モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

【2010年読破本89】楊令伝 第四十四回(小説すばる2010年6月号)

 ついにラストへ・・・  絶対的有利と思われていた梁山泊に思わぬ悲劇が・・・  

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◆水害  マジか・・・  水運を活かし水運があったからこそ、国を超えた新しい国を唱うことができた梁山泊が、よもや最後の最後で、その水に泣かされるとは・・・  しかも、懐かしいメンバーがことごとく流されていく(涙)  もう呆然とするしかない。  現時点では、(金の反旗を含めても)梁山泊の方に分がありそうだけど、地形の変化と国作りの根幹の変化は、梁山泊のあり方すら揺らがせそう。どうなるんだ、これ・・・ ◆暗殺  ここまで読んできた読者から言わせると、李富暗殺は遅すぎたドクロもうすでに梁山泊への謀略も、金国との密約も済んでいる。呉用らしくもない‘暗殺’という手法も含め、どこか楊令の後を追いかけるしかできなかった梁山泊首脳陣を象徴するかのような暗殺劇だったなあ。  ‘らしくない’といえば、ここにきての岳飛との接触もまた、遅すぎたよなあ。  もちろん、呉用公孫勝も、岳飛がかつて幼少期に楊令と出会い、共鳴しながらも戦い合う運命を課したことは知らないのだろうから、やるだけやってみようくらいの気持ちだったのだろうけど、それにしてもかつての魯智深(魯達)や宋江オルグぶりを思えば目をつけるべき人材だったはず。  ただ、岳飛は童貫に見いだされた少年からスタートしており、地方軍で不遇を託っていた(思想への共鳴ポイントがあった)これまでの将軍たちとは違った、ということはあっただろうが・・・    そしてここで公孫勝が逝く。呉用をかばうという最期が彼にとって望んだシチュエーションだったのかどうかはわからないけれど、梁山泊の裏を(実は表も)支え続けた漢だったことは間違いない(涙)  そして間近での‘友’の死を乗り越えることになった呉用。死ぬことすら許されず、彼の戦いは続く・・・ ◆崩壊、現実へ  ああ、フラグたってたけど、ついにきた、金の反旗。そして、梁山泊南宋と金という挟撃を受けることに・・・  生け贄が宣賛というのも悲しい。楊令伝で軍師としての活躍、もう一度見たかった(涙)  まあ、それまでの文脈から金の反旗は、梁山泊の中にも多少は想定されているはずなので、不意打ちで楊令死亡、ってことにはならないだろうけどこれで乱戦は決まってしまった。両者に勝たなければ、梁山泊という国は成立し得ない。さあ、どうなるんだああああああ

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