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【2012年読破本31】岳飛伝 第四回(小説すばる 2012年 03月号)

さらば・・・

B007571532 小説すばる 2012年 03月号 [雑誌] 集英社 2012-02-17by G-Tools

◆子午山の終わり 水滸伝から続く、心の聖地。 還る場所。 理想の故郷。

ここに行きたい ここで何かを見つけたい そう思わせてくれた場所が、終わる

ついに、ついに来てしまった。公母が逝き、王進も・・・

楊令伝が終わるとき、予感はあった。子午山卒業生が、最終決戦でたくさん死んだ。水滸伝ラストですら、生き残り続けた漢たちが、次々に死んだ。何か、時代が終わった、そんな結末だった。

生きることに対して純粋で、内へ内へ己を入れていった王進が、送り込まれた若者達と過ごす中で感じたこと、それは人間とは、己を高めるのがゴールではなく、それを人とのつながり(社会)の中で活かし生きること。

外へ拡げる生き方が出来なかった王進が、私たちに託したメッセージを、私はきっと忘れない。

王清と蔡豹は、これまでの卒業生よりもはるかに中途半端な状態で、山を下ることになるのだろう。梁山泊の将校になるわけでもない二人が、どう生きていくのか。見届けていきたい。

◆義手 岳飛義手きたーーーー。

武松みたいに武器になることあるのだろうか?山田さんが好きそうな展開(笑)鉄製なら敵の武器も受け止められそうだし、殴っても破壊力高そう(怖)こりゃ再び戦場に出る岳飛が楽しみだ。

◆その他 ・父の財産と共に歩みだす宣凱。どうやら父同様文官の道に進みそうだが、梁山泊のことを読まされ、実学をたたき込まれている当たり、呉用の後継者候補っぽいな。ただの文官ではなく肉体も動かすのはいい感じだ。 ・放浪を経て、海へ思いをはせる張朔。始まって間もない岳飛伝だが、今張朔が最も主人公っぽい(爆)

B007571532 小説すばる 2012年 03月号 [雑誌] 集英社 2012-02-17by G-Tools

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