モーション・グリーン

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コードギアス DVD1巻 感想

 あの日、居場所と感じていた、あの場所が失われた、あの日。

 世界を壊す、彼はそう決意した、はずだった。

 しかし、歳月はその決意を鈍らせていた。いつか、いつかと誓いながら その時をつかめずにいた。そう、あのときまでは・・・

 偶然の出来事。偶然の惨事。終わりの時に訪れた、決意と選択。

 きっかけが、彼の心に火を付けた。灯る希望、動き出す野望。

 キミのために、世界を壊すー

 ○ようやくですが  コードギアス DVD1巻の感想を書いてみたいと思います。アニメの、それもオンエアを見た作品なのに、DVDを全て集めようと思ったのはこのコードギアスが初めてでした。それだけよりきれいな画像で、よりこの作品のことを知りたいと思ったんだと、今にして感じています。1巻は特に特典も欲しかったものでしたしね。

 ○ピクチャードラマ  「あいつはもっと個人主義だったはずだ」ルルーシュは親友・スザクを評してそう言っていました。それ以外にも彼が変わったことを示唆したセリフは随所で見られました。まとめると、かつてルルーシュが知っていたスザクは今と随分違うようです。

 かつてのスザクはどういう人物だったのか、そしてなぜ変わってしまったのか。本編や小説コードギアス反逆のルルーシュ(stageー0ーentranc) で、触れられていきますが、その序章とも言える、ルルーシュとスザクの出会いを描いているのが、このピクチャードラマというわけです。  見ると、確かにスザクの印象は違います。勇を頼りにしたガキ大将という感じ。言葉遣いも荒々しく、ブリタニア人である2人を差別的な目で見ている節もあります。果たして上記の疑問は見えてくるのか、小説やSound Episodeシリーズで見えてくるようです。  また、ルルーシュとナナリーが、いかに冷遇されていたかを示す場面もありました。やはり2人は日本への人質であり、日本もそれほどの価値を置いていなかったようですね。さみしい・・・  ピクチャードラマという方式も始めて見ましたが、いつもの動画とは違っておもしろかったです。動画ではないんですがポイントとなるところではカットが挿入されていたのでそれほど違和感はなかったですし、動きが無くてもイメージを加えることでキャラクターが生き生きと動いてくるのを感じました。これ以降の過去話しでは、神楽耶も出てくるのでしょうか。楽しみにしています。  ○ネットラジオ 出張版  はんぎゃく日記の出張版、ある意味これが、購入動機の半数近くを占めてます(爆)そりゃあ、(大原)さやかさんと、(新井)里美さんのナチュラル炸裂トークに、これまた色の濃い福山さんがゲストにくるんですもの、聞きたくなりますよ(笑)  で、聞いてみると、やっぱりおもしろかったです。i-podにおとして聴きまくってます。「出てこい王子様」では、コーナーよりも福山さんのパーソナリティに突っ込むお二人。さやかさんが濃い質問を連発し、里美さんがいい受けをかますから会話が一層盛り上がって楽しい楽しい(笑)また、福山さんがメイド服を着た話し(MAGIさんの日記 によると、さやかさん公認ファンサイト「大原省」の業務日記 に福山さんのメイド服姿出ているそうなので見ました。似合ってます)や、女装した話しなど、聴けば福山さんが一段と遠い人になっていきますね(嘘)  「ニッポンの面影」など、全くコーナー成立しておらず、さやかさんのドSぶりが遺憾なく発揮された、むしろニッポンの悪食ぶりを紹介するようなコーナーでしたね(泣)さやかさんVS福山・里美(両人ともツッコミ兼試食者)の構図ができあがっているのですが、まるでそんなことを気にもせず勢いで場を作り続けるさやかさんが素敵でした(爆)ちなみにツッコミに機転と知性を感じさせる福山さんと、これだけ天然でナチュラルに人を笑わせられる里美さんの才能(?)ぶりにも注目。2人のツッコミに笑いが止まりません。  もっとおもしろいのが仲良しコーナーのムチャぶりすごろく。福山さん曰く「神が降りた」このすごろく。みんな○○キャラをやることになって、声だけ聴くと異常な空間ができあがっていたり、振り出しに戻ったり、福山さんが○○さんにメッセージ?を送る羽目になったり、さやかさんがかつて好きだった人を告白したり、とすごろくの全ての目にとまるという快挙を成し遂げます。これは語れない、ホントに聴いていない方はどこの誰かに借りてでもいいから聴いて欲しいです。  無論、その後にはまじめなお話も聞けます。オーディション話しや、福山さんのルルーシュ観、谷口監督の手法なんかにも触れられていてなかなか興味深いです。興味深いと言えば、福山さんが「谷口監督と似たような手法の方と仕事をしたことがある」という発言に里美さんが意味深な笑い方、何を知っているのやら・・・  福山さんがコードギアスについて熱く語るこのコーナーも要チェック。要はみんな、聴いて、ということでしょうか?

