モーション・グリーン

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〈心の治療とは生き方を与えることだ〉読書感想:『野の医者は笑う: 心の治療とは何か?』 2月 3日 (日曜日)

 

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

 

 

 

怪しげな人が次々と登場。

挑む主人公(著者)の語り口調がどこか軽い(プー太郎もとい浪人が板につきすぎている)

変人ばかりが登場する本、コルクの佐渡島さん激推しじゃなきゃ読まなかったわ(笑)

 

物語?は著者が沖縄にいる未解明の医師・野の医者とその治療についての調査を始めるところから始まる。

どう見ても怪しいし、僕らの言う「治療」より、ヤバそうなグッズ売りつけてくる人たちがドンドン登場。ますます、なんだこれ状態へ・・・

 

ただ、話が進んでくると、治療とは、癒やしとは、そしてこれからの僕たちの生き方とは?という疑問が投げかけられてくる。

近代科学や医学が発達した現代で、なぜ僕らはエビデンスなき民間療法に頼ってしまうのか?

なぜ医師の判断を信じ切れずに、様々な手段を探してしまうのか?

 

その答えは、自分の中にあった。

 

深くて身近。

分かっていたけど気付かなかった息苦しさ。

 

未だに解明できていない心の行方についての答えが、野の医者の生き方から見えてくる。

もしかしたら、今の人々は、自分を傷つけながら人を傷つけ、そのくせ、自分が被害者の如く世の中に責任を投げかけ、悶々とした思いを増殖させていたんじゃないか?

傷ついて、それでいて鼓舞したと思っていた言葉や思いが、その傷に塩を塗りつけていたと知ったときの驚きとショックの連続。

 

何かを信じることはよくても、どこかで考え、離れることも必要だなあ。

心は目に見えないからこそ、自分が自分の意志で変わったり変えたりすることで、心を確かめるしかない。

 

つまり、極端な話、生き方を変えれば、癒やされるかもしれない。

本書で、野の医者は、治療(怪しげなものを含めて)を通じて、生き方を提示しているのでは?ということにたどり着く。

 

「君たちはどう生きるか」ならぬ、「僕たちはどう生きるか」。

トレンドとか、風潮とか、そんな外からの声ありきではなく、根本的なところから、既成概念を取っ払って考えてみたい。

 

どうしたら、僕たちは癒やされるのか?それは時代によって変わっていい。

僕たちはもっと、癒やされていいんだ。

 

コミカルでお調子者(?)の著者が見出した、心の治療と癒やしの行方。

すーっと胸の中に異物感無く言葉が入ってこなかったら、癒やしが必要かもしれない。

 

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

野の医者は笑う: 心の治療とは何か?

 
野の医者は笑う―心の治療とは何か?―

野の医者は笑う―心の治療とは何か?―

 

 

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