モーション・グリーン

読破本・特撮(仮面ライダー)・アニメを取り上げるブログです。

2014年読んだ本のまとめ(4月~6月)

引き続き、昨年読んだ本一挙紹介、4月~6月分です。


伝説の日本史 第2巻伝説の日本史 第2巻感想 井沢さんの歴史解説本、今回は源平合戦~室町までを人物にフォーカスした一冊。人によって濃度の濃さに開きがあるものの、政治的著名人だけではなく、宗教・文化などかなり広範囲から取り上げているのがポイント。時代ごとの考え方は、これまでの井沢本を読んできた方にはおなじみの内容だが、法然親鸞など、中世の宗教家や、一休や阿国などの史実イメージがあまり知られていない方の紹介は非常におもしろい内容なので一読の価値あり。今度は文化人や宗教家しばりの井沢本、出ないかなあ。 読了日:4月3日 著者:井沢元彦
To LOVEる―とらぶる― ダークネス 10 (ジャンプコミックス)To LOVEる―とらぶる― ダークネス 10 (ジャンプコミックス) 読了日:4月5日 著者:矢吹健太朗
仕事が9割うまくいく雑談の技術    人見知りでも上手になれる会話のルール (角川oneテーマ21)仕事が9割うまくいく雑談の技術 人見知りでも上手になれる会話のルール (角川oneテーマ21)感想 タイトル通り、コミュニケーション構築のために、今大注目の雑談を紹介していく一冊。定義や初歩、応用編まできちんと整理された構成となっているので、読みながら順々に使っていけるのが魅力。とはいえ、雑談テクニックについては、この本より斎藤先生の本の方がはるかに内容が濃いので、さらに雑談という“技術”を習得したい方はそちらを読むことをオススメ。 読了日:4月7日 著者:ビジネス科学委員会
峠越え峠越え感想 伊東さんが描く家康の前半生。「戯けの舞」構成の本能寺前夜から、伊賀越えに至る怒濤の展開はいつもながらヒリヒリさせられる。「戯けの舞」を読んだ方は「ああっ、ここから信雄は・・・」と思ったに違いない(笑)近年採用されつつある、家康と三河武士団のビジネスライクな?関係や、滝川・半蔵といったアクセントの存在など、比較的単調な流れの中にもワクワクさせられる要素があっておもしろい。凡庸と自分を卑下していた家康だけど、信長や信玄のような天才肌ではないだけで、危機を乗り越えられる力は持っている、そういう輝き方もある。 読了日:4月8日 著者:伊東潤
進撃の巨人(13) (講談社コミックス)進撃の巨人(13) (講談社コミックス) 読了日:4月9日 著者:諫山創
ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (14) アリシゼーション・ユナイティング (電撃文庫) 読了日:4月11日 著者:川原礫
「テンパらない」技術 (PHP文庫)「テンパらない」技術 (PHP文庫) 読了日:4月12日 著者:西多昌規
ビッグデータがビジネスを変える (アスキー新書)ビッグデータがビジネスを変える (アスキー新書)感想 ちょっと昔の本すぎたかなあ。今ではかなり注目されているビックデータの魅力を、いくつかの観点と事例で紹介していく一冊なのだけれど、ビッグデータの定義が良くも悪くも広すぎて、どこからがこれから注目されていけるビッグデータの話しなのかが、もう一つ掴めなかった。またビッグデータ収集で生じる個人情報などの情報流出についても触れるべきなのに触れていないのもマイナスポイント。いずれにしろ、新しい価値の創出や新規ビジネスをきちんと生み続けていくためにはデータが不可欠。類本を読んで勉強してみよう~ 読了日:4月15日 著者:稲田修一
小説すばる 2014年 05月号 [雑誌]小説すばる 2014年 05月号 [雑誌] 読了日:4月16日 著者:
