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【読書感想】三木城合戦記 加代の戦場 第1回(小説すばる 2018年 6月号) 秀吉の城攻めイメージが変わる?!

小説すばる 2018年 06 月号 [雑誌]

 

 

豊臣(羽柴)秀吉の代名詞の一つ、城攻め。

物量作戦と念密な城の包囲で敵を脱出させず、味方の犠牲を最小限にとどめ、敵の死傷者も最小限。一時、信長の殺戮実績と対比され、平和的な手法とさえ言われてきた。

 

けど、兵糧攻めにされた籠城側からすれば生き地獄だし、(そもそも)大小こそあれ領地を荒らす侵略行為であることに変わりは無い。

 

僕がそれを実感したのは、大河ドラマ『功名が辻』だった。

 

www6.nhk.or.jp

 

本作で登場する忍び・こりん(演 長澤まさみ)。

一豊に惚れていたこりんは、彼の力になろうと城に潜入。ところがその城は秀吉によって包囲され、こりんは脱出できず兵糧攻めに巻き込まれる。

 

そして、開城された時、彼女は失明していた。

 

一豊によって発見されたこりんは、秀吉の城攻めを責め、秀吉の行いを非難した。

 

こりんという存在がフィクションと知りながら、

このネタが別の作品でも登場するエピソードと知りながら

その映像からくる衝撃で、僕の中の“秀吉神話”は崩れた。

 

こりんが籠城した城は奇しくも本作と同じ、別所氏の城。

そして彼女が体験した地獄が、本作でも描かれるのだろうか?

 

城攻めの籠城(侵略からの防衛)側である領民側から見た、侵略の実態。

 

戦国時代あちこちで起きていたであろう悲しみと怒りの光景をミニマム視点から描く

天野さんの新作がスタート。

 

日常の中に潜む、悲劇への恐怖。

突然やってくる、後悔や悲しみ。

 

主人公?加代の怒りや悲しみがジワジワくる展開・・・

次回は籠城に突入だろうか?

 

連載は3ヶ月に1回?のペースのようだが、気がかりなのは、単行本化するなら、

地味すぎてちょいとエネルギーが足りないこと。

著名な戦国武将が出てこないと辛いかも。

 

 

小説すばる 2018年 06 月号 [雑誌]

小説すばる 2018年 06 月号 [雑誌]

 

 

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