モーション・グリーン

2018年、目標は読書300冊読破!のはずが、ここにきて400冊に変更?!進捗は当ブログで随時更新中。他には特撮(仮面ライダー)・ドラマ・アニメの感想などなど。

【気を遣うと損をする】ドラマ:『獣になれない私たち』第1話

第1話

 

野木脚本というフィルターで見てしまうと、初回にしてはとってもハードだったなあ。

もう少し爽快感や笑いのある作品かと思っていたけど・・・

(ラストは、そう来たか、という爽快さがあったから次回以降に期待)

 

 

いろんな所に気を遣いすぎて(そして手堅く上手くやってしまうので)

結局「報われない」と自分で思ってしまう、ガッキー演じる深海晶。

 

やらされて、イヤイヤやっているのではなく、本来の自分の業務以外のことをやらされてしまう(しかもある程度自分の実力を評価してくれている)という面倒くさい社内構図が、現代っぽい。

やりがいがある、とか、期待されているからがんばろう、とかそういう風に晶が思えないのが、またうんうんと頷いてしまう・・・

 

結局、晶の社長がデキる人で(一応)、外で仕事取ってきて、あとは社内に投げていくという、営業としては理想的な姿で成果出してるけど、振られた方はただ処理するだけだからモチベーション上がらない・・・みたいな展開かと思いきや、それですらないとは、いやはや、この会社大丈夫か(苦笑)

 

とにもかくにも、晶が理性で抑えていたものを解き放つ=獣になる、というゴールが案に提示されていて、その第一歩として、“見た目から入る”ってのが微笑ましい(笑)

 

 これ、結構重要な構成だと思う。

 

つまり、晶は生い立ちを変にフォーカスせず、これからの変化を描く。

対照的に、晶を取り巻くキャラクターは、晶目線に近いところからスタートしていくが、実態や背景は匂わせるだけ。

 

だから、晶や周りの環境が変わっていくに従って、構成図がどんどん変わっていく。

晶が今のような“気を遣う”女子だからこそ保たれていた関係が、変わったり崩れたり毀れたりしていく。

それがイヤらしかったり、暗すぎたりしていくと、トーンが下がっていくけど、まあ、そんなことにはならないだろう。

やっぱり、本当の関係になるためには、壊したり作り直したりしなきゃいけないのだから。

 

 初回から伏線張ってます、と野木さんは公言していたが、その通りだった。

というか、この先の伏線だらけじゃないか(爆)

 

 

 

見ている人にとっては辛いシーンが多かった第1回。

でも、これをぶっ込む野木脚本も流石ならば、躊躇なく?溶け込んでしまうガッキーも流石だと思う。

 

ちなみに、そんなことを思いながらも

土下座 → セクハラ結末 → 上司からのメール

これのあとの、呆然として“放心状態のなかの、電車飛び込み未遂”シーンが一番愕然としたなあ。

 

言葉にすると難しい心理状態を、演出で魅せてくれた衝撃。

そう、命を放り出すときは、理屈じゃないんだよ。(死を肯定するわけじゃないけど)

 

自分が認められていない

頑張ったことが無駄だった

 

そう悟ってしまったときの、あの空白感、喪失ぶり。

今の日常に潜む、命を手放してしまう一瞬の間。野木さんがその感触を理解してくれていることを知って、なんとなく嬉しくなってしまった。

 

 

そして、どん底に墜ちた晶が言った一言。

 

「恋がしたい」

 

もうね、この流れからの一言が破壊力ありすぎる!

もちろん、10代の色恋のことじゃなく、“変わりたい”“自分を捨てたい”などの思いが募って、晶が出した結論が、そこかい、っていうね。建設的なところ行くのではなく、自分の感性に相乗りしてしまう、その文脈が、さすが野木脚本だと思った。

 

 

正直、メインの柱がありそうでない作品。

これまでの野木作品みたいな大ヒットは望めないかもしれないけど、シビれるところがたくさんあっておもしろい。

 

後半はどんでん返しの爽快感あふれる展開が用意されてる気もするし・・・

 

 

第1話

第1話

 
ドラマ「獣になれない私たち」 オリジナル・サウンドトラック

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今夜このまま(特典なし)

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