モーション・グリーン

気がつけばブログ始めてから10年を突破!たぶんこれからも本の感想とか特撮(仮面ライダー)とか映画とかアニメとかドラマとか。

2013年5月読んだ本のまとめ

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:6717ページ
ナイス数:759ナイス

 5月も、4月同様良本に巡り会えた♪読みたい本もまだまだたくさん控えているだけに、明日が楽しみっす

黄金の日本史 (新潮新書)黄金の日本史 (新潮新書)感想
金(キン)を軸にした、割と珍しい日本通史。金(キン)という一つの国の財産に(いい意味でしつこく)目線を固定し、世界から見た日本という視点を常に意識しながら展開される内容には、もはや国内だけで完結してはいけない日本史研究のさらなる課題を突きつけているような気がする。まあ、筆者の主観や独特の歴史観が随所で見られるあたり、これまでの歴史小説家としての筆者(加藤さん)の考えは、本書で書かれているところにあるのかもしれない。金保有高と紙幣発行率の比較は、経済学を学ぶ上で意外と盲点になりそうな視点なので要check!
読了日:5月1日 著者:加藤 廣
銀魂―ぎんたま― 49 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 49 (ジャンプコミックス)感想
前巻に続き銀サンVS沖田の戦いでクサナギ編完結。決着の仕方はともかく、銀サンと沖田の戦いが実現するなんて思わなかったから(ある意味本人同士の戦いではないんだけど)チョット感動(苦笑)。そして前巻の鉄子ちゃんに続き、今巻は幾松さんですか、、、懐かしキャラ強化年間でも起こしているのか銀魂は(爆)ただ、幾松さん回は銀魂らしい展開なんだけど流石にテンプレすぎる気がする・・・これだけ長く続いているとパターン化してしまうのは致し方ないのか。。。むしろ銀サン&神楽ちゃんの服の真相に唖然(笑)
読了日:5月2日 著者:空知 英秋
SDガンダムフルカラー劇場(11) (コミックボンボンデラックス)SDガンダムフルカラー劇場(11) (コミックボンボンデラックス)感想
ゴメンナサイ、幼少の頃から大好きだった、このフルカラー劇場、11巻目が出ているなんて、つい最近まで知りませんでした(涙)まさか続編が出ているとは・・・さて、11巻目は10巻でちょろっと出てきていた00軍団が電撃参戦。やっぱり「おれがガンダムだ」がえんえんとイジられるエクシアと、「オレはガンダム?だよな・・・」と今さら?動揺する初代ガンダムに腹抱えて大笑い。(最初の頃はシリアス展開あったけど)最後の最後までゆるゆる~と進んでいく世界観は、大人になってもツボでした。また復活して欲しいな☆
読了日:5月3日 著者:あずま 勇輝
名将と参謀 - 時代を作った男たち (中公文庫)名将と参謀 - 時代を作った男たち (中公文庫)感想
歴史小説作家として著名の中村氏と、史家としてこれまた著名の山内氏の対談集第3弾。今回は(このお二人にしては)明確にテーマを定めたため、きっちりまとまったトークが展開されます。だって、一度話し始めたら脱線・余談で本題進まなさそう(爆)それくらいお二人のお話はわき出る泉の如く、途切れることがなかったのだろうな。結構双方の得意テーマに関しても自重してらっしゃるので、中村氏の会津話しは著書で読んでるからおなかいっぱいだ~~という方も安心してお読みいただけます(笑)
読了日:5月7日 著者:中村 彰彦,山内 昌之
残念な会議の救出法 (日経ビジネス人文庫)残念な会議の救出法 (日経ビジネス人文庫)感想
「残念な~」シリーズで近年大注目の山崎氏の文庫本。今回は年齢問わず一度はぶつかったことのある、実りのない会議を変えるための手法が満載の一冊。正直、本書の前半~中盤にかけては、堅いビジネス書(もしくは新人研修書)かよっ、と思わせるほどの教科書ぶりでおもしろみがない。が、中盤以降の実践編や巻末の練習問題から、一気に濃密なレクチャーが行われる名著に早変わり(笑)明日からの他者との業務運営がより中身の濃いものになること間違いなし!ビジネスマンはもちろん、ゼミやサークルなど、学生でも組織に携わる方は必読の内容です。
読了日:5月7日 著者:山崎 将志
楠木正成楠木正成感想
久々に童門本読んだ気がする。。。「小説」と銘打ちながらどこか評論、それでいて現代ビジネスと結びつけながら、登場人物達の会話を紐解いていく手法は健在(おそらく読み手の好き嫌いが分かれる作家さんだろうなあ)。今回の正成に関しては、(その当時の)武士の「土地主義」と、正成の「権利主義」との差を明確に位置づけたことで、正成がなぜ他の武士と異なる視点や発想を持っていたのかが、とっても腑に落ちるよう構成されている。「悪党だったから」といった、単なるアウトロー男に留まらない正成の新たな魅力を打ち出した一冊です。
