モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

〈ベタ設定だけど、飽きない展開〉読書:『きみがすべてを忘れる前に』 (宝島社文庫)

きみがすべてを忘れる前に (宝島社文庫)

 

天狼院書店「入れ替え文庫」で交換した1冊。

我ながら、珍しい本を選んだものだ(笑)

 

 

学園モノ

幽霊モノ

そして、恋愛モノ。

しかも、主人公・クロの姉妹が軒並みツンとデレ(爆)

設定はテンプレすぎるのだけど、読んで見ると、いいさじ加減なんだよなあ。

 

要素としてはベタなものばかりなんだけど、視点をくるくる変えていきながら、少しずつ設定や伏線を回収していく、見事な構成。

 

特に、幽霊モノでよくある「人の生死が軽く感じられる」ようなことがない。

学校内で起きる事件をクロとヒロイン・紫音が解決していくのだけど、紫音が幽霊であることや、なぜ成仏しないのか、という理由が人の死や記憶と関連づけられながら、命の価値へとつながっていく。

蘇らせるということもなく、できること自体も限られている。

それでも、力を尽くす。その姿勢が愛おしい。

 

生きているうちに、声が届くときに、伝えることは伝えなきゃいけないんだ、という熱いメッセージが作品の根底に込められているのも、この作品の魅力。

結末はなんとなく予感してたけれど、明かされるとお~~っとなる、絶妙なラインなのが、評価が高い理由なんだろうなあ。

 

ちなみに、続編が発売されるらしい。これも読んでみるかな。

 

※改訂される前のタイトルだと、当初は家族(自分と姉妹)寄りだったように見える。

 実は掘るとするとそっちの方がおもしろそうではある。典型的なライトノベルっぽくなりそうではあるが(苦笑):。

 

きみがすべてを忘れる前に (宝島社文庫)

きみがすべてを忘れる前に (宝島社文庫)

 

 

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