モーション・グリーン

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小説 機動戦士ガンダム00 1感想

 1stシーズンが終了し、一旦時を置いた00。  振り返る意味でも、整理する意味でも最適な小説版がリリース開始です。    

 この1巻、本編で言うところの♯1~8,12~13を中心にして構成されています。言うなれば、ほぼ第1クールが詰まった1冊という事です。(空白の♯9~11は2巻に収録予定)  アニメを原作に持つ小説のいいところは、原作では描かれなかった心理描写やキャラクターの活躍が描かれる点にあると思いますが、そういった意味では、この1巻では、0ガンダムと出会うシーンでの刹那の心理描写が克明に描かれています。本編では徐々に刹那の内面が描かれていきますが、その元となった幼少時代の思い、少年が信じていた‘神’、兵器、戦争。  そして悟った「神はいない」  その後の刹那の行動理念を決めることにもなった♯1のアバンシーン。文字で、活字で感じてみると、また違った♯1以降の刹那が見られるかもしれませんよ。  また、この1巻は(今後の小説全体がそういうテイストなのかもしれませんが)CBの武力介入やその結果が、まるで軍の報告書のように淡々と描かれていきます。(手に汗握るような)戦闘シーンがほとんどなく、結果だけ描写される事もあるくらいです。  また、本編同様、CBのメンバーに大きくクローズアップされることもそう多くはありません(もちろん視点は与えられています)視点が当てられている人物(例えば序盤ではグラハム、中盤以降ではセルゲイやマリナ)が、CBをどうみて、どう捉えているかが描かれるシーンを中心にして、世界とそこに住む人々の目を通して世界のあり方を説いている、そんなシーンが(特に序盤は)多かったように思います。グラハムなど、1,2章で猛威を振るうがごとく出番が多かったですし(笑)  CBメンバーの視点は、どちらかというと障り、という感じです。心理奧面に迫ったのはアレルヤと刹那それにスメラギくらいで、ロックオンやティエリアは、2巻以降の展開の中で迫っていくのだろうな、と。  小説終盤は刹那とマリナの行動がメインになります。アザディスタンでの攻防、刹那の叫びや、エクシアの‘聖者の行進’、マリナと刹那の出会い(なぜあのとき、マリナが刹那を呼び止めたのか、その理由も描かれていますよ)。重要度が高いのか全体のボリュームの中でもこのエピソードの割合は多いように思います。  10数話をまとめた分だけカットされた部分も多く、やや早足になっているかな(名セリフが混じっているだけに、もったいないなあ)とも思うのですが分量は少なく、すぐ読み終えることができるのでお手軽です。  2ndシーズンまで、長いなあ・・・・・  ○その他  ・♯25よりも早く、この時点で「俺たちが、ガンダムなんだ」と言ってしまう刹那、まだだ、そのセリフはまだ早い(笑)  ・この時点ではまだバカップルな沙慈とルイス。小説だと、より一般市民視点がわかりやすく感じられます。ルイスがわがまま娘と言うより、純粋な乙女描写なのは、この後の悲劇性を増すため(え?)  ・沙慈に関しては、彼なりの思いで世界に関して疑問を持っていることが判明。その思いだけ見るとCBと通じる部分があるんだけど・・・  ・アレルヤの民間人救出エピソードは、よりガンダムマイスターの連携性が感じられてgood。「ガンダムマイスターは一人じゃない」というセリフをアレルヤだけではなく、終盤で刹那が言うのも密かなポイントです。  ・意外とアニメ上で語られることの少なかった既存兵器の説明はおもしろかった。特にティエレンの別名が“生きた棺桶”には苦笑・・・チューブが酸素供給用なんて、コクピットルームだけ宇宙空間ですか(笑)  

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