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ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

2018年、読んだ本マイベスト20発表! その2:15位~11位

2018年読んだ本の中から厳選したマイベスト・オススメ本20冊。

 

当記事では15~11位をご紹介。

ここらへんは、歴史小説ばかり。

 

うん、自分らしいラインアップ(笑)

 

■第15位 ライト マイ ファイア

ライト マイ ファイア

ライト マイ ファイア

 
ライト マイ ファイア

ライト マイ ファイア

 

思えば、「伊東潤の読書会」に初参加したのは、この本の読書会だったなあ。

 

歴史小説作家・ 伊東潤 さんが挑んだ、よど号ハイジャック事件を題材にした意欲作。

作り手の1人として多少関わっただけに思い入れの強い作品だ。

 

1970年、熱狂と無謀の突風が吹き荒れていて、許されないことがたくさん起きた時期でもあるけど、根底にある情熱や良世への思いはむしろ純粋で一途だった。

 

例え行為が間違いだったとしても、それは否定しちゃいけない。

むしろその火の粉まとうくらいの意気込みがなきゃ、今の時代は何も成すことが出来ない。

 

読み終えた後の熱さ、忘れることの出来ない1冊だ。

 

■第14位 信長を生んだ男

 

信長を生んだ男

信長を生んだ男

 
信長を生んだ男

信長を生んだ男

 

最も斬新な驚きがあったのはこの本。

 

若き信長に殺された愚かな弟。

そう思われがちな信行を、大胆な仮説と「そうきたか」と思わせる構成で、悲劇の英雄に再生させた1冊だ。

 

革命児の片鱗を魅せながらどこか足りない兄と

彼を天へ昇らせることに生涯を捧げた弟。

 

対立したり仲良くしたり、行ったり来たりを繰り返す2人の関係性が愛おしく、この作品だけでいいから結末変えてくれないかあ、と本気で思わせるほど。

 

圧巻は帰蝶の役回り。まさか、こんな結末にしていくとは・・・

 

2人との奇妙な?三角関係

そして

驚愕の最期は一読の価値ありだ。

 

■第13位 大友二階崩れ

 

大友二階崩れ

大友二階崩れ

 
大友二階崩れ

大友二階崩れ

 

近年の歴史小説にはない、どうしようもない絶望と、信じ続けることの虚しさ・儚さを唱い続ける1冊。

 

一応途中でギアチェンジする場面もあるのだが、最初から最後まで辛い展開が続く。

 

大友宗麟が親から実権を奪い、自分本位の運営をする一方で、前君主(宗麟の父)への忠義と信念を貫き続けた主人公・吉弘鑑理。

その不器用な生き方が、苛立ちと腹立たしさを助長するんだよなあ。

 

そして、どこまでも報われない展開の先に待っている、微かな希望。

ぜひ、我慢して(苦笑)読み続けて、報われる?ラストまでたどり着いて欲しい。

 

■第12位 西郷の首

 

西郷の首

西郷の首

 
西郷の首 (角川書店単行本)

西郷の首 (角川書店単行本)

 

最大規模の石高を持ちながら、時代の変化を先導できなかった加賀藩。

その加賀藩から生まれた主人公二人が時代に大きな爪痕を残す、数奇な運命を描いた歴史小説。

 

かた一方は、新政府軍に属して西郷の首を見つけ、

もう片方は武士の誇りをかけて大久保利通暗殺に身を委ねる。

 

交錯する運命の中、己の感情で進む先を選ぶ二人の思いが、時代の中でかき消されていく。

そしてどうにもならない立場に追い込まれた二人のあがきは、変化の中に身を置く人間の無情さと輝きを読者に刻み込む。

 

西郷どんでは描かれなかった悲劇、読んでおきたい1冊だ。

 

 

■第11位 天下分け目の関ヶ原の合戦はなかった: 一次史料が伝える“通説を根底から覆す"真実とは

天下分け目の関ヶ原の合戦はなかった: 一次史料が伝える“通説を根底から覆す

天下分け目の関ヶ原の合戦はなかった: 一次史料が伝える“通説を根底から覆す"真実とは

 

この手の説は、俗論扱いされて、大きな話題にならないもの。

ところがこの本はtwitterでものすごいバズっていた。歴史好きの方々が太鼓判を押す本が、悪い本のわけがない。

 

中身を見て納得。

あの乃至さんが史実を徹底記に検証し、信頼できる史料をバイアスかけずにつなぎ合わせた結果が「関ヶ原の戦いはなかった」のだから、最も信頼できる事実として受け止めなくてはならない。

 

近年、歴史に関する研究と新説の発表は著しく増えている。

今まで当たり前だと思っていたことが崩れていく様と、本当の姿がまだぼんやりしていることへの不安。

そして、今の日本の歴史が、そうした変化の中で、どこかつぎはぎした形になってしまったように見えているのは私だけだろうか?

 

もしかしたら2019年以降、日本の歴史はバイアスのかからない研究発表で、変わっていくかもしれない。

そして、根本的な所から、歴史を語り直さなきゃいけないような気になっている。

 

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