思ったのか。きっと身を削られる思いだったのだろうと思うと、目がかすんできます(泣)  自分の弱さを認めることは本当に難しいこと、そして受け入れることは、もっと難しいこと。矢車がその境地の中にいながら、胸の内をはき出す(しかも相手は天道)姿は、個として天道と真摯に向き合うようでこれまた目がかすみます(泣)おそらくここまでの胸中の課程については、語られることはないでしょうが、どこかでその話が出てきてくれるといいなあ、と思ったりもします。  マーボー豆腐の味で、彼の変化を表現する描写は絶品の旨さを感じるシーンだと思っているのですが、「お前だけの麻婆豆腐を作れ」とエールを送る天道の思いやりもgood。  矢車は天道じゃない。1人で最強を目指す必要もないし、自分をさげすむ必要もない。我が道を行くということの難しさを改めて感じます。逆を言えば、悠々と天の道を行く天道は、やはりすごい。  去っていった矢車ですが、必ず再登場するでしょう。そして彼は、必ず新たな顔を見せてくれるに違いない。加賀美同様、矢車も成長過程にあるキャラクターなだけに、今後に期待です。  余談ですが、いつかあげ損なった豆腐を選別代わりに渡すシーンなんですが、豆腐はサルの冷蔵庫にありました。つまり、この豆腐は、あの日からずっとサルに置いたまんまだったということ?いいのか、サル。もはや天道家支部と化しているような・・・  ○「刺せない蜂に、価値はない」  ザビーになって笑顔が絶えない加賀美。影山にも隊長扱いされ、ウハウハです(余談ですが、影山は今回のことをどう感じているんでしょうか?9話での加賀美の体を張った行動で、彼を仲間・隊長として認めたということになるんでしょうが、矢車のことについてはどう考えているのか、言及がないだけに複雑な心境なんでしょうか?)そして体につく紋章、てことは天道にもカブトの紋章があるんでしょうか?  しかし、加賀美への指令は無情なものでした。  カブトを倒せ  「天道と力を合わせてワームを倒す」ことを願い始めた矢先の出来事。喜びの余り、サバみそパーティまで開こうとした、矢先の出来事。  組織か、友情か  天道と初めて顔を交え、予言がごとき発言を行う加賀美パパ。組織のトップなのは、どうやら間違いなさそうです。  ○希望の花  ベルトを持つ加賀美を憎むひより。どうやらひよりを助けた少年とは別人なのか?と思ってしまうのですが・・・その憎しみは絵をも壊してしまうほど。  会話をしながらも、穏やかにひよりに歩み寄る天道。樹花同様、絵に暖かさ・優しさを感じていた天道は、その思い・暖かさを捨ててほしくないと語ります。その希望がなければ、俺たちは生きてはいなかったと。  そういう天道もやけに寂しげ。隕石落下の地に天道がいたことは、これで確定のようですが、さて。  今回、やけにセリフが多い天道。人との距離を深めようとしない天道が見せる、人への思いやりや優しさが垣間見える、穏やかな1シーンにこれまた目がかすむ(泣)  そしてようやく出てきた湯豆腐(なぜか料理を作る天道と腰掛けるひよりという、店の立場関係が逆転していることに笑)。「人としての暖かさ」と「湯豆腐としての暖かさ」の2つをかけていることに感嘆。でも「加賀美はやはりクビだな」と容赦ないセリフも(笑)  天道×ひよりってどうなるんだろう?ベルトのこともあるし一筋縄ではいかないんだろうか・・・そもそもベルトの話をされて、天道はどこまで知っていてどこまで隠すつもりなのか、これまた気になるところ。  予断ですが(今日多いな、このフレーズ)サルってお客さんこないのか?  ○友情  悩む加賀美の前に現れた天道。加賀美は胸のうちを明かしますが「やれよ」とカブト抹殺を後押しする発言をしたりと、とことん加賀美泣かせな行動ばかり。  もっとも天道からすれば、組織の命令ひとつで、これまでのような、がむしゃらで体を張った行動が取れなくなっている加賀美に、決断を迫っているんでしょうね。それが力を持ったものの責任だと。