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2018年、目標は読書300冊読破!のはずが、ここにきて400冊に変更?!進捗は当ブログで随時更新中。他には特撮(仮面ライダー)・ドラマ・アニメの感想などなど。

【2014年読破本65】峠越え

峠越え

 

司馬遼太郎は不思議なことに、歴史上は著名にも関わらず、通史を描いたことがない、歴史上の人物がたくさんいる。

特に有名なのは、徳川家康だ。司馬さんの描きたい流れの中に、家康は入っていなかったらしい。

 

伊東潤さんも、司馬さんの感覚に近いのだろうか。伊東さんが描く家康の前半生、ここに家康の本質が隠されている、と見えたのかもしれない。

 

「戯けの舞」風構成の本能寺前夜から、伊賀越えに至る怒濤の展開はいつもながらヒリヒリさせられる。

「戯けの舞」を読んだ方は「ああっ、ここから信雄は・・・」と思ったに違いない(笑)

 

近年採用されつつある、家康と三河武士団のビジネスライクな?関係や、滝川・半蔵といったアクセントの存在など、比較的単調な流れの中にも、ワクワクさせられる要素があっておもしろい。

 

凡庸と自分を卑下していた家康。

信長や信玄のような天才肌ではないだけで、危機を乗り越えられる力は持っている。

そういう輝き方もある、そう伊東さんは思ったのかもしれない。

 

 

峠越え

峠越え

 

 

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