ウィザード後日談。
きださんはTVシリーズのころから晴人×凜子だったけど、とうとう小説版で結ばれる展開へ。
致し方ないとはいえ、晴人×コヨミの余韻に浸っていたい方には、ちょっとさみしい展開になったかも。
TVシリーズを手がけたきださんらしく、コヨミのリングの行方や、晴人がきっちり自分の意志を持って生きていく姿、その他設定の回収など、物語自体は見事だっただけに、凜子の晴人への思いについてはもう少し感情の変化を見たかったなあ。
凜子ちゃんはもっと凜としていて、泥臭いながらも、芯の強い女性だったはず。
晴人が前々からずっと好き、という逆算設定は正直興ざめ。
また、TVシリーズのメインは総登場している反面、あれから時が止まったかのように、あんまり変化がないのはやや拍子抜け。
本筋じゃないとはいえ、仁藤×キマイラはもう少し抜本的な解決法ないもんか(涙)