「つまらないやつになったな」というセリフは、一連の「面白いやつだ」と相反する加賀美への気持ちがでていますね。  これまた余談ですが、仮面ライダーカブト ヴィジュアルガイドブック CAST OFFにて加賀美役の佐藤さんと、9,10話監督の田村監督が対談されていますが、その中で田村監督はこの会話を「仕事と友情は違う、だから戦うときは戦って、サバみそパーティしてもいいじゃん」という風に捉えているそうです。ここまで割り切れる天道はやはりすごいというか、さっぱりしているというか・・・まあ、そう考えると、龍騎の真司と蓮もそうやって割り切っていたのかな。。。  ○資格よりも・・・  ワーム出現。加賀美ザビーが戦い、シャドウが迎撃しますが、脱皮したワームに未経験者はきつかったのか、大苦戦。おまけにシャドウにはサナギワームが。これでは前回と同じ絵。ザビーの指示により影山が一時的に指揮を執ります。これはある意味正解なんですが、はやくも新シャドウ体制に暗雲が・・・  アクションとして面白いのが、キャストオフしたザビーにクロックアップしたワームが襲い掛かるシーン、クロックアップしきれないと、こういうことが起きるのかとある意味感心。  苦戦し、今回も多数の殉職者を出すシャドウ。そろそろ人員が尽きそうなんですが・・・そこに謎の攻撃。ザビーではない。まるで水中の魚を見るために水中にもぐるがごとくクロックアップするザビー。そこには、会いたくなかった男がいた。  カブトはザビーに代わりワームを圧倒、あっさりライダーキックを決めます。  クロックオーバーのあと、目の前にはカブトとザビーが(目が覚めたかのようにザビーの方を向くシャドウ一同。今回は普通視点とクロックアップ視点からの両方から、戦闘シーンを盛り上げていたので非常にクオリティの高いシーンが多かったです)迷うザビーに容赦なく攻撃を仕掛けるカブト。  友情とは『友の心が青臭いと書く』ってな。  これ、今回はマイナスに働きましたが、使いようによってはプラスに使えそうな言葉。なぜなら、安易に「友達だよな」なんて使うもんじゃない。少なくても今回に関しては、天道の方がよっぽど加賀美のことを考えてます。加賀美のそれは、友と呼べるものかどうか・・・  また、「青臭いなら青臭いらしく、本気でぶつかっていかなければ」と叫ぶカブト。これも、これまでの加賀美らしく、がむしゃらでも全力で行っていた加賀美との比較からくる非難。ここのセリフを見ても、天道が(色々言いながらも)加賀美を評価し買っていたことがうかがえます。  友情さえ否定され、ついにキレたザビー。ライダースティングを叩き込みます。その針は天道の肩へ・・・  「やっぱりお前は面白いやつだ。青魚は調理しだいで最高の味になる」  うわ、涙が・・・なんでこんなに気を配れるんだ、お前は。痛いだろうに・・・加賀美を認めていた天道ならではのお言葉。そして加賀美はザビーの資格を放棄することで、あるひとつの答えを得ます。  資格よりも友情を取ったというのが結果なのですが、その根本にあるのは、それまで天道が語った加賀美の「おもしろい」ところ。  組織に縛られ、資格に縛られ、自分らしさが失われるなら。  気持ちが揺れ、果たすことを果たせず、己の道がかすむならば。  ならば、本当に大事なものを守ればいい。求めるものを掴めばいい。

 身一つで新たなスタートを切ろうとしている加賀美。天道の言うとおり、素材のいい青魚は、いつか天才を凌駕するのかもしれません。  ○そして3人目  トンボ型のライダーのようですね。顔が某魔法家族のお父さんのようなんですが・・・見るところ、ZECT所属の人間ではないのかな?  ○次回は  ・ついに田崎監督登場。井上脚本との超豪華コンビとは楽しみです。  ・岬、天道に陥落?  ・女性多いな次回。なんかあるんでしょうか? ↓今回は流れませんでしたが、発売したED曲です。聞き続けると、思わず「キャスト・オフ」とか「クロックアップ」とか言っちゃいそうな、勢いのある曲です。    仮面ライダーカブト エンディング・テーマ FULL FORCE