日本史は今なお、細かいところを当たり前のようにスルーすることがある。
平安時代、朝廷がなぜ軍事力を持たなかったのか?
なぜ武士が台頭したのか?
なぜ源氏と平氏はお互いだけでなく身内でつぶし合ったのか?
上記の質問を、側に居る人に聞いてみよう。
「そりゃあ、○○○だよ」とそれっぽいこと言われて、そこでおしまいになる可能性が高い。
だが、この質問、実はとんでもなく重要な質問だ。
そして、これの答えこそ、日本を(日本人を)知るためには欠かせない要素が隠されている。
きちんと教わらなかった疑問。
これに、おなじみ井沢さんが明快な答えを出している1冊。
(ちなみに、上記の質問の答えは本書読んで確かめて欲しい)
実は、本書で語られている論調や理論、井沢本読者からするとおなじみのものばかり(苦笑)
だが、これでだいたい理解できてしまうから不思議(笑)
そして繰り返し読んでも飽きない。「おーーー、きた、井沢理論」と拍手喝采(爆)
そして、本書の中、色々なところでいろんな人に石投げているのもご愛敬(爆)
あんまりいろんな人批判していると捕まりそうでおっかないのだけど・・・
日本史の見方が変わる井沢理論
ヤミツキになる人続出の井沢本。
本書はその中でもわかりやすく、説得力がある内容。
導入の本としてもオススメだ。