   ○ライナーノーツ  これまた充実しすぎですね。コードギアスは細部設定がいくらでもありそうな気がしていたので(本編でさらりと通過しているところにもありそうですし、思わせぶりな描写もありますしねえ)これはありがたいです。特にキャラクターやメカ系の設定集は見る際の助けになるので嬉しい限り。また、ルルーシュとスザクの授業形式で進むブリタニアの歴史話しやスタッフインタビュー、咲世子さんの日記コーナーなどもりだくさん。  咲世子さんの日記は大笑いしました。ルルーシュの留守に徹底掃除で、ルルーシュの超A型思考を認識したり、やることがなくてルルーシュの部屋で昼寝したり(!!)と意外に妙な(家政婦は見た、みたいな)動きをしているのに笑ってしまいました。それでも、イレブンとして逃げまどう日々を送っていた、と思われる描写。さらに日本を求めているかのような描写もあったりと、意外と意味深な?部分も・・・

 ○stage1 魔神が生まれた日  で、ようやく本編の感想なのですが、キーワードは「きっかけ」だと、改めて感じました。ライナーノーツにもありましたが、想いはあれど、歳月とただの1高校生であるという現実が、ルルーシュを(表向きは)世を皮肉る批評家のような姿にしていました。それが、とある事件に巻き込まれ、ギアスを授かることで彼の内に秘めたものが、彼の不安定なものを一気に覆っていきます。  「あの日から、俺は嘘をついていた。生きてるって嘘を。でも嘘って絶望で諦めることもできなくて……できなくて……だけど手に入れた、力を、だから」

 最後でルルーシュは、晴れて己の「反逆」を決意しましたが、このセリフがまさに全てを物語っていましたね。最後に「死ね」と言って殺し、血を浴びて笑うルルーシュに戦慄すら感じました。ここでEDだから、試写会に行った方々はさぞ驚いたでしょうね(シーンとなったと福山さんがコメンタリーでおっしゃっていましたが)  余談ですが、stage5でルルーシュブリタニアを倒すことを「もっと先のことだと思っていた」と語っていますが、果たしてどこまで正確に考えていたのか、ぼくは疑問を持っています。おそらく「俺ならなんとかできる」という自信と「どうにもできない」という現実を彷徨っていた中での‘つなぎ止め’な考えだったのでは、と思っているのですが・・・  ちなみに、コードギアスの1stOPを唱ったFLOWによると、OP「COLORS」のコンセプトも「きっかけ」だそうです。言われてみると、君と出会ったことで世界が変わった、というニュアンスの歌詞がちりばめられています。それが希望を感じさせるのでしょうね。  このstage1を見たときは、「日本人」と「イレブン」という2つの狭間での民族のアイデンティティー的な要素を思い浮かべました。実際そういう部分はあるのでしょうが、この時点ではその‘誇り’をたてに戦うのがカレンらレジスタンス、という構図のようでまだ、ルルーシュとの接点が出てきていません。ロボットアニメの1話なだけに、ナイトメアのバトルシーンもかなり綺麗。昨今ビーム化しているロボット兵器界ですが(爆)実弾やロープ(スラッシュハーケン)が飛び交う世界もいいなあ(?)  オーディオコメンタリー聴くと、オーディションやアフレコの様子から、制作陣がかなり的を絞って作っているな、と感じました。もう初めから世界観を相当作り込んでいて、脚本家に広げてもらうというより、より鮮明に明確にする作業を脚本家に依頼している、という印象を受けました。コードギアスが高い評価を受けている理由として作画のレベルがほぼ全くと言っていいほど落ちないことが挙げられていますが、初期での作り込み、完成度の高さが裏付けているのかな、とも思ってみたり。  また、今後を暗示させるワードが多いのも特徴。「王の力はお前を孤独にする」はよく取り上げられていますが、クロヴィスがなぜあそこまで研究漏洩を恐れ、材料の奪取にこだわったのか、等々。このまま本編を何度か見た後stage1を見ると、一層おもしろくなってきたり、新しい発見があったり。燕さんのブログ によると、冒頭のシーンで幼少のルルーシュとスザクを見つめるC.Cがいたようです(ぼくも確認しました)。おそらく、これ以外にも伏線がありそうな予感。

 何はともあれ、ルルーシュは「きっかけ」を掴みました。果たして世界は変えられるのか?遅くなりましたが、一緒に追いかけたいと思います。

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