モーション・グリーン

2018年、目標は読書300冊読破!のはずが、ここにきて400冊に変更?!進捗は当ブログで随時更新中。他には特撮(仮面ライダー)・ドラマ・アニメの感想などなど。

【2013年読破本113】二十五人の剣豪―宮本武蔵から近藤勇まで (PHP文庫)

二十五人の剣豪―宮本武蔵から近藤勇まで (PHP文庫)
二十五人の剣豪―宮本武蔵から近藤勇まで (PHP文庫) 戸部 新十郎

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 塚原卜伝から榊原鍵吉(マニアック!)まで、史実に名高い剣豪二十五人をコラム調に紹介した一冊。

 個々の力量だけではなく、時代背景や彼らが剣術→剣道へと移り変わっていく剣の歴史にどのような影響を与えたのかが、大きなテーマとして内包されながら描かれているのが特徴。

 例えば、江戸時代初期、力量としては優れていたにもかかわらず、求められた要素を発揮することができず出世が出来なかった小野次郎右衛門。平和な時代にそぐわない強さを持ったが故の最期を遂げた深尾角馬。また、幕末において、平和な時代だからこそ剣を変えようとした桃井直由や千葉周作など、様々な剣豪の生き様が、歴史のうねりを感じさせてくれる。

 剣術という、力と技術を追い求めたが故の閉塞感を象徴する一文がある。

 「純粋に道を求めれば求めるほど、深くはなっても狭く、暗くなった」歌舞伎を初めとした日本の伝統芸能が持ち続ける宿命であり、剣道に限らず何かの道を携わる方々全てが背負う命題であろう。その先人であり続ける彼らが恵まれた生涯では無かったとしても、何かを一生かけて極めようとしたその生き様を、忘れてはならない。

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