読了日:5月8日 著者:童門 冬二
明治維新のカギは奄美の砂糖にあり 薩摩藩 隠された金脈 (アスキー新書)明治維新のカギは奄美の砂糖にあり 薩摩藩 隠された金脈 (アスキー新書)感想
明治維新の立役者である薩摩島津藩、その活動を支えた‘密貿易’の砂糖。タイトル通り、島津藩の財政を支えたのが砂糖売買だったのは、疑いないところなのだけど、正直分析は今ひとつ。(著者が奄美諸島に強い思い入れがあることを差し引いても)論調に幅が欲しかったところ(そもそも、明治維新が評価されるべき革命なのかどうかすら、近年疑問視されているのだから、手放しで島津をほめるわけにはいかない、いう観点もある)それよりも、琉球よりも奄美諸島には島津は‘侵略’していたんだな。近年の領土問題を考えると胸が痛い。
読了日:5月9日 著者:大江 修造
図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)感想
シリーズ完結しちゃった(涙)もうちょっとこのドタバタ劇見続けたかったけどなあ。さて、物語は前2作のような、「目に見える歪んだ世界」から自由と権利を護る展開から一転、テロ事件と内容が酷似した作品の著者狩りに端を発した、図書隊史上最大のミッションがスタート。手塚慧を巻き込んだ、歪んだ世界からの脱却と革命の狼煙が国規模の大捕物へ発展。目線が最後まで慣れず、若干呆然としながら読み進めてしまった(笑)オールキャスト総出演に、‘気付いた’民衆の大きなうねりが加わって、希望を残した決着。しばらくはこの余韻に浸りたい~
読了日:5月10日 著者:有川 浩
使える! 「孫子の兵法」 (PHP新書)使える! 「孫子の兵法」 (PHP新書)感想
「仕事とは戦い、あるいはゲームだと割り切ればかえって楽になるものだ」と、いう切り口から始まる、斎藤先生の現代風孫子の兵法。が、中身はその切り口ほど純粋に割り切ることなく、孫子の教えを活用するための事例や極意が盛りだくさん。平易でわかりやすく、それでいて説教臭くなく、それでいて「お、ちょっとやってみようか」という思いにさせる斎藤先生の筆使いは今回も健在。ただ孫子の教えが広範囲に及ぶため、相反する要素が登場することも。実践する際には個々の見極めが必要かなあ。
読了日:5月13日 著者:齋藤 孝
働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。感想
もう6年近く前の本だけど、とにかくすばらしい一冊。(この手の本の場合決まって)もっと早く読めばよかった、と言っているのですが、この本に関しては今読んでよかった、と思う。それだけ自分の仕事への無意識(の認知)を拾ってくれて、うすうす感じていたことを、言葉にしてくれた本でもある。タイトルの通り、確かに名言を多数収録した名言本ではあるのだけど、著者の明確なメッセージを、名言を上手に織り交ぜながら、柔らかく、それでいて鮮明に解説してくれていて、そのさじ加減が本当に絶妙!仕事に悩む全ての人にオススメできる本です!
読了日:5月14日 著者:戸田 智弘
「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)感想
アニメファンなら知らぬ者のない巨匠・富野御大が語る、社会と家族の話。「家族は修行する場所」、「家族といえども一つの社会。プレッシャーがあってしかるべき」など、余人ではおめにかかることのないコミュニティのありかたが定義されていて、ガツンと頭を叩かれた気がする。さすがにこれからの日本社会の予想図が現実的(というか悲観的?)すぎて、まんまターンエー(イデオン?)世界じゃん!とも、御自身の作品を酷評しすぎじゃん!という気がするけど(笑)、そこから這い上がる覚悟と気概こそ、私たちが持つべき希望。受け止めたい。
読了日:5月15日 著者:富野 由悠季
小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]感想
岳飛伝】各人物の掘り下げ回。前回示唆された、青蓮寺がついに動き出したようで、南宋内でも政府VS青蓮寺が勃発。また韓世忠が人並みの愛着を持ったことで梁山泊との水軍決戦が近づくのか?遠く異国の地に一人起つ岳飛、着々と開拓を進める秦容、志と信念を胸に梁山泊を離れた(実際は一時離脱扱い)韓成。替天行道は場所ではなく、その心にある。だからあちこちに梁山泊はあっていい、そんなメッセージが込められているような気がするなあ。ちなみに最後の切り方は御大にしては珍しく唐突(承前スタートだから単行本化したらわからないけどね)
