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〈自分が一番やりたいことは何ぞや〉読書感想:『声優魂』 (星海社新書)

声優魂 (星海社新書)

 

 「声優だけはやめておけ」

 

おそらくこの本で著者・大塚明夫さんは何度も語っている。

 

声優が勘違いされていることを憂いているから。

そう、声優だって、役者なのだ。

実写に出演している俳優や女優と同じフィルターで見たとき、果たして声優はどう映るのか。

 

今でこそ、実写・ナレーション・吹き替え、舞台などマルチに活躍する方が増えてきたとはいえ、未だ飽和状態というのが、声優界の実態らしい。

 

にも関わらず、声だけで仕事が出来る、なんて認識で声優になるとは、甘すぎる、ってアニメ監督がよくコメントしているのを目にする。

正にその通りだよなあ。

 

声優は文字通り声だけで戦わなくちゃいけない。

また、声優という職業は非常に不安定で、自分から仕事を作ることができない。

その怖さ、難しさについては意外に知られていない。

 

本書ではそういった実態についても言及していて、声優を志さなくても生き方として勉強になる。

(だからこそ、実写、舞台、歌手などアクティブに活動している声優が増えている、ということなんだろうけど)

 

一つの道を進み続けるのは、何であれ大変なこと。

例え、お金のためでも自己顕示のためでもいい。

どれも得たい、が一番ダメ。

 

黎明期だからこそ成功した、というところはあるだろうけど、不断の努力と現場に立ち続けたその経験が、大声優・大塚明夫を生んだ。

見習うべきポイントはたくさんあるはずだ。

 

「好き」「やりたい」で一つの道を進み続けたいことがあるならば、この本を読んで、今一度自分の気持ちを確認して欲しい。

 

 

声優魂 (星海社新書)

声優魂 (星海社新書)

 

 

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