何でも調べてしまう現代。
気がつけば、どこまでが自分の考え(自分で考えたこと)なのかわからなくなる(涙)
これからは、自分が考えたり構築したことに価値が出ないとAIに負けてしまう、という恐怖感がつきまとうようになってきた・・・
でも、自分らしさの発揮はもちろんのこととして、それ(考えとかアイディア)の価値を認めてもらうためには、どうしたらいいのか?
実は最近、哲学が注目を集めているのは、上記の答えになるものを秘めているからかもしれない。
本書は哲学を応用した、考えるクセの確立を提唱している小川さんの哲学思考術。
とはいっても哲学はあくまで根っこの要素であり、具体的な思考訓練や、使える発想法など使えそうなやり方が中心なので、構えること無く読んで大丈夫だ。
紹介されている様々な手法をきっかけにして、その過程から出てきた自分の考えや閃きこそ、アナタの考え。
あとは、それ(それら)の仮説検証を行うだけだ。
むしろ、哲学的要素の紹介コーナーはきちんと解説しようよ、と思うほどのざっくり解説(苦笑)
あげくの果てに、最後にきて、困ったら気合いだの、自然に委ねよ、だそうな(爆)
まあ、哲学らしいけど・・・