読了日:5月16日 著者:
信長の二十四時間信長の二十四時間感想
信長最期の1ヶ月(タイトルにある二十四時間よりも前から物語は始まり、ほぼ一日刻みで物語は進んでいく)を様々な勢力が入り乱れた状態から解き明かしていく歴史小説。信長が親王の息子を養子に迎えていた事実や明智家の将校の証言「家康を討つと思っていた」など、近年の研究で明らかになった史実要素を、伊賀の忍びを軸にした巨大謀略ドラマに仕立てるとは・・・流石「~の軍配者」シリーズ著者!ただ、終盤(特にエピローグ)は綿密だったそれまでの展開が台無しになるほどの粗雑さ(涙)違った結末があっただろうに、本当に惜しい作品だなあ。
読了日:5月16日 著者:富樫 倫太郎
特撮ヒーロー番組のつくりかた特撮ヒーロー番組のつくりかた感想
ウルトラマンギャバンなど数々の特撮作品の脚本を手がけた著者が見た、特撮作品それぞれの特徴と魅力をまとめた一冊。タイトルの「~のつくり方」ほどつくり方の紹介要素は薄いものの、時代やビジネス要素などを取り入れた、特撮の作品の進化の過程がわかりやすく取り上げられているので、特撮作品をより詳しく知りたい方にはうってつけの一冊(脚本家の仕事内容についても言及されており、シナリオライダー目指す方は必読かも)欲を言えば、ご自身以外の作品についてももう少し詳しく言及して欲しかったなあ。
読了日:5月17日 著者:小林雄次
関ヶ原島津退き口―敵中突破三〇〇里 (学研新書)関ヶ原島津退き口―敵中突破三〇〇里 (学研新書)感想
関ヶ原合戦において、撤退行動にもかかわらず、前代未聞の敵中突破を果たし、見事本国への生誕を果たした島津義弘。彼と彼を支えた薩摩島津の力の源を探る一冊は、秀吉への降伏後、領内疲弊・家中分裂・指示系統の複雑化と、よくも滅びなかったなと感心してしまうほどのボロボロ状態から分析が始まる。定説になっていた三成と義弘の不和についても最新史料を元に異議を唱えたり、義弘達の関ヶ原脱出~大坂到達までの道のり推理など、島津の底力に圧倒される内容だ。
読了日:5月20日 著者:桐野 作人
密室に向かって撃て! (光文社文庫)密室に向かって撃て! (光文社文庫)感想
東川さんの長編小説第2作。前作同様の舞台の中で、前作を遙かに超える小ネタ・ギャグ・(セルフ含む)ツッコミの嵐で腹抱えて笑う箇所多数(笑)推理小説にしてはつながりの薄いトリックに、なんとなくつながりの薄い展開と、引いて読んでみると勢いとノリで構成されているかのような流れなのだけど、それを感じさせないキャラクターの濃さ(爆)とテンポの良さは、前作を遙かにしのぐ完成度の高さ(といっても、やはり推理小説のカテゴリーに入れるには軽すぎるのだけど・・・)
読了日:5月21日 著者:東川 篤哉
別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)感想
あの「革命」から、郁と堂上が結婚するまでの空白の間を描いた‘番外編’まあ、キュンキュンさせる一冊ですこと(笑)とはいえ、随時ノロけていたわけでもなく、図書館業務は相変わらずイロイロ起きてます。スポーツ気取りなんて言わせないほどの郁の成長と、上司として、男として郁を認めていく堂上との、心の距離が少しずつ近づいていく様が微笑ましくニヤニヤしてしまう(笑)二人に隠れているけど、手塚と柴崎の関係も結構進展?してるなあ。当初から結ばれる方向性のあった郁・堂上とは違い、イチから関係作り上げてきた二人だもんなあ。
読了日:5月22日 著者:有川 浩
徳川某重大事件 殿様たちの修羅場 (PHP新書)徳川某重大事件 殿様たちの修羅場 (PHP新書)感想
リアル御三卿生まれ(だとか)の著者が、親族(祖先)から伝えられた話と、徳川目線で綴る、徳川家にまつわるエピソード集。タイトルに「重大事件」とあるけれども、ホントの重大事件はごくわずかで、まあ、いたしかたないとはいえほとんどが徳川礼讃(笑)明治以降の徳川家(徳川出身者)の活躍は一読の価値があるけれども、それ以外の戦国・江戸時代エピソードは目新しい事項が無く、かえって徳川持ち上げすぎて飛ばし気味に読んでしまった(苦笑)
読了日:5月23日 著者:徳川 宗英
氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想
アニメ見ていないけど、「そういえばこんな作品あったなあ」くらいの勢いで読み始めたけれど・・・ゴメンナサイ、こんな甘酸っぱくも切ないジュブナイル作品、もっと早く出会っていれば、と思わせる名作じゃないですか!テンポ良く、それでいてラストの「氷菓」へつながる伏線作りも見事の一言。それでいて、どこか感覚的で衝動を促すかのようなもどかしい文章。‘省エネ人間’ホータローが学校で遭遇するささいな事件。でも、彼と古典部にとっては忘れらない日々。『きっと十年後、この毎日のことを惜しまない』胸が不思議と熱くなる一冊。
