モーション・グリーン

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【2014年読破本210】岳飛伝 第三十七回(小説すばる 2014年 12月号 [雑誌])

子午山は、そこにあった。

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◆捕虜の行方 北方水滸伝シリーズでは珍しい、捕虜の扱いを比較的きっちりと描いた回。労働力、情報の引き出し、奴隷、さらには死に兵・・・これまでも(そしてこれ以降も)捕虜は色々な使われ方をされていく存在。今回、小梁山としては労働力としての行使。ということのようだ。ちなみに彼らは解放された後、その後どうしていくのか、描かれるのだろうか。元は南宋軍、解放後一役買ってくれると、南宋突破が一層確実に見えてくるのだが・・・

◆子午山進行。 今回最大のトピックスは、まさかの子午山への金軍進出だろう。 かつても今も、子午山が金国にとって大きな意味を持つ場所では無い。しかし梁山泊にとっては聖地ともいえる場所。とすると、海陵王の狙いは梁山泊軍の誘い出しか。

子午山と梁山泊とのつながりを知って仕掛けてくるとしたら、時代を感じさせるやり方だなあ(涙)かつての英雄が次々と世を去り、戦いにおけるモラルとか、配慮といった人間くさい要素は、組織化された国家や軍人たちには感じ取りにくくなっているのか。楊令や童貫がいたら間違いなく全力で潰されていただろうに(苦笑)

おかげで出動した史進は子午山へ帰還(王母の重病に駆けつけた以来か)どうやら王進道場閉鎖後、ここは宣凱の母を初めとした女性陣と子供達の新たな魂の生地になりつつあるらしい(懐かしの犬たちも)史進が王進や王母、公叔の墓に詣でることはできたのは僥倖だったのだが、なんだろう、死亡フラグに感じてしまうのは気のせいか・・・

◆その他 ・牛直、まさかの女とSMプレイ(爆) ・王清、ようやく定住地っぽい場所に身を置く。鄭涼との関係にもようやく到着点が。 ・梁紅玉、日本にあっても自我が強く、学びや気づきの機会を逸する。しかも色狂いと言われる始末。韓世忠といい、この方といい、人間はなかなか変われないな(涙) ・李俊、最後(何度目か)の大仕事へ。

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