修羅の門 第弐門(12) (講談社コミックス月刊マガジン)修羅の門 第弐門(12) (講談社コミックス月刊マガジン)感想 双子のすり替え・・・ありなんだ、それ(驚)ただ、このトリックを除いても、痛みを感じられないほどのドーピングを施された硬者だったことは間違いなく、それが近代科学が生み出した、勝利への、強者への挑戦。卑怯というのは簡単だけど、そこまでして勝つことを求められる市場主義の雰囲気ってのもあるよなあ、と少し考えさせられたなあ。まあ、おかげで斗波や、本筋の雷など、久々に圓明流の神髄を魅せてもらえたけれど、未だ九十九の“毀れ”は果てを知らず・・・ようやく『修羅』への言及がなされたけど、この状態で決勝勝てるのか? 読了日:4月18日 著者:川原正敏
名探偵コナン 83 (少年サンデーコミックス)名探偵コナン 83 (少年サンデーコミックス) 読了日:4月18日 著者:青山剛昌
史記 武帝紀 7 (ハルキ文庫 き 3-22)史記 武帝紀 7 (ハルキ文庫 き 3-22) 読了日:4月18日 著者:北方謙三
ナポレオンで仕事上達 (角川oneテーマ21 B 112)ナポレオンで仕事上達 (角川oneテーマ21 B 112)感想 比較的前の本ではあるけれど、斎藤先生のナポレオン愛がひしひし伝わる一冊。稀代の天才だったナポレオンの生き様をいくつかの要素に分けて、現代社会での仕事と結びつけて解説しており、その文章の熱さは「そりゃナポレオンだからできたんだよ」と思いつつも引き込まれること請け合いである。本書では、どちらかというとリーダー側への指摘点が多いが、逆に仕える側から見ると、ナポレオンのような万能リーダーに仕えるのはさぞや大変だろうなあ・・・死にものぐるいでがんばらないと、組織としては伸びていけないものなあ~ 読了日:4月22日 著者:齋藤孝
新選組の新常識 (集英社新書)新選組の新常識 (集英社新書)感想 あの羽織が着用されていたのは一時的?きちんと申請したら除隊は可能?幹部高給取りはウソ!、などなど新撰組にまつわる“通説”をばっさり真偽検証した一冊。新撰組を初めとした幕末研究著書を数多く手がけている菊地さんだけあって、非常に数多くの史料を検証したことが覗える。そのおかげで、論証込みの説明に説得力があり、新撰組に対するイメージが実態に近づいた気になる。強いて言えばポイントになる史料の信憑性や、その史料の紹介をもっと盛り込んで欲しかったが、この文量でそこまで入れるのは酷というものか。 読了日:4月25日 著者:菊地明
正妻 慶喜と美賀子(上)正妻 慶喜と美賀子(上)感想 未だに評価の分かれる徳川最後の将軍・慶喜。彼の一面を、女性の目線から探っていく小説。林さんの小説作品は初めてだけど、徹底した主観目線での描写や、名称の変化を絶妙なタイミングで変えてくる演出など、流石と思わせる文章構成。予期せぬ因果から慶喜に嫁ぐことになった美賀の切ない想いが、結果としては慶喜の唖然とさせる(男性にはもうひとつ飲み込めない部分もあるけれど)人間性を浮きだたせる。後半は新門辰五郎と娘のお芳が主軸となり、幕末の混乱ぶりがより鮮明に現れてくる。明治の慶喜まで描いてくれそうな後編にも期待。 読了日:4月25日 著者:林真理子
偉人たちのカルテ 病気が変えた日本の歴史 (朝日文庫)偉人たちのカルテ 病気が変えた日本の歴史 (朝日文庫)感想 どこかで読んだことあるなあ、と思っていたら、以前読んだタイトルの文庫版だったらしい。改めて読むと、「人が歴史を作る」の名言をかみしめることになった。歴史上の有名人物達の健康状態を大小の文献から検証し、本当の病名や死因は何だったのか、きちんと検証してくれている。毒殺や暗殺の類いが噂されている方々の死因も紹介されているので、政治的・推理要素以外の観点として、非常に参考になる話が多い。人物によって紹介や検証に大きなばらつきがあるのが残念ではあるけれど、現代との病状比較を糧にして、改めて命の重さを感じる一冊だ。 読了日:4月28日 著者:篠田達明
