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ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

【日本の未来・希望・そして可能性を探る】読書感想:『富山は日本のスウェーデン  変革する保守王国の謎を解く』 (集英社新書)

 

富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く: 変革する保守王国の謎を解く (集英社新書)

 

 

毎年発表されるランキングがある。

 

「住みよさ暮らしやすさ」。

 

この指標で例年日本一をとり続けるのが、富山県。 観光都市・石川に隠れがちな(苦笑)この県が、なぜ住みやすくて暮らしやすいのか。

その内なる秘密と可能性に迫った1冊。

 

タイトルでは「保守王国」やら「スウェーデン」といったイデオロギー要素満載の予感が漂う単語が出ているが、それらへの言及は比較的薄めなので、読むに当たって大きく構える必要はない。

(その指摘の半端さが、本書の評価が割れる要因になっているのだけど)

 

ちなみに、富山県は意外と知られていないが“北陸の産業国”としての強みを伸ばすことで、北陸における存在感を放ち続けている。

※石川と純粋に比較すること自体が、そもそも間違い。

(明治初期は石川県の一部だったのが、分かれて富山県になったという経緯もある)

これ知っているだけでも、富山への印象は大分変わるはずだ。

 

 

そして、そんな富山の中に息づいている、経済的なものじゃない“豊かさ”の可能性など、本書では、地味だが大切な富山の取り組みや、その県民性が具体的な事例と共に描かれている。

地域での助け合いや共有の精神、つながりから生まれる居やすさの雰囲気作りなど、規模は小さいけれど、これからの日本地域のグランドデザイン作りの前提となるものが、たくさん内包されている。

 

ガイドブックに載ってない富山のこと、この1冊で本当によくわかる。

水産物の県だけとは言わせない!(笑)

 

近年注目されている“幸福度”や“心の豊かさ”とは何か。

富山を通じてその正体が見えてくるかも?

 

 

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