モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

【2010年読破本93】バガボンド 33巻

 言葉じゃなくて、  絵で、  動作で、  そして何より風景で語りかける、井上さんの見えない力に、モヤモヤさせられる1冊。  今まで倒した相手にも、家族がいた。妻がいた。息子・娘がいた。。。  かつて沢庵が武蔵に言った、命を終わらせた相手にもバックボーンがあること。それを、武蔵が実感として感じ取り、かつ、数多の人間を斬ったその自分にさえバックボーンがあることを悟らせられる武蔵。  殺し合いの螺旋を降り、望みを捨てたつもりだったのに  全てを捨てたつもりだったのに、残っていた「自分」。 というより、全てを捨てる事なんてできず、最後には自分が残る、当たり前のことにたどり着いただけ、とも言えるのだけれど、武蔵の場合、残っていた「自分」は 「俺は強い」「俺が天下無双だ」 という、剣しか自分にはない、剣で身を立てる、そして父というトラウマが産み出した「自分」  剣を捨てられない、剣しか残っていないという、心の恐怖が生み出したものであろう「自分」  「近いところ遠いところの違いはあれど、同じ中心の円だ」  最後は「自分」に戻ってきた。捨てたはずなのに、それすら循環する一つの流れでしかなかったのか。その迷いが、武蔵を小次郎との戦いに向かわせるのかなあ、と思うと、切なくなってくるなあ。    「自分」  光と闇の双方を産み出す存在。  読み終わってモヤモヤが残った。

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