モーション・グリーン

読破本・特撮(仮面ライダー)・アニメを取り上げるブログです。

【2016年読破本12】岳飛伝 最終回(小説すばる 2016年 2月号 [雑誌])

「ほかに、何が見えますか?」

「湖塞が」

史進が見た先の風景が、見えるようだった。

 

小説すばる 2016年 02 月号 [雑誌]

小説すばる 2016年 02 月号 [雑誌]

 

 

ついに、終わった。

思わぬ小梁山の激闘も、

岳飛が夢見た漢民族統合の大登場も、

梁山泊の長きに渡る戦いも、

そして突出した個が世を動かす時代も、現れては散り、そして消えていった。

 

きっとこの結末は永遠のものではない。いずれ新しい形が構想され、また誰かの意志によって国は変わっていく。

 

それでも、あの湖が、あの想いがある限り、よりよい道はきっと生まれる。そう、数多の生き様が教えてくれた、51巻だった。

 

結局のところ、世が変わるのがゴールではなく、彼らが手探りで見つけた結末と、その結果が、世を安定に導いた。ということなのだろう。

 

最後に「侯真、寂しいのか?」という言葉に、不覚にも目が潤んだ。

キラーパスを出してくる御大がニクい(笑)

 

物語は終わった。でも胡土児や日本との関わりのことを思うと、続編の下地は十分だと考えていいはずだ。短編集でもいい、スピンオフなノリでもいいので続きが読みたいです!

 

 

小説すばる 2016年 02 月号 [雑誌]

小説すばる 2016年 02 月号 [雑誌]