正妻 慶喜と美賀子(下)正妻 慶喜と美賀子(下)感想 前半がお芳・後半が美賀の後編。最後のプリンスに翻弄された二人の女性がきちんと信念と母性を持って慶喜を見つめた一冊。あの戊辰戦争での慶喜の逃亡劇がお芳視点で語られたけれど、巻末読むと著者は徳川関係への許可は取れているらしい、よく徳川家許可したなと思えるほど慶喜株急降下な展開(涙)それに対し物語のトーンは、世情変化と女性陣の日々の行動や想いを淡々と描写する、一貫した展開でした。第三者目線や慶喜視点が混じってきたり、盛り上がりに欠ける感もあったけれど、読み終わると、女性の強さがかえって際立つシリーズでした。 読了日:4月30日 著者:林真理子
BLEACH―ブリーチ― 63 (ジャンプコミックス)BLEACH―ブリーチ― 63 (ジャンプコミックス)感想 いよいよ復活恋次ルキアが実力発揮!(白哉の本格出番はまだ先か)とはいえ、従来隊長(しかもヴァイザード勢もあっさり)ことごとく戦線離脱していて、総合的にはかなり不利には変わりなく・・・このままじゃ護廷崩壊間近は変わらないのだが(しかも敵親玉は周辺倒しても効果薄いっぽいし)一護&その他メンバーの到着が待たれるなあ。それにしても、ルキア卍解はこの先使えるのか?ずいぶんリスク大きいぞこれ。 読了日:5月3日 著者:久保帯人
ニセコイ 12 (ジャンプコミックス)ニセコイ 12 (ジャンプコミックス)感想 各ヒロインの1話完結話が中心の中溜め巻。ついに告白を考える千棘さん、神頼みの小咲さん(爆)、オウムアプローチという変化球使うマリーさん(笑)、なんだかこのままの方がいいんじゃないか、と思えるほどみんな楽しそう(笑)るりちゃん×集の名?コンビに、最後には春ちゃん回で、いよいよ楽への気持ちに決着の時か?鶫といい、春ちゃんといい、10年前や約束に囚われず楽を好きになったことが、この作品じゃ尊い想いのような気がしてきた(逆に言えば、千棘は楽に卒業後じゃないと告白できなさそうな背景作りが・・・) 読了日:5月3日 著者:古味直志
銀魂―ぎんたま― 54 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 54 (ジャンプコミックス) 読了日:5月3日 著者:空知英秋
殿様は「明治」をどう生きたのか (歴史新書)殿様は「明治」をどう生きたのか (歴史新書)感想 昨年の大河『八重の桜』で、明治以降の殿様が時代をどう生きたのか、がちょっと注目されてきたような気がする。慶喜や定保、土佐の容堂や越前の春嶽など、維新を境にその名が消えた方々は、その後の人生をどう生きたのか?その後半生を取り上げた一冊は、(その生き方で)賛否が分かれそうだなあ。明治になっても政治の世界で活躍した方々もいれば、趣味に没頭したり、酒飲みすぎたり、と己の時間を生きた方々も・・・維新が(どちらかというと)下級藩士や浪人によって成し遂げられた革命、でも担ぎ上げられた殿様にだって生は続くのです・・・ 読了日:5月7日 著者:河合敦
とにかく短時間で仕事をする!コツとにかく短時間で仕事をする!コツ感想 「瞬発力」と「集中力」・・・その通りです、それが常時発動できればどれだけよいかと(涙)この本は、タイトル通りとにかく今までよりも短時間で仕事をするためのテクニックが書かれていますが、どちらかというと心構えの方が文量としては多め(まあ、この手の本は比較的に、最後は心構えの方に筆が行きがちですが)やはり、効率的に手早く仕事をするには、段取りと短期集中、テッパンですねえ。 読了日:5月9日 著者:松本幸夫
黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫) 読了日:5月13日 著者:北方謙三
