モーション・グリーン

ブログ開設13年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。400冊読破を目指して今日も読んでます。

〈改めて問う、ニュータイプとは何だったのか?〉読書感想『機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り』 (角川コミックス・エース 189-13)

 

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)

 

 再読。

 

ガンダムNT(ナラティブ)を観て、読んだら、やはりもう一度読まなければ。

この“語り直し”を終えることが出来ない。

(終えられるかどうか、そもそも分からないけど)

 

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 ■戦後の戦争

大人向けの一作。

 

こんな世界に誰がした?

まさに、エゴと欺瞞でがんじがらめになっていた世界を象徴する、人間の浅ましさが充満した作品。

 

世界の安定という名目のために流される血と涙。

社会の仕組みを変えないための、偽装戦闘。

ユニコーン本編でリディが絶望した人の姿は、彼らが動き始める前から、そこにあった。

 

救いは、“歯車”ダグザが魅せた微かな可能性。

これが、バナージへ伝わっていくことになるんだな。

 

■不死鳥狩り

改めて読む、NTの原作。

読んで見ると、ここではユニコーンのサイドストーリー的時間軸だったけど、NTではユニコーン以降の話し。

その他にも、大きな所も細かなところも、かなり変えているのがわかる。

 

だけど、作品が内包している本質要素は本作の方が、前提にして濃厚。

だからこそ、ユニコーン本編でバナージたちが立ち入った結末のサイドエンドverとして読み応えがあった。

 

ニュータイプとは何か。

ファーストガンダムから問われ続けたその答えを、バナージより先に、ヨナは知ることになる・・・

 

本作では、ユニコーン三号機『フェネクス』に目が行ってしまうが本質はそこではない。

ニュータイプという存在と、ニュータイプが行き着いた姿を、まるでおとぎ話のような光景の中で、読者は目にする。

理解しづらい、その可能性と共に・・・

 

ニュータイプとは、従来の人間が立ち入れない場所(時間)に身を置いている存在。

本書で定義された、その未知なるものを、果たして僕らは理解できるのか?最初に読んだときは全くわからなかった描写や表現が、NT観ると掴めてくる。

 

NTはメインを3人にしたことや、バナージを絡ませたこと、何より時間軸をユニコーン本編以降に変更したことで、ニュータイプの行く末を行き止まりにしなかった。

ヨナはバナージという先人と共に、その先を目指すことができるのだから。

 

ガンダムは、数多の枝分かれを経て、再びその幹と向かい合うステージにきた。

NTはまさしく、新たな宇宙世紀を紡ぐスタートになったのだ。

 

本作がもし何度読んでも頭に入ってこなければ(入ること自体がすごいけど)

NTを観て読んで、その後、また戻ってきて、本書を読んで欲しい。

 

いつか、僕たちも、可能性を広げる翼を得るために。

 

機動戦士ガンダムUC11 不死鳥狩り 機動戦士ガンダムUC (角川コミックス・エース)

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機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)

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