モーション・グリーン

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仮面ライダー電王 第20話「最初に言っておく」感想

 謎を握る男、侑斗。良太郎同様、時の列車ゼロライナーに乗っていたということは、彼も時の運行を守る人間なのだろうか?彼の存在は、良太郎だけではなくハナにとっても意外なつながりを持っていた。果たして彼は何を知っているのか?そして、精神的に追いつめられる良太郎は、電王としての意義を見いだせるのか?

○乗車客

 デンライナーとは異なるものの、やはり時の列車である侑斗の列車・ゼロライナー。中は乗客用の広々とした車両というより、個室ベース(ちょっとログハウスっぽい)車両で、2人しか乗っていない事を考えると最適な作りですね。デネブのエプロン姿は萌えますアップしかも和食・・・いいチョイスです。

 が、当の侑斗は(いつものこと?)機嫌悪し。彼にとっては、なぜ良太郎が電王なのか納得がいかないようですね。この辺を見るあたり、電王という存在はかなり同業者でも有名で、一種の象徴のように感じます。まあ、運行を守る戦士が(某鬼軍団のように)たくさんいたらそれはそれでエラいことですが・・・

 まだ良太郎に言い足りないのか、デンライナーにやってきた2人。敵意むき出しの侑斗と友好的雰囲気全開のデネブ、端から見て捕らえづらいコンビだと思うのですが、デネブの方はキャンディーの差し入れもあり関係は良さそう。(おそらく食い意地はりそうな)モモとキンは意気投合しそうな雰囲気あり(デネブの礼儀正しさに弱そう)

 侑斗の方はというと、良太郎を罵ってばかり。自分よりも弱い(と思っている)ヤツが力を持つことを認めない、ライバル心というか、嫉妬(?)心をむき出しにしています。

 ハナは良太郎をかばいますが、「でも、野上が普通に強ければ電王だってもっと強かったはずだろ。正直ハズレくじだもんな。ガッカリしたんじゃないか?」と言われ言い返せません。ハナはハナなりに、良太郎の頼りなさを否定できないようなのですが、何もそこまで動揺して、否定できないほど詰まらなくてもえっハナさん、正直すぎです(苦笑)

 しかも、オーナーによって新たな事実が。なんとゼロライナーは、かつて消滅した時間と共に消えたはずだ、と。

 

 ハナは動揺します。まさか、その消えた時間とは・・・

 意外なところで、ハナにとっても、侑人は重要な人物となってしまいました。さらに、侑斗から愛理の臭いを感じ取ったリュウタロス。これ、嫌な予感する・・・

 まるで嵐のようにメンバーの心をかき乱して去っていった2人。保護者面談のようにモモ・キンと(あんな狭いところで)語り合うデネブがカワイイ・・・キャンディーもアメ玉だけではなく、色々タイプがあるようですねえ。

 これで、良太郎は懲りるだろう、と勝ち誇る侑斗。が、落ち込んでイマジン退治をしなくなるのではないかと心配するデネブ。さすがにまずい、と侑斗は動きます。ここを見ても、侑斗がきちんと考えて行動していなかったことが見え見えパンチ!でも、電王(良太郎)に動いてもらわなければならないのはなぜなんでしょう?ここも気になるところ。

 ○思い出

 イマジンに痛めつけられた契約者。侑斗は契約者と会い、望みがタイムカプセルを見つけることであると知ります。が、侑人の前にもそのことを聞いてきた者がいたという。なんとそれはヘコんでいたと思っていた良太郎だった。

 そこへイマジンが来襲。契約者・天野を連れ、とある建設予定地へ。良太郎は後を追いつつ変身。誰も良太郎がイマジンを追っていったことを知らなかったデンライナーのメンバー。モモは(強制的に)呼び出され、電王Sとして現場へ。そして、良太郎が1人で動いていたことを知ったハナは・・・

 

 電王Sが到着するも既に遅く、イマジンは過去へ跳んでいた。電王Sも過去へ。

 そこは、ある2人の男女の物語があった。天野の婚約者・遥香が埋めたタイムカプセル。埋めた場所を適当な気持ちで見ていた天野だったが、遥香が亡くなり、どこに埋めたかわからず途方に暮れていた。遥香の形見になるであろうその中身。

 もっときちんと見ておけば  なぜあのとき適当に接してしまったのか。

 

 きっとそれは、時の運行を乱すほどの大事ではない、おそらく(もし時の運行事項が記録されているなら)残されもしない、ささいなこと。

 でも、1人の人間の‘結果(時の運行)につながらない’想いが無価値であるはずがない。その時感じた想いのつながりが人生なのだから。

 これまで電王に登場した契約者のほとんどは、意識していなかった事で、傷ついたり悔やんだりした人たちだったように思います。後悔していることが今でもあって、些細なことなのかもしれないけど、それが引っかかっている。それこそ化け物に願ってでもその後悔が晴れるのなら、と思うほど。(後になったから気付く、という後味悪いパターン)