黒龍の柩 (下) (幻冬舎文庫)黒龍の柩 (下) (幻冬舎文庫) 読了日:5月14日 著者:北方謙三
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術はじめてのGTD ストレスフリーの整理術感想 一時期すごい目にした「GTD」。当時は非常に画期的な?整理法として注目されていたような気がしたけど、初めて読んでなるほど、と唸るところはあった。人間の移り変わる心理をも想定に入れた自己管理システム化の構築、単純に業務や作業が効率化するだけではなく、行動してみて、自分が自身を知るためにも有効なんだと感じた。明確な整理法が無かったり、状況に流されすぎて自分自身のやり方を構築できていない方には一読の価値があると思う。ただ、大仰に書かれているほどのことか?という気も・・・ 読了日:5月15日 著者:デビッド・アレン
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)感想 タイトル通り、豊かさや「一位」をただ目指すのではなく、今の状態・今の環境をただ受け入れていることの危険さを、ちきりんさんが様々なテーマを通じて問いかける一冊。読んでみると、この方の現状分析力がいかに優れているかがわかる。他国と日本の比較や、金融商品の実態、求められる人材など、ご自分の経験値以外の要素をきちんと取り入れて考えを展開させていっているので、非常にわかりやすく説得力がある。確かに考えの中には、頷けないところもあるけれど、何も考えずにただ受け入れてはいけないことがひしひしと伝わった。 読了日:5月16日 著者:ちきりん
小説すばる 2014年 06月号 [雑誌]小説すばる 2014年 06月号 [雑誌]感想岳飛伝】次号への決戦溜めの回。まあ、孟康大後悔の回でもあったけれど(涙)簫炫材が順調に梁山泊各地を廻っているけれど、彼はどこに己を見出そうとするのだろうか?彼の独立心と商業に対する誠実さを思えば、梁山泊に引き込むというより、いいビジネスパートナーとして付き合った方が良さそうだけど・・・そして呼延稜総帥に死亡フラグ立ってしまったが、果たしてどうなってしまうのか?そして南方の岳飛・秦容は北へ向かえるのか?岳飛伝も三分の二を経ていよいよラストスパートへ・・・ 読了日:5月16日 著者:
「頭がいい人」は脳をどう鍛えたか (青春文庫)「頭がいい人」は脳をどう鍛えたか (青春文庫)感想 一昔前からかなり注目されてきた脳科学。脳を元気にすることで体や心が元気でいられる、というメッセージは人間の健康を考える上で、より明確な箇所へのアプローチの必要性を浮き彫りにしたような気がする。この本では各研究者や報道などで取り上げられている脳の仕組みや鍛え方、脳を大切にする日常生活の送り方などを解説する一冊。タイトルほど著名人は登場しないが、文庫本でこのページ数の中で食事や運動、睡眠などかなり広範囲なジャンルが取り上げられているので広く浅く取り入れたい方にはオススメ。 読了日:5月19日 著者:
城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)感想 単行本を読んだときは「是非読んで欲しい~」と押していた短編集、待望の文庫化!そのときは意識していなかったが、今では歴史小説作家の中で大注目の伊東潤さんが書かれているのだよなあ。濃厚ですよ、と過去の自分に言ってあげたい(爆)この作品以降の作品を思えばやや一冊のテーマ性としてはバラバラしてるなあ、とは思うものの、一作一作の完成度は非常に高く、読んでいてまったく飽きがこない。歴史上の大物たちではなく、小粒でも極太な漢・女たちが生ききっていく様は、背筋が伸びる思い。結果だけではなく生き様、その尊さを感じる一冊だ。 読了日:5月20日 著者:伊東潤
