モーション・グリーン

読破本・特撮(仮面ライダー)・アニメを取り上げるブログです。

【2014年読破本186】維新の系譜

維新の系譜
維新の系譜 原口 泉Amazonで詳しく見る by AZlink

大河ドラマ篤姫」で注目が集まった、薩摩藩の隠れた功労者・小松帯刀。彼の再評価に大きく貢献した著書龍馬を超えた男 小松帯刀 (PHP文庫)。(ちなみに「篤姫」の時代考証されていたのですね。存じ上げず失礼いたしました)

その著者が小松を含めた、薩摩藩改革に大きく貢献した三人を取り上げた一冊。

江戸時代後期、どの藩でも財政破綻していく中で、維新の原動力となった薩摩藩はなぜ、原動力となりえたのか。その秘密が紹介されている。特に組織運営に焦点を当てられており、改革というモノは一人では成し遂げられず、また犠牲無しでは変えることが出来ない、その現実を改めて感じた(実際、財政改善に大きく貢献した調所広郷は、後に責任を取って自殺に追い込まれる)。改めて「篤姫」序盤の篤姫と調所とのやりとりをまた観たくなった。ただ、内容に関しては全体的に解説内容が浅く、観点や時系列が不安定なのが気になるところ。

その一方で、宝暦治水の平田の功績は必ず読んで欲しい。そして是非忘れないで欲しい。岐阜県では未だに伝えられ続けている悲劇であり、小説としても取り上げられている、人としての本質を、美しさを思いだたせてくれる(孤愁の岸(上) (講談社文庫)孤愁の岸(下) (講談社文庫))現代に生きる我々が是非知っていきたい出来事の一つだ。

ちなみに調所研究の第一人者が著書のお父様だったということが驚き。「篤姫」序盤の調所登場の意味がわかった気がした。

維新の系譜
維新の系譜 原口 泉Amazonで詳しく見る by AZlink

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村

本・書籍 ブログランキングへ