モーション・グリーン

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仮面ライダーカブト 最終話「世界がある限り、俺はある!」感想

 ついに、ついに最終回。   いいところでやってきて、おいしいところを全て持って行くところは、最後の最後まで天道らしかったなあ、と思っております。 最終回を(録画分を含めて)2回見て、やや放心状態なので加筆修正していくと思いますが、つらつらと振り返ってみたいと思います(なぜか湿っぽい・・・) 

 ○それが天の道   1人殴り込んだ加賀美。絶体絶命の中で、やはり現れた、この男。前回瓦礫の中に消えましたが、あんなものははなから信じてはおりませんよ。カブトエクステンダーとの連携行動で、見事に登場。余談なのですが、あんなところからよく声が聞こえるもんだ、スピーカーでも使っていたんでしょうか?  

 天道は語ります。「天の道」それは      「自分のために世界を変わるんじゃない。自分が変われば世界が変わる」そう信じて進む道    グッと拳を握りしめてしまった、それだけ「よく言った!!!」と叫びたくなるような、そんな強い言葉。自分が世界の中心と言い続けたその教えが、こういう形で昇華されたことが、本当に最高でした。  このセリフが独りよがりに聞こえないのは、無論天道が世界を変えられる力(カブト)を持っているから、というのもありますが、1人の、自分の、人間の、そして世界の可能性をも語っているから、でしょうか。  天道は自分1人で全てを変えろ、と言ったわけではない(どちらかというと、初期の天道はそんな感じはありますが)自分が動くこと、変わることで世界は(自分の手ではなくても)変われる、といっています。天道1人でネイティブの(根岸の)野望が止められたか、というと、答えはNOです(実際、前回でカブトは敗れていますし)。でもカブトが動くことで、犠牲や誤解はありながらもガタックが戦い、カブトが現れた。1人じゃできない、でも1人でも始めない限り世界は動かない。  かつて、ひよりはこういった。  この世界で生きていてはいけない、と。  俺は世界を守る、ひよりとひよりのいる世界を、と天道は言った。  逃げちゃいけない、この世界の一員なら、この世界を守る。そしてこの世界で生きていく。    「俺は世界の中心」それは、傲慢でも過信でもなく「自分の行いで世界を変えることができる」という自身と自我の誇り。  「人が世界の中で生きていく限り、自分と世界とが無関係ではいられない」  私の中に多大な影響を与えてくれたアニメ、ハガレンこと鋼の錬金術師の劇場版でのセリフ(若干違いますが)。だから、自分が動くことで小さくても世界は動いていき、世界を変えていくことはできる。  そう  最終回で天道が語った「天の道」  それは、僕が、私が世界の担い手であるということ。  僕らでも、世界を変えることはできる。  1人1人の力の微々たること、でも1人1人の行動で何かが変わること。  天道総司のラストメッセージは、そういうところにあった、と思っています。無論、天道のように、1人で世界を変えられるヤツもいますが・・・

 ○ラストバトル  クロックアップバトルが無かったのは残念ですが、それを補って余りあるバトルシーンでした、特にカブトVS三島ネイティブ、熱い、熱い。ガタックでも相手にできなかった相手を、途中まで互角以上の戦いぶり。カブト最強です。やはり。  その後苦戦するものの、Hカブトとなり、Pゼクターを手に大反撃。  が、  どれだけ固いのかわかりませんが、マキシマム・ハイパー・タイフーンを真正面から受けて(しかもめり込んでいるのに)受けとめてたたき割っている三島ネイティブ(劇場版555の零距離スパークルカットを彷彿させました)。強ええええ。思わず「うそーーー」と叫んでしまいましたよ。誰だ、ラスボスの雰囲気がしないなんて言ったのは(ワタクシです・・・)  で  そんな三島ネイティブに傷を付けたのは、なんとガタックダブルカリバーによるライダーブーメラン(勝手に命名)。  てことは、Pゼクター<ライダーブーメラン?  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  まあ、三島も弱まっていたということで・・・・  で、トドメはダブルライダーキック!!!さすが石田監督、最後はやっぱりライダーキックで締めてくれるとは、ごちそうさまでした。  ○歩む友  「同じ道を歩むのは、ただの仲間。別々の道を共に歩みのが」「友達、だろ?」  天道と加賀美の関係。これまで築いてきた二人の絆の集大成ですね  「俺とお前は友達じゃない」と12話に天道が言っていましたが、その答えにもなっているのですね。すなわち、加賀美にも歩んで欲しいのですね、「天の道」を。  この二人は最後の最後まで仲良しこよしにはなりませんでした(一時的に加賀美が片思いしてましたが)それはそれぞれに信じるものがあり、どちらかが常に正しい、ということではないから。だから前回天道と加賀美は本気でぶつかり合い、天道も加賀美も後悔こそしただろうけど、相手を恨んだりはしなかった。  やはり「仮面ライダーカブト」は天道と、加賀美と、そしてひよりの物語だったのだなあ、と改めて思いました。天道が本当の世界の中心に経つ物語であるし、加賀美が多くの過程を経て天道と並ぶ物語であるし。  そしてもうひとりのメインキャスト、ひよりは、料理を通じてひとりぼっちの世界から抜け出す物語。そしてそれは、より多くの料理を世に生み出し、笑顔や満足を生み出すことで、どうやら達成されそうですね。

 ○その他もろもろ  ・不死身な加賀美君。思えば最近ボロボロのキミばっかり見ていた気がするよ(笑)加賀美もさることながらよく破損しなかったガタックゼクター。ある意味本当の殊勲者だよ(爆)  ・根岸さん、意外にも普通のネイティブ。結局は天道曰く「お前はそこまでのヤツだ」ということでしょうか。  ・炎に消えたDカブト。本当のこの騒動の犠牲者。でも、最後の最後で、この世界の、カブトの作る未来を信じてくれたことは、何か救いになったのかなあ。  ・キーポイントになるかと思いきや、あまり絡まなかった「赤い靴」これって変身しなきゃ発動しないとか、そんなオチですか?  ・1年後、「ひよりお姉ちゃん」と声をかける樹花。ひよりをこう呼ぶ経緯は色々想像できて一波乱あったのかもしれないけど、樹花もひよりも新しい家族ができていることが窺い知れて、なんかホッとしました。密かな名シーンかも。  ・警察官になった加賀美(お似合いだ)と、なぜかパリまで豆腐を買いに行っている天道、矢車と豆腐対決でもあるのでしょうか?

 1年間カブトを見てきてよかった。この世に希望はある。でもそれは待っていてはやってこない。良い意味で「世界は自分を中心に回っている」と思えること、そう、世界は変えられる、そう思わせてくれた、それがうれしかった。  スタッフ、キャストの皆さん、本当にお疲れ様、ありがとう。縁があれば、またこの天の下で会いましょう!!  仮面ライダーカブト VOL.5  仮面ライダーカブト CLOCK UP  オフィシャルブック第2弾が発売されます。グラビアやキャストインタビューはもちろん、前巻で好評だった監督×キャストインタビューも満載の内容になっているようですよ。      仮面ライダーカブト特写写真集