読了日:5月24日 著者:米澤 穂信
小説 仮面ライダー響鬼 (講談社キャラクター文庫 6)小説 仮面ライダー響鬼 (講談社キャラクター文庫 6)感想
江戸時代?化身忍者嵐?なんのこっちゃ~と思いながら読んでみると、要素は仮面ライダーカタルシスど真ん中の作品。異形の苦悩、異端の悩み、裏切り、秘密、そして絆に友情、とこれでもかっ、てほど熱いメッセージが盛り込まれており、読めば読むほど引き込まれること間違いなし!本編とは異なり、この小説では若きヒビキの独立独歩ぶりが際立っていて、これぞヒーローって思わせる立ち振る舞いも格好良い♪ラストのメッセージは(ファンサービス要素もあるけれど)仮面ライダーを見続けてきた方なら忘れちゃいけない想い。受け継ごう、この魂。
読了日:5月24日 著者:きだ つよし
愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)感想
古典部シリーズ第2作。今回は完全長編で前作よりはるかにミステリー要素が多く感じられたけど、そう感じた読者をもあざわらう展開が(苦笑)学園モノ・ジュブナイル的作品としては、前作同様非常に完成度の高い作品だと思う。特に今作はホータローに照準が絞られており、(学生ならではの)自分への不安・期待と裏切りなど、薄いガラス越しの世界で一喜一憂していくさまは、時に温かく、時に残酷・・・ただ、切ない実態を突きつけられても、なにか自分の感性に訴えてくるものを感じられた。それは幸せなことなんだ、と思う。
読了日:5月25日 著者:米澤 穂信
カンピオーネ! 14 八人目の神殺し (カンピオーネ! シリーズ)カンピオーネ! 14 八人目の神殺し (カンピオーネ! シリーズ)
読了日:5月27日 著者:丈月 城
別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)
読了日:5月28日 著者:有川 浩
ハミ出す自分を信じよう (星海社文庫)ハミ出す自分を信じよう (星海社文庫)
読了日:5月29日 著者:山田 玲司
発信力の鍛え方 (PHPビジネス新書)発信力の鍛え方 (PHPビジネス新書)感想
ブログ・SNS・twitterなど、いわゆるネット上での発信行為における心構え(リテラシー)、リアルへの生かし方、トラブル対処法など、ネットに関わる方なら必ず抑えておきたいポイントが満載の一冊。著者は元新聞記者とあって、書き方が非常に丁寧でわかりやすく、それでいてメリット・デメリットを変に偏らずに分析してくれるので、ネットに対する変な力が入らなくなりそうな安心感を感じさせてくれる。既にネット上での発信を行っている方には既知の内容が多いが、忘れないためのガイドブックとして是非持っていて損はなし!
読了日:5月30日 著者:藤代 裕之
機動戦士ガンダム サンダーボルト 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)機動戦士ガンダム サンダーボルト 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)感想
圧倒的な描写力で迫ってくるサンダーボルト第2巻。前巻以上に無慈悲な現実が双方に訪れる、まさにケレン味たっぷりの展開。ヒーローもラスボスもいない、ただただ目の前の敵を討つしかない、重々しい雰囲気が、セリフや説明よりも絵から伝わってくる。一年戦争末期にふさわしい学徒動員、勝利を追求するが故の人体改造(もはや実験といってもいいほど)、そして極限の状況に置かれて、もはやモラルすら切り離されていくキャラクターたち。ガンダムが、ザクが、ここまで恐怖を持った存在に見えるなんて・・・
読了日:5月30日 著者:太田垣 康男
陸遜―孫権を支えた呉の大軍師 (PHP文庫)陸遜―孫権を支えた呉の大軍師 (PHP文庫)感想
三国志の時代、呉の創設期最後の参謀、陸遜の生涯を描く歴史小説陸遜と言えば、関羽への奇襲や、劉備への火攻めが有名だが、この小説では呉の建国後から物語が始まり、若き頃の話を挟んで、晩年の悲劇へとつながっていく構成。あまり注目されていないけれど、孫家と親戚なのですね、知らなかった(驚)縁戚関係が注目されないほど、実力で名を後世に残した陸遜は、鮮やかな立ち振る舞いのイメージとは異なり、かなり我慢強く勝機を待つ姿勢が印象的。報われない最期に関しては、著者独自の解釈が盛り込まれ、さらに切ない結末へ・・・(涙)
読了日:5月31日 著者:太佐 順

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