人事の日本史 (新潮文庫)人事の日本史 (新潮文庫) 読了日:5月22日 著者:遠山美都男,山本博文,関幸彦
新 仮面ライダーSPIRITS(9) (KCデラックス 月刊少年マガジン)新 仮面ライダーSPIRITS(9) (KCデラックス 月刊少年マガジン) 読了日:5月23日 著者:村枝賢一
ソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント- ザ・コンプリートガイドソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント- ザ・コンプリートガイド感想 前作からはるかにグレードアップしたSAOのゲーム攻略本。かなりのボリューム(かつ、7月のアップデートが控えているので、まだまだ終わる気配がない 涙)なので、これがあれば終盤でのイベントを取り逃さずにクリアできそう。凝り性の自分にとって、まさに悪魔のささやき(笑)しばらくは、読書の時間を持っていかれる存在になりそうだ・・・ 読了日:5月23日 著者:
あるじは秀吉 (PHP文芸文庫)あるじは秀吉 (PHP文芸文庫)感想 「あるじは~」シリーズ第二弾の文庫版。オビにずいぶんなことが書いてあるけれど、人垂らしの秀吉に仕えたら、楽で楽しそうという雰囲気がそもそも間違っているでしょ(笑)秀吉の主君が‘あの’信長なのだから、むしろやることなすことがハードル高くなるのはやむをえないし、秀吉はそれに応えようとしてまたさらにクオリティ(サービス)を高めようとするのだから、(やりがいはあるだろうけど)過酷さは余人以上・・・この本ではそんな秀吉に‘だまされ’がんばった人々の目線がリアルで他人事とは思えない(苦笑)でも、最後の『像』はないわ~ 読了日:5月23日 著者:岩井三四二
日本史 汚名返上 「悪人」たちの真実日本史 汚名返上 「悪人」たちの真実感想 日本史上「悪人」とあまりよろしくないイメージが通っている人物達に対し、歴史と心理学という、おもしろいアプローチで真相に迫る一冊。井沢さんの観点や解説は、著書読んでる方にはおなじみの内容だが、和田さんがそこに、人間心理を加えていくことでさらに説得力が増している。自分はここまで‘彼ら’を悪人とは思っていないのだが、イメージが先行していると、ここまで人物評ははっきりしてくるものらしい・・・人物の業績を『黒か白』ではっきり分けたがる日本人の気質に対する警鐘を鳴らす和田さんのお話も興味深い。 読了日:5月26日 著者:井沢元彦,和田秀樹
(032)勝ち上がりの条件 軍師・参謀の作法 (ポプラ新書)(032)勝ち上がりの条件 軍師・参謀の作法 (ポプラ新書)感想 近現代史の大家・半藤さんと、近年大注目の歴史研究者・磯田さんの対談。基本的に対談集は話し手のエゴが出過ぎてあまり好きになれないのだけど、この本は例外、おもしろい!「軍師」の変遷を古代から近現代まで網羅しながら語り合うという、トンデモ内容なのだけど、お二人の知識と観点が広く太いので、ワクワクしながら読み進められる。講演会に参加しているかのようなライブ感、どこかで記念講演とはやってくれないだろうか(笑)『軍師論』はある程度語り尽くされたような気がしていたけれど、定義を拡げればまだまだ考える余地はありそう。 読了日:5月28日 著者:半藤一利,磯田道史
牢人たちの戦国時代 (平凡社新書)牢人たちの戦国時代 (平凡社新書)感想 黒田官兵衛本で注目が集まっている渡邊さん本。タイトル通り「牢人」の実態について、時代の変化に沿った紹介をしているので、我々が抱いている「牢人」はいつから生まれてきていたのか、を知る非常におもしろい内容。まあ、どの時代もその土地の者ではない存在は、良い扱いをされなかったんだなあ(涙)ちなみに「浪人」と「牢人」の違いは意識していなかったせいか、目から鱗!また、滅ぼされた赤松牢人衆がお家復興する話や、宮本武蔵が実は関ヶ原東軍に参戦してたのでは、という説は非常に興味深い。日本史玄人な方には特にオススメの本です。 読了日:6月2日 著者:渡邊大門
