モーション・グリーン

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ガンダムSEED CE73-STARGAZER stage1 感想

 20分にも満たない時間ながらも、これまでのdestinyとは違う世界観を感じさせてくれて、非常にまとまった、濃い内容でした。セリフのやりとりよりも、1つ1つの絵で数行の言葉以上のことを語るような・・・そんな描写の多さが「MS」ではなく「人」に焦点を当てた、このショートストーリーの奥深さを感じました。まさに、アナザーストーリーにふさわしいテーマだと、改めて感じました(長編で放送すると人気が出にくい、要するに娯楽のジャンルではなくなってしまいかねないテーマに見えてしまうかもしれない、そんな要素は、短編でやるというのが1つの鉄則ですからね)  惜しむらくは、セレーネの心理描写をもう少し欲しかったですねえ、逆を言えばおいしいところは全部デュクロが持って行ったような・・・  ○人が見た悪夢  ユニウスセブン落下。本編でもその悲惨な光景が描かれていましたが、今回はそれを地球の人間視点から改めて描いているのが特徴ですね。  落下による津波を恐れて非難する人々、非難警報が鳴り響く中、その警報をかき消すような落下の衝撃。警戒したところで避けられない恐怖。現場の混乱ぶり。何もかもが、やるせない現実・・・  天変地異のように、回避不可能な事態ではない、人為的なもの。しかし、神さえもためらうのでは、と思わせる、地獄のような惨状。現場から見ると、落下後のデュランダルの声明が空しく聞こえてきますね「立ち直ってください」って・・・この状況、どうやって立ち直ればいいんだよーーー  そんななかで、行われようとしている、1つの夢への道。セレーネが、デュクロが必死に夢へと駆け上がるその様子と、「兵器」としてのMSが描かれているのがstage1のメイン部分。こうしてみると、たかだかジンでも、人から見れば黒き鬼神、まるで勝てる気がしない・・・08小隊のザクを連想させます。「ガンダム」という絶対的な兵器が手元にないためか、余計強く感じるのですが。  しかし、それでも人はひるまない、知恵と技術を使って立ち向かうデュクロ。テイストで言えば、まさにMS08小隊。  ○上を見続けるものへ  そしてこんな中でも、襲撃を繰り返すテロリスト。迎え撃つものたち。  デュクロがつぶやくセリフ「上を向いている自分を確保しておこうと思ってね。」上を見続けるセレーヌたちと、上を見ることを放棄したかのように暴れ続けるテロリスト。そのコントラストと、どちらが正しいとも明言しないこのドラマが、この世の中の難しさを感じさせます。たくさんのものを犠牲にして、夢へと旅立つセレーヌ。描写が少なくて明確にはわかりませんでしたが、彼女が成し遂げたい夢とは・・・  そして、下を見て横を見続けるものたちが、果てない闘争を始めようとしていた・・・    8月に主題歌が発売されます。この番組の切なさと儚さを体現するかのような名曲です。  STARGAZER~星の扉  機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER  そして今回配信されたstage1を含めた、全3話が収録されたSTARGAZERも発売が決定しております。      機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションII それぞれの剣  さらに、「民放で放送されないかなあ」と言っていたら本当に放送が決定したdestinySE?。詳しくは公式HP にて。