モーション・グリーン

2018年、目標は読書300冊読破!進捗は当ブログで随時更新中。他には特撮(仮面ライダー)・ドラマ・アニメの感想などなど。

【読書感想】真実の航跡 第2回(小説すばる 2018年 2月号 [雑誌])。日本人の美徳が生んだ悲劇

伊東さん、耳が痛いです(笑)

 

小説すばる 2018年 02 月号 [雑誌]

小説すばる 2018年 02 月号 [雑誌]

 

 

現代(といっても戦後すぐではあるけれど)から過去を紐解く形式で進むこの作品。

ダートマス号事件がなぜ起きたのか、それが記録から明らかに。

 

そのきっかけとなったのが、日本人の“美徳”「察する」だったとは・・・

現代になっても、日本人の中においては「言わなくても伝わるだろ」「空気読め」などで残り続ける、この感覚。ただ、このケースは明確な指示を出さず、責任を放棄したかのような上層部にも問題はあるよなあ。

 

また、「察する」ことが当てにならないという点がある一方で、「察する」ことが出来るくらい、お互いを知って感じることができていたか?という点も浮き彫りになり、劣勢に立たされた日本の悪循環を象徴するかのようだった。

 

五十嵐にも乾にも言い分があるところが、どう悲劇につながるのか、次回も戦々恐々だ。

 

また、遠い異国の地で利害も異なる者同士が、どこかつながり会うシーンは、「察する」(というよりつながる?)可能性を感じさせてくれたなあ。

 

小説すばる 2018年 02 月号 [雑誌]

小説すばる 2018年 02 月号 [雑誌]

 

 

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