モーション・グリーン

読破本・特撮(仮面ライダー)・アニメを取り上げるブログです。

【2011年読破本128】豊臣秀次

豊臣秀次 (PHP文庫)

豊臣秀次 (PHP文庫)
羽生道英

PHP研究所

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 悲劇の跡取り?秀吉の甥にして(良くも悪くも)豊臣政権の分岐点的存在だった、豊臣秀次の生涯を描いた歴史小説

 どちらかというと「殺生関白」に代表されるような、歴史上汚名を着せられ続けた秀次だが、その短い生涯の中で内政や文化的功績については、実は一定の評価をされるほど、優れた手腕を発揮しているのをご存じだろうか。本書では、、そんな秀次の業績に(特に)スポットを当て、資料をまじえながら物語を展開させていく。

 その一方で、性格・人格についてはやや引き気味。やはり情緒不安定な内面、かつ短気で感情的な言動から生じる人物としての小ささはフォローしづらいのか・・・また、晩年?の悲劇への過程については、著者が秀次の視点から身を引くかのようなさっぱり描写でやや拍子抜け。美男でモテた秀次に想いを寄せてフラれる茶々や、その恨みが原因で三成と茶々の男女関係が成立してしまい、秀次を追い詰める終盤の展開など、思い切った設定があっただけに、秀次にもっと付いていってほしかった。

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