 でもその人達の‘結果’は変えられないけど‘課程’なら・・・

 そして‘課程’の価値が(その人にとって)‘結果’に劣るとは、限らないのではないでしょうか。『電王』を見て、そんなことを思いました。

 

 閑話休題

 過去に戻った電王S。タイムカプセルの場所を掴んで、イマジンを追います。どうもこのジェリーイマジン、かなり問答無用な性格のようで、公園の人々へ残虐な攻撃を繰り返します。電王Sはその行為と桜井さんに目を取られ、再び電流に苦しめられます。

 そこへ侑斗登場。ベルトを取り出し、カードを挿入して、変身えっ!!ゼロノスへと変わります。

 913のようなボイスに、カード挿入変身という久々の変身方法。そして「変身」の侑人の声が異常にかっこよい!!しかも雷呼んじゃうし、お前は轟鬼か(爆)しかも偶然にも同じ緑だし・・・

 「最初に言っておく、俺はかーなーりー、強い」

 牛のアイを装着したわりにはスマートな格好のゼロノスA(アルタイルフォーム)、武器のサーベルモードもかっこいいーなんだかんだ言いながら両刃刀はダイナミックで力強いです(これまた轟鬼と同形状・・・)心配された電流攻撃も八艘飛びバリのジャンプで触れさせず、触れそうになってもデネブに抑えさせるあたり、2体で戦えるというのはバリエーション豊富でいいですね。

 触手をデネブが抑えている間に、動けないジェリーイマジンをゼロノスAは滅多斬り。が、こういうやりかたはデネブのお好きなやり方ではないらしい。なんと離してしまったのです(@ ̄Д ̄@;)反動で触手が鼻に当たるゼロノスAに爆笑。外はともかく、中身はやはり侑斗だ(爆)

 電流に耐えられなくて離したのかと思えば、そうじゃないという、なんとも拍子抜けな事をするデネブ。なぜか戦闘中に正座して反省会汗正々堂々戦わないと、と訴えるデネブ。この潔さと礼儀正しさ、タロウズに教えてやってください(笑)

 

 あきれた侑斗はデネブに主導権を渡します。ゼロノスBへとチェンジするには、デネブが後ろから合体する形になるようですね。

 「最初に言っておく」「て、お前もかよ」「俺の頭(胴体に付いているデネブの顔)は、飾りだ」「・・・あ?」

 ・・・なんなんだ、この会話、侑斗がまともに見えてしまうよ(爆)

 デネブがくっついているからか、素早い動きをするタイプではなさそうです。でも肩にキャノン砲ついているし、パワーや耐久力はありそうですね。そして必殺技がボーガンモードから炸裂。見事撃破してしまいました・・・デネブも満足したようです。

 気になるのは、変身に使用したカードが消滅したと言うこと。カードがなくなりゃ変身できない、ということでしょうか?なんとも不安な制限だ・・・

 ○2人の決意

 疲れ切った体で侑斗と向かい合う良太郎。

 「やらなきゃいけないと思ったらやるよ、これからも。人助けとかそんなんじゃなくて、できることがあったらやるだけなんだ。僕が電王になった時みたいに」  「お前…」  「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらないことの言い訳にならない。僕の知ってる桜井さんが言ってた。桜井さんが生きてるなら僕は必ず連れ戻すよ」

 ・・・すごいな、良太郎は。大事なことがちゃんとわかっている、というより、2話で決意した気持ちをここまで昇華させていることがすごい。

 ここで、

 「動機」「想い」「行動」への決意を崩さない良太郎と

 「理由」「結果」「強さ」へのこだわりを見せた侑斗

 2人の立ち位置が見えた気がしました。もっとも、侑斗にはまだまだ幼稚なところが見えるし、彼が知っていることが未だ全て見えていないので何とも言えませんが・・・

 しかし、これで終わりではない。タイムカプセルを掘り出す作業がまだ残っている。掘り出す良太郎のそばにはハナの姿が。2人で泥だらけになりながらも、天野の元へ届けることに成功した。

 これで遥香が甦るわけじゃない。でも、残してくれたもの、そして想いは確かに伝わった。想いが、ものがあるだけでも、人は生きていけるのかもしれませんね。

 

 「私はね、良太郎が電王で良かったと思ってるよ。ホントにそう思う」

 なんかがんばってほじくりだした感があるんですけど(汗)それでも上手く言えないハナなりの、良太郎への感謝の思いなんでしょうね。今回に限って見れば考えすぎて、またふさぎ込んで行動できなかったハナよりも、やるべき事をきちんと見定めていた良太郎の方がしっかりしてましたからね。

 余談ですが、泥まみれの2人、なんかお似合いと思ったのは私だけでしょうか(笑)

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おすすめ度:4.5

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