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【2011年読破本220】岳飛伝 第二回(小説すばる 2012年 01月号)感想

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呉用、久々に魅せる!!元々、細かな戦術より大きな戦略や民政の方がお得意だっただけに、事態の打開へ大きな一歩。。。

◆ありそうでなかったのだろう、梁山泊全体会議。前回出てこなかった将校・幹部級が揃い、色々話すとみんな向く方向がちょっとずつずれてきてるなあ。蘇琪に至っては死亡フラグたちまくりやんか(涙)何より前回に続く閉塞感はぬぐえず・・・

梁山泊本部の閉塞感とは裏腹に、ワクワクさせる張朔の旅。前回予想していた岳飛より先に秦檜と会うなど、着実に可能性を拡げてるなあ。

◆かたや、張朔の同級生である王貴には、どうやら今の梁山泊は見えていない様子。これが温度差を広げ悲劇へつながるのか、それとも新たな道を切り開くことになるのか・・・

◆チャンスのはずなのにこちらも一枚岩ではない南宋内部。外敵の脅威がなくなると内部が割れていくのは政治の常だけど、こうも統一性がないとかわいそうになってくる(涙)そして次回は金軍団との激突・・・未だ混迷の中にある世界、どうなるのか全然見えません(涙)

《今回の漢たち》 張朔:飛礫の名人・張清の息子。現在梁山泊を離れ一人旅の中、元梁山泊医者の毛定の診療所へ居候することとなり、梁興や秦檜と出会うことに・・・毛定や梁興との話の中で、持参していた昆布の貴重性を知り、昆布の商いに思いを馳せる一方、持ち前の武芸を活かして毛定の診療所を手伝っている。 ※梁興岳飛軍の領地に出入りする商人。ひょんなことから毛定・張朔と出会う。洞察力に優れ、張朔の超人ぶりと商いへの才能を見抜く。 ※柴健:梁興食客。元梁山泊の将校と身分を偽っているが、実際は剣を少し学んだ程度。

呉用梁山泊の頭領に就任。就任前、梁山泊周辺の河水を土木工事で1つにつなぎ、見事水の流通路を復活させる(といってもこれまでほどの規模にはなっていない)メインメンバーを集め、今後の梁山泊について協議する場を設け、今後も話し合いを続けることを表明する。

王貴:梁山泊の若き軍人。現在は西夏への商隊指揮を執っている。梁山泊に久しく戻っていないらしく、洪水で大きな被害を被ったことや、楊令を失って方向性を見失っていることが実感として理解できていない。かつての全盛期の梁山泊を思い描きながら、梁山泊復活への道を模索する。 曹正:楊令の養父である楊志魯智深と、二竜山乗ったりを行ったこともある古参メンバー。商才だけではなく指揮力にも優れ、梁山泊軍の訓練を任されたこともあったが、現在は西夏との物流管理を担当している。楊令の幼き頃を知り、陰ながら成長を手助けしたこともある。

耿魁(コウカイ):とある鎮(町?)の自衛団の一人。実は戦死した梁山泊将校・祖永に剣を教わったことがあり、梁山泊へのあこがれを持っていた。自分の鎮を制圧した賊徒を殲滅した軍が梁山泊軍と知り入隊を希望。紆余曲折を経て、呼延凌隊へ配属され、史進にスカウトされて赤騎兵へ入る。経験と鍛錬が足りず、力を十分に発揮できていなかったが潜在能力は高い。史進同様鉄棒を得手とする。 鍾玄:呼延凌歩兵将校。元は宋の役人だったが、反逆の志を胸に梁山泊へ入隊。呼延稜の父・呼延灼に見いだされ上級将校に昇格する。派手さはないが堅実で地道な指揮は、部下から慕われている。たまたま耿魁(コウカイ)の鎮を賊徒から解放したことで耿魁(コウカイ)と出会い、彼を梁山泊に連れて行くことに。 ※陳勝:鍾玄の部下。

狄成:水軍斬り込み隊赤手隊隊長。李逵を彷彿とさせる板斧(手斧)と荒々しさ、そして純粋さを持ち合わせた、水軍の切り札的存在。李俊に頭が上がらない。その李俊から新たな水軍を作るよう指示を受ける。自分がいなくなったら、という李俊の言葉に動揺する。果たして李俊の真意とは?

秦檜:南宋の宰相。国内を整えながら、中原進出を狙っている。また、梁山泊が担っている交易の道を欲しがっており、豊かな国を作るために画策中。ただ、政治については帝・趙構の不安定な性格のため、南宋の実権を握りきれてはおらず、軍事では軍閥である岳飛や張俊、韓世忠の扱いに苦慮している。

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