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ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

【2013年読破本32】大坂将星伝(中) (星海社FICTIONS)

大坂将星伝(中) (星海社FICTIONS)

 

 

秀吉の厚い信頼を得て、毛利親子の戦いは九州、朝鮮、そして関ヶ原へ。

 

特に朝鮮での戦いは、近年あまり描かれていないのでかなり貴重。

ただ、異国での凄惨な状況は、勝永の人物構成に影響を及ぼすと言うより、周りのメンバーが揃うためのエピソードになっているのがやや残念。

(まあ、あんまり掘り下げてもやりづらいのだろうけど)

 

完全に一人前ということではないものの、勝永の周りもおもしろいメンバーが揃ってきた。

ここら辺はライトノベルなノリになってきていて、ここまで読んできたコアな歴史ファンからすると「?」となりそうな文調。

だけど、これくらい明るい雰囲気じゃないと、この後の毛利家苦難の道が重苦しくなるからなあ。

僕は結構好きなメンバーなんだけど。

 

 

また、勝永が後年大活躍につながる片鱗を見せていくというより、三成を初めとした西軍諸将とのつながりを見せていくことで、人としての魅力を見せていくという展開はとてもさわやかで読んでいて気持ちいい。

(勝永も幸村(信繁)同様、大坂の陣までは本格的な実戦を主導せずにその時を迎える)

英雄として持ち上げるより、はるかにリアル。

もっとも、立花宗茂は大坂の陣で敵味方になることが見えているのでなんとなく切なくなるが・・・

 

関ヶ原の結末を受けて、全てを失った毛利親子。

ただ、これまでの人との関係性は、彼らの心に微かな光をともし続ける。

勝永が大坂城へ入る伏線は整い、大坂の陣への下準備はできあがった感じ。

 

いよいよ次が最終巻。

ここらへんの逆算構成は非常に上手い。

 

大坂将星伝(中) (星海社FICTIONS)

大坂将星伝(中) (星海社FICTIONS)

 

 

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