モーション・グリーン

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仮面ライダー電王 第4話「鬼は外!僕はマジ」感想

 良太郎の意地とモモタロスとの友情(?)が眩しいくらい爽やかだった4話。同時に未来を変えることに対するシビアな現実と、それでも尽くそうとするささやかな優しさ等々、心に染み渡る30分でした。

 ○マジです・・・  前回わけもわからず包囲された良太郎。どうにか最悪の状況を脱出した良太郎は、M良太郎(モモタロス)が悪事(良太郎からすれば)に荷担していたことを知り、絶交宣言。1人でイマジンと戦うと言いだし、実際1人:プラットフォームでカメレオンイマジンに立ち向かいます。  もうこれ見る限りでは、単なる意地にしか見えません。おそらく倒せないことは良太郎にもわかっていたでしょう。でも筋を通すこと、悪いことを認めないこと、という僕たちが置き去りにしようとしていることを、体を張って示していく良太郎。ハナが、モモタロスが悲痛な叫びを挙げていたのが印象的でした。特にモモタロスの叫びは次第にあざけりから悲鳴に近いものに変わっていったのは、自分の命の危機よりも良太郎の身を案じた声に聞こえたのですが、皆さんはどう聞こえましたか?

 二度と泥棒の味方はしないと約束するモモタロス、すると  「ごめんなさいは?」「・・・あ?」「ごめんなさいは?」「・・・ごめんなさーいっ!!」

 ↑腹抱えて大笑いしました。「ごめんなさいは?」と促す良太郎も良太郎ですが、屈辱(?)と後悔と慚愧の気持ちを込めて謝るモモタロスの可愛いこと可愛いこと(爆)謝れば済むとは限らないかもしれませんが、悪いことをしたら素直に謝ること、そしてちゃんと謝れば許してくれる。そんなメッセージが込められているのかもしれません。結局電王Sにフォームチェンジした電王は、鬱憤はらしとばかりに大暴れし、最後は必殺技part2’で初撃破成功(良太郎曰く「同じジャン」なんですが、縦切りと横斬りの差は、視線に入ってくる斬撃を考えるとかなりちがく感じるはず)。

 ○変えたかったもの  今回の契約者山越。結局、オーディションに行けなかった過去を変えることにより、未来は変わるかに思われました、が、オーナーの話しによれば、オーディションには落ちたことで現在とほぼ同じ状況は変わらなかった。ま、考えてみれば合格するほどの腕前ならば、オーディション関係なくなりますからね。それに、山越が合格すれば歴史上このオーディションで合格した人が落選するかもしれない、それこそ一大事です。 が、彼の中で確かに変わったのは、オーディションを受けることができなくて生まれた後悔と意地が、受けて失敗したことで生まれた諦めとさらなる思いに変わったと言うこと。山越はオーディションを受けたことで初めて、己の力で歩み出す決意をすることができた。もう心の闇にとらわれることなく、今日もどこかで、彼は歌い続ける。  2話でもありましたが、人が抱え続ける傷というのは、結果に対する悔しさではなく、己の力を出し切れなかったとか、その場所にいられなかったという、手の届きそうな場所へ届かなかったことに対する後悔、なのかなあ、と思いました。今回良太郎達が変えようとしたのは結果だったけど、本当に本人が望んでいたのは    精一杯やること。結果ではなく、力を出し切れなかったということ。  もしかしたら、良太郎達の行うことは、人間を変えられることなのかもしれませんね。もっともオーナーは、時の運行を変えることを快く思っていないようですが・・・