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【2013年読破本107】陸遜―孫権を支えた呉の大軍師 (PHP文庫)

陸遜―孫権を支えた呉の大軍師 (PHP文庫)
陸遜―孫権を支えた呉の大軍師 (PHP文庫) 太佐 順

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 ときは中国、三国志の時代、南方の一国、呉の創設期最後の参謀、陸遜の生涯を描く歴史小説

 近年、三國無双シリーズなので知名度抜群の陸遜関羽への奇襲や、劉備への火攻めがエピソードとして有名だが、この小説では呉の建国後(つまり蜀の孔明の晩年近く)から物語が始まり、若き頃の話を挟んで、晩年の悲劇へとつながっていく構成。

 あまり注目されていないけれど、陸遜って孫家と親戚なのですね、知らなかった(驚)縁戚関係って、普通は注目されがちだけど、そこに目がいかないほど、実力で名を後世に残したと言えるかもしれない。ちなみに陸遜は、戦績としては鮮やかな立ち振る舞いのイメージとは異なり、かなり我慢強く勝機を待つ戦いが多い。慎重な性格だからこそのやりかたなのかもしれないが、若さ故の他将への配慮もあるのかもしれない(元々、呉は豪族の連合体で構成されており、魏や蜀よりも集権国家としては未成熟だったらしいから、強権を発動しにくい体質ではあった)

 そして、陸遜の生涯で避けては通れない、報われない最期。史実ではもうろくした主君・孫権によって粛正されたとなっているけれど、本書では著者独自の解釈が盛り込まれており、史実とは異なる経緯が語られることに・・・(ただ、結果として、さらに切ない結末へ・・・(涙))

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