一〇年代文化論 (星海社新書)一〇年代文化論 (星海社新書)感想 流行ってすぐに廃れる、最近の流行(文化)。私たちの‘何か’をそこから読み取っていくことは可能なのか。その鍵を「残念」という言葉をスタートに、音楽やゲーム、アニメなど広範囲のジャンルをバランス良く分析していき、10年(2010年代)に内在しているものを紐解いていく一冊。「僕たちのゲーム史」が今でも印象に残る著者が、豊富な情報と知識を元に新たな挑戦をしているのが印象的。ただ、気のせいか一歩以上退いたかのような視点と文章の冷静さが気になってしまう。前作のような、のめりこんだ作品を期待してしまうのだけど・・・ 読了日:6月3日 著者:さやわか
こちら葛飾区亀有公園前派出所 190 (ジャンプコミックス)こちら葛飾区亀有公園前派出所 190 (ジャンプコミックス) 読了日:6月4日 著者:秋本治
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 パーフェクトバイブル (ファミ通の攻略本)第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 パーフェクトバイブル (ファミ通の攻略本)感想 さあ、コレ読んで天獄編に備えておきましょう!隠し機体や隠しルート、隠しパイロット情報がきっちり入っているので、取り逃した方は二週目以降で入手しておきましょ♪ちなみに、この攻略本ではユニコーンベタボメなのだけど、とてもそうとは感じられなかった・・・ま、バナージは結構使えるのだけど(苦笑) 読了日:6月4日 著者:
戦国時代の組織戦略戦国時代の組織戦略感想 堺屋歴史著書の総決算とも言うべき一冊。信長という偉人のすごさや「秀吉」欄で弟・秀長の功績をこれでもか、と語るなど、堺屋著書読者ならニヤリとさせるところが随所にあり。今年の大河ドラマの主役・官兵衛についても言及するサービスもあります(ちょっと辛口)。難しいポイントを突いているにも関わらず非常にわかりやすく、それでいてページ数少なめ。日本の飛躍時期に焦点を当てている分、家康にはほとんど触れていないところに、堺屋さんの意思を感じるなあ。日本史ファンなら必ず理解して損無し内容ばかり。続編希望! 読了日:6月5日 著者:堺屋太一
「戦国大名」失敗の研究 (PHP文庫)「戦国大名」失敗の研究 (PHP文庫)感想 日本の戦国時代、なぜ‘彼ら’は滅びの道を進んでしまったのか?よくあるリーダーの能力に理由を求めるのではなく、配下(スタッフ)や組織に焦点を当て、本当の滅んだ原因を探っていく一冊。武田・足利(義昭)・柴田勝家関ヶ原での西軍・そして豊臣家を取り上げており、状況の分析はもちろん、歴史研究ではタブーとされている「if」にも挑み、滅亡につながった事項での他選択肢を検討していく箇所もある。著者の思いも色々込められており、ただの読み物としてだけではなく、リアルな教訓としても読み進められる、厚みのある内容だ。 読了日:6月6日 著者:瀧澤中
自分ブランドの教科書自分ブランドの教科書感想 会社の名前や、肩書きに囚われない、自分自身の力が求められる現代。そう言われながらも、なんとなく生きている方に、ちょっとした冒険を進める一冊。右にイラスト(図面入り)、左に解説と、わかりやすく見やすい構成の本だけど、あくまで入門本なので、マニュアル本ではなく、心構えを学ぶ意識で読むと○。ささいな仕事の中にも創意工夫を盛り込み、自分で判断し決断して実行。その結果を分析し、次に活かす。これを繰り返せば、ただ場当たり的に仕事をしている人よりも、間違いなく伸びる。これは自分の経験からも当たってると思う。 読了日:6月9日 著者:藤巻幸夫
