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【2015年読破本137】三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者 (朝日文庫)

 

三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者 (朝日文庫)

 

文庫版改めて読了。

 

やはり、三国志は孔明の死で終わったんだなあ。

英雄無き世界は、もはや波乱も奇跡も起きづらい場所になっていく。

そしてそれは、姜維が夢見た舞台が、もう訪れないことの証でもあった。

 

よく姜維は侵攻ばかり考え政治をおろそかにした、とか、

戦術はともかく戦略は孔明には及ばない、とか言われている。

 

そりゃそうだ。

 

彼が願った世界は孔明や仲達たちがいて、初めて成立する世界なのだから。

 

強敵を味わうことが出来た空気のなかにいたからこその自分。

そして、自分が保てないかのような生き様しか自分に課せなかった麒麟児。

 

それは彼だけではなく、魏にも、呉にもいた。

そして彼らは示し合わせたかのように己を解き放ち、そして成熟していく世界から拒絶されていく。

 

だからこそまぶしくもあり、切なくもあった。

 

単行本版でも思った。

これは『姜維伝』とあるが彼だけの物語ではない。

 

英雄達と共に生ききれなかった者たちが魅せた、残光の物語である。

 

三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者 (朝日文庫)

三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者 (朝日文庫)

 
三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者 (朝日文庫)

三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者 (朝日文庫)

 

 

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