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【全てを一手に担うこと能わぬ】読書感想:『センゴク天正記(14)』 (ヤンマガKCスペシャル)

 

センゴク天正記(14) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

「かの山県昌景を撃ったのは誰ですか?その者は出世しましたか?」

時代の変化を見せつけられる三成のセリフから、幕を上げる14巻。

 

“信”を根幹に置きながら、全てを背負ったが故にやってしまった吉川経家。

欲を否定せず、欲に左右されながらも、どこかできっちりつながりあう羽柴家。

(バランスで保たれている、というところが後年の豊臣家崩壊を暗示しているけど)

 

鳥取城攻防をまさに次代を担う合戦と見立てた著者のすばらしさ。、そして現地を見聞し、鳥取城と羽柴家陣所の近さを作品のポイントに据えたチョイスが見事すぎる!

 

三木城攻防の長さを反省にしたという遠大な戦略と、一巻内で鳥取城攻防を終わらせた、というエビデンスの魅せ方もハマりすぎ。

まるで出来すぎたビジネス小説のようだ。

 

何より大きかったのは(この段階で)信長を介入させなかったこと。

(半兵衛の声という形で示していた)

 

羽柴軍が、大事なところは信長と違う、ということを、本能的に察していたに違いない。

この決断が秀吉を救うことになりそうだ。

 

センゴク天正記(14) (ヤングマガジンコミックス)

センゴク天正記(14) (ヤングマガジンコミックス)

 
センゴク天正記(14) (ヤンマガKCスペシャル)

センゴク天正記(14) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

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