新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)感想 司馬作品は概ね全部読んだつもりだったけれど、まさかの大河主人公小説を読んでいないとは(汗)というわけで黒田官兵衛を題材にした司馬遼太郎歴史小説。御本人の話の通り、最初はまるで短編エッセイの如く、姫路の黒田家発祥までをゆらりと語るところから始まり、官兵衛はしばらく出てこない(苦笑)それでいて、黒田家はそれまでの武家とは異なる雰囲気を、気がつくと受け入れながら読んでいる自分に気づく、この司馬節の不思議さは何なのだろうか・・・大河ドラマとは異なる、才覚はあるが熱さのない官兵衛も、結構面白い存在だ。 読了日:6月11日 著者:司馬遼太郎
新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)感想 足利将軍やその武将達との出会い、そして揺れ動く時勢の中で、官兵衛はついに播磨を織田色に染めるべく、信長・秀吉の元へと向かいます。この巻ではとにかく播磨という、決して辺境の地ではないにも関わらずまとまりのない田舎精神の地に降り懸かる、織田or毛利の揺れ動きが、言葉を変え表現を変え、視点を変えて描かれている、正に司馬節が全開。司馬ファンにはたまらない文章がガンガン登場します。1巻で消化不良の方は、今巻で一気に引き込まれること請け合いです。 読了日:6月12日 著者:司馬遼太郎
新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)感想 官兵衛最大の危機・有岡城幽閉。彼の痛ましい1年もさることながら、彼を取り巻く勢力の決断に、組織の興亡が映し出されていて、何だか他人事ではない(苦笑)きちんと‘何のために’を明確にして決断した黒田家と、理念無き決断をした村重。彼と彼の一族の末路を読むと、なぜこうなった、と哀れみすら感じてしまう・・・やはり1人では何事も成せないということですねえ(皮肉なことに、官兵衛は幽閉されたことで、今まで以上に己を俯瞰していく)そして織田の覇権が進み、時代は覇道から王道へ。 読了日:6月14日 著者:司馬遼太郎
新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)感想 司馬官兵衛、完結編。これまでの司馬作品での主人公(例えば坂本龍馬高杉晋作など)が‘史実’として定着するほど強烈な影響力を持っていたのに、この作品での官兵衛が‘史実’になっていないのが理解できるような気がする幕引きだった。知恵も才覚もあるのに、無欲でお人好し、それでいて不意に現れる野心と向上心。そしてそんな主人を無類の結束力で支える家臣団。どこかちぐはぐなのに、人として充実した終わり方を描いた司馬さんにとって、官兵衛と黒田家の生涯は理想の人の生き様であり、理想のカタチだったのかもしれないなあ、とふと思う。 読了日:6月17日 著者:司馬遼太郎
小説すばる 2014年 07月号 [雑誌]小説すばる 2014年 07月号 [雑誌]感想岳飛伝】ほぼまるまる梁山泊VS金軍大決戦!呼延稜と史進はまたしても死亡フラグ回避(というか、むしろ史進無双ショー)とはいえ、山士奇(涙)死を覚悟していた呼延稜よりも、ある意味衝撃が大きかったかも。最期のセリフ・・・そんなこと言ってくれるなよ(涙)彼の死が秦容陣営を揺さぶることになりそうだなあ。一部メンバーの現役復帰フラグたった気が・・・そして秦容は呼延稜を理由に色々リミッターかけている気がしてきてやや腹立ち(苦笑)将校が小粒の梁山泊に対し、体制ができあがってきた秦容&岳飛軍の方が楽しみになってきた♪ 読了日:6月17日 著者:
