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読破本・特撮(仮面ライダー)・アニメを取り上げるブログです。

【2013年読破本211】神君家康の密書

神君家康の密書 (新潮文庫)
神君家康の密書 (新潮文庫) 加藤 廣

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 秀吉の跡継ぎ問題が生んだ、‘蛍大名’京極高次

 信長の茶碗が狂わせた柴田勝家の生涯、そして茶碗の行方

 そして福島正則の執念が残した“家康の密書”。

 戦国時代の3人の武将に大胆なエッセンスを加えて新たな歴史の観点を提示した、加藤廣の歴史小説短編集。

 短編集とは言いながらも一つ一つ(特に福島正則編)は中編クラスの文量があるので、かなり読み応えあり(比較的同時期に生きてきた人物たちなので、それぞれの話しでクロスオーバーしている箇所もある)

 その一方で、構成が狭間で、飛躍しすぎな展開が見られるのが気になるところではあるが、歴史の引き立て役に回ってしまった彼らの心の揺れが、終盤になると一気に集約され、人間の行動として非常に頷ける決断へと進んでいく。従来の本能寺~関ヶ原間の歴史小説で足りない方にはオススメの一冊。

神君家康の密書 (新潮文庫)
神君家康の密書 (新潮文庫) 加藤 廣

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