モーション・グリーン

2018年、目標は読書300冊読破!のはずが、ここにきて400冊に変更?!進捗は当ブログで随時更新中。他には特撮(仮面ライダー)・ドラマ・アニメの感想などなど。

【例え、下りゆく世界だとしても】読書感想:下山の思想 (幻冬舎新書)

 

下山の思想 (幻冬舎新書)

 

この本が発売されたのが2011年12月。

当時、確かこの本は話題になり、著者の五木さんはテレビ番組に出演して「下山の思想」について、お話ししていたような気がする。

 

五木さんは『生きるヒント』など、様々な本を通じて、エネルギーをもらっていた。

だけど、この本には、前向きなエネルギーが感じ取れなかった。

あるのは虚無感であり、上を見上げることなく、下ることを楽しむ、諦めに近い派そうにも思えた。

 

まあ、落ち着いて読めば、それほど後ろ向きなことは書かれていない。

 

いつまでも進歩していくとは限らない。

進化することを強要する社会を見直す必要がある。

ままならない世界だって、新しい発見や経験は味わえる。

 

でも、それでも、書いている五木さんのエネルギーは最後まで感じ取れなかったなあ。

ほがらかで、前向きに物事を受け入れてきた五木さんが、本作はかなりマイナス要素に御自身が傾いていることをおわかりいただいているだろうか?

 

観るべき所はしっかり観ているし、分析も適切だ。

だけど、結論はどうしてもマイナス要素しか感じられないんだよなあ。

 

本書を読んで明日の活力にしたい方はご注意を。

 

ちなみに、本書後半はいつもの五木さんのエッセイ。

タイトルの要素は前半~中盤に集中しており、同じ五木さんでありながら、落差が大きいのが特徴。

順番に読むと後半の文章は相当物足りなく感じる。

 

今は2018年。

確かにこの本の通り、物には恵まれてきた人類は、内面の豊かさを求め始めた。

 

モノよりコト。

 

それは、前向きではあるけど、とても内面へ矢印が向き、登るよりも一緒に歩く人を求める状態を作りつつある。

きっと、価値観が確実に変わってきたことを実感した1年として、ぼくは今年を振り返ることになるだろう。

 

それでも、人はよりよい変化を求め、上を向いて歩くべきだ。

例えそれが、坂の上の雲だとしても。

 

少なくても、僕はそうありたい。

 

 

 

 

下山の思想

下山の思想

 
下山の思想 (幻冬舎新書)

下山の思想 (幻冬舎新書)

 

 

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

 


読書感想ランキング