モーション・グリーン

紆余曲折を経てブログ開設10年越え!たぶんこれからも本の感想とか特撮(仮面ライダー)とか映画とかアニメとかドラマの感想書いていきます。

小説すばる 2018年 6月号 「北方謙三×カズレーザー対談」が予想以上におもしろい

小説すばる 2018年 06 月号 [雑誌]

 

大変失礼ながら、前号で予告見た際はそれほど期待していなかった。

カズレーザーって、なんで?と思ったもので。

 

確かにカズレーザーはインテリで知的な男なのは良く知っている。

でも、それと御大と対談できる存在なのかどうかは別問題。

なんか、どこぞの事務所の意向でも働いたか(爆)と。

 

読んで見ると結構面白い。

御大の聞きぶりや答えぶりが丁寧なのもあるが、カズレーザーの研究ぶりもすばらしい。

 

読んで良かったし、対談してくれて良かった、と素直に思う。

 

【以下 特筆すべき内容】

・カズレーザー、チンギス紀の人物相関図や気になった箇所をメモした専用ノートを創っていた!

・御大「なんとなく読んで欲しくないね。こっちは必死で書いているんだから」

・御大「チンギスの夢は国をなくすこと。なぜ同じ草原の氏族が分かれなきゃいけないのか、なぜつぶし合わなければいけないのか、そこから発生した、民族分散からの組み入れ」

・テムジンは40歳くらいから記録が残っているけど、それまでは実はよくわかっていない。モンゴル民族に文字が無かったから、と言われている。つまりその空白の時期にこそ、創作余地が残っている。

・御大「作品に出て来る人間は、やっぱり人間くさくなきゃね。

 ↑ここは、岳飛伝からの御大の発想のつながりが感じられる。御本人の創作テーマになっているのかもしれないなあ。

・テムジンは劉邦、ジャムカは項羽が人物イメージ。

・今のところ良き盟友のテムジンとジャムカだが、このままの関係ではいかない。

・大水滸伝書き終えたら、短編を書きたい、と短編への熱い想いを語っていた御大。チンギス紀を書いていてもその想いは変わっておらず、現在ショートショート(短編の中でも短い文章量の短編)を書いているのだとか。こっちの方が楽しみになってしまう(苦笑)

・「若い奴に、短編かけって言ってるの」やはり御大の短編(言葉をそぎ落とすこと)への想いは熱い。

 

御大がカズレーザーへ非常に気を遣っていることが、文章から感じ取れるのが印象的。「いい表現、それが全て」こんな見事な言葉を引っ張り出す空気感、さすがです。

カズレーザーもテレビで見ているのと大分印象違うなあ、相当緊張していたんだろうけど(笑)

 

 

小説すばる 2018年 06 月号 [雑誌]

小説すばる 2018年 06 月号 [雑誌]

 

 

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