モーション・グリーン

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小説コードギアスⅣ&外伝『朱の軌跡』感想

 ついにR2が開始され、再びみなさまの心にも反逆の炎が燃えさかっているところと思います(笑)  そんなみなさまに、‘もう一つのTVシリーズ’小説版のコードギアス完結版と、4月に発売されたばかりの外伝のご紹介です。

 小説版完結版の本巻は、原作でいうところのstage21~25を中心にスザク視点を重視した展開になっています。(構成上の理由か、stage21の内容は触れられている程度、唯一の楽しげなエピソードなだけに残念)既に原作を見た方ならご存じの通り、非常にハードな流れになっており、読み終わった後もスッキリせず、続きを欲するところは原作と同じです(笑)ただ、次回作への伏線?とも取れるような小説ならではの描写がいくつかあるので、見比べてみるのも一興かと。  スザク視点と言うことで、スザクと共に歩む道をえらんだユーフェミアにスポットがあたることが多いのも小説版の大きな特徴。本巻の序盤はコーネリア視点が多く出てきており、理想を語るユーフェミアとの軋轢が克明に描写されています。  ユフィの味方をしたいと思いながらも、己の理想図を曲げようとしないコーネリア  理想のためなら誰をも敵に廻す覚悟を決めながら、姉と決定的に別れられないユーフェミア  信念の激突をしながらも、お互いを認め合いながらも、想いが深すぎて歩み寄ることができない二人。この仲違いが、この後の悲劇の要因の1つとなってしまうという悲劇的な展開。    周囲の想いを受けながらも、それでも理想を追うユフィとスザク。想いは美しく純粋で、人々の希望たり得るものを持っていたのかも知れない。しかし、世界はまだ破壊を求める、それほど甘くはないことを、藤堂やC.Cが冷静に分析するあたりが、この小説の憎いところです。  特区日本誕生間近、そこに起きる悲劇  後戻りできない現実、止まらない時の流れ。  残酷な真実と、残された者たちの叫び。  想いが交錯するクライマックスは、原作の雰囲気をそのままに(それ以上に)表現し、読者をあの戦場へ駆り立てていきます。  コードギアスが好きな全ての人にオススメする一冊ですニコニコ  そしてもう一冊。

 表紙のカレンが気持ちふっくらしているように感じられる(爆)小説版コードギアスの外伝。stage1~8を中心に、カレンと扇達レジスタンス側から物語は展開していきます。  とはいっても、描かれている内容はstage1~2,9がほとんど、2と9の間のエピソードはさわり程度です。当然紅蓮弐式も出てきていません。あくまで、カレンがレジスタンスの一員として戦い、黒の騎士団のメンバーとなり、リフレイン事件を通して、本当の自分の中の‘戦う理由’に気付いていく、という心の動きが丹念に描かれていきます。ラストのカレンと母親のシーンは、読んでて本当に泣けてきました(原作見てても泣けていたのに・・・)  注目なのはstage1の毒ガス強奪(実際は毒ガスではなかったのは皆さんご存じのことと思いますが)決行前夜の各人の状況や決意、想いへの描写。ナオトを失い、いつのまにかゴールを見失った組織の悲しさが浮かび上がってくるようで泣けます。stage1で死亡した陶芸家・永田の事が描かれているのも特徴的。ちなみに彼のことをすぐ思い出せなかったのは私だけではないはずです(笑)    また、まだ健全な(?)ジェレミアや、ランスロットに乗る前後のスザク。絶体絶命のカレンたちに聞こえてくる救世主=ゼロ=ルルーシュの声など、今となっては懐かしい面々の顔も続々と登場します。  もちろん小説版ならではの新規シーンも収録。幼き頃、ルルーシュとスザクに、カレンは出会っていた・・・  

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