乱読のセレンディピティ乱読のセレンディピティ感想 類書ばかり読むな、読んで満足してはいけない、丁寧な読み方は逆効果等々、まさに「人生のための読書」のあり方を説くエッセイ(随所で脱線しているけれど、根っこは同じ、と御自身が自覚しているので、同じところへ戻っていく)。そして極めつけは「セレンディピティを起こすための乱読」と、まるで茂木さんのようなお話へ(笑)でも、本を読む事って、ただ読んでフンフン頷くだけで終わりにいけない偉大な指南書。取り入れること、活かすこと、それ以前に読むことですら、エネルギーを使うこと、と再認識。読むことも冒険できる人間であれ! 読了日:6月19日 著者:外山滋比古
ハヤテのごとく! 41 (少年サンデーコミックス)ハヤテのごとく! 41 (少年サンデーコミックス) 読了日:6月20日 著者:畑健二郎
甘城ブリリアントパーク (4) (富士見ファンタジア文庫)甘城ブリリアントパーク (4) (富士見ファンタジア文庫)感想 とっちらかってたこのシリーズもようやく前巻あたりで安定してきた気がする。今巻も中編+短編の中溜め展開だったけど、キャラの掘り下げがきっちりされてておもしろかった。賀東さんノッてきたぞ(笑)まあ、いろんなところ敵に廻しそうな発言とか(苦笑)呪い排除の儀式でクイズとか、残念エピソードあれで修正済なのか(爆)とか無秩序な攻めの姿勢はハラハラするけれども(涙)そしてアニメ放映が近づいているけれど、エピソード足りない気がするのだが・・・(まあ御自身がアニメの原案出せばいいのだろうけど) 読了日:6月22日 著者:賀東招二
5分で「やる気」が出る賢者の言葉 (小学館101新書)5分で「やる気」が出る賢者の言葉 (小学館101新書)感想 斎藤先生の新刊、サブタイトルに『技術』とあるけれど、確かに大きな人生の哲学というより、日々の決断を、‘前のめり’に決めて進んでいくための、【決める】後押し要素が満載(むしろ、人によっては食い足りないかもしれない)。後世に名を残した人たちも、苦しい日々(とダメっぷり)を、想いとプロセスを持って乗り切って、(長いスパンの中で)結果を残したのだから、私たちも結果のみを見ずに、プロセスを見据えて日々を作り上げていこう。そこに必要なのは信念とそれを形にできる技術、それを持っているか、読み直しながら探していきたい。 読了日:6月23日 著者:齋藤孝
超バカの壁 (新潮新書 (149))超バカの壁 (新潮新書 (149))感想 前著と変わって、様々なテーマに自分の考えを述べていくコメントまとめ、のような体裁。とはいえ、読めば根底にあるのは『バカの壁』で示した、無意識に存在させた‘壁’への警告。前著が観念・概論だと思われた方は読んでみると色々解消するかもしれない。特に「職業論理」話は胸に期するものがあった。自分の仕事に対する論理(方向性)は自社(自分)が決めるべきもので、外野に委ねるから歪む、正にその通りだ。ビジネスに関わる方々は仕事の軽重に関わらず読んで欲しい。現実できるかどうかはあるけれど、持っておきたい要素ばかりの一冊です。 読了日:6月24日 著者:養老孟司
「自分」の壁 (新潮新書)「自分」の壁 (新潮新書)感想 これは大作にして、忘れていた自分(人間)に対する誠実な問いかけだ。養老さんの論調が好きになれないという方も是非読んで欲しい。それだけはっきりさせておくべきだったことが詰まっている。自分、体、絆、仕事、そして自信・・・テクニックで埋まらない自分への不安や迷い、聞いて答えをもらっても晴れない疑問や衝動、その答えがこの本にあると言っても過言じゃない。根本を言葉にしていただいたおかげで、この本を読んで自分の芯が少し強く柔らかくなった気がする。文句なしのオススメの一冊! 読了日:6月26日 著者:養老孟司