モーション・グリーン

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【2014年読破本126】岳飛伝 第三十三回(小説すばる 2014年 08月号 [雑誌])

おめでとう 秦容

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これで11巻収録分が終了。 あと5巻分(予定)。連載回数でいくと15回、年月でいくと1年3ヶ月。大水滸伝シリーズもここまできた。

今回の秦容結婚(そして記念パレード!)読むと、そうか、こんな幸せが得られる場所を作ったことだって、彼らの生きた証なんだなと改めて感じる。南へ秦容が向かい、未開の地を開拓し、今じゃ大きな勢力にまで膨れあがっている。でも、そこが(例え崩壊したとしても)闘うためだけの場所なんて、やっぱり寂しすぎる。 父・秦明も、軍人としての使命の中で妻をめとった。戦いだけじゃない所でも、生きている証は生まれて、次代へ残る。そういえば、両思いなのになかなか結ばれなかったなあ、あの2人(苦笑)

そして懐かしの岑諒が登場したのも嬉しいサプライズ、これは鮑旭の章が近いかもしれない!

◆金の内紛、 ウジュVS呼延稜の激戦の中、わき出た金の内紛。そういえばこの国、後継者争いがすんなり行ったためしがないなあ。それもウジュという名将でありながら武人であり続ける男がいるからでもあるのだけど・・・

そしてどうやら後継者争いのおかげで、ウジュは金の内政(政治)に介入することになりそうだ。梁山泊にとっては救いになるが、まだまだ金の統治に関する混迷は続くのか。そしてウジュはどこまで己を貫いていられるのか。

南宋、静かな動き 一方南宋は、貿易立国への道を確実に進んでいく。秦檜は例え今の領土でも、栄えればいいというスタンスっぽい。この考えの善し悪しはともかく、貿易というところでは梁山泊とは敵対することになるし、統治についてはやはり岳飛と相容れない。むしろ南宋は北よりも南に進みそうな気配もある。となると、岳飛・秦容VS南宋という構図が出てきそうだ。

梁山泊のシナリオ 宣凱と王貴が選ぶ、理想郷の自然消滅へのシナリオ。簫炫材という存在のおかげでゴールが見てきたようだ。とはいえ、物流が政治に影響を与えるという仕組みは、金・南宋との敵対を意味する。

金はともかく、南宋とは妥協できそうな気もするが、楊令伝終盤での密勅の事もあるから、素直に 進むとも思えない。やはり戦いによる両者の弱体化をもって、梁山泊主導による自由市場の認可を取り付ける、という流れになるのか・・・

なんだか岳飛が結局のところ1人で戦い続ける道に進んでいる気がするのだが(涙)

◆その他 ・張朔と岳飛の会話が地味に好き。岳飛梁山泊の新世代からすると、敵というより、共感〈好感?〉が持てる存在なんだろうことが感じられる。素直な対応の張朔はもちろん、すぐに打ち解ける岳飛もいい感じだ。 ・李俊ら水軍老将隊、最期の予感。

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