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〈われらが生きて生きて生き抜くことこそ、信玄に勝つことなのだ〉読書感想:『吹けよ風 呼べよ嵐』 (祥伝社文庫)

 

吹けよ風 呼べよ嵐 (祥伝社文庫)

 

 

 

文庫版読了。

武田・上杉の対決構図と史実での展開に満親・信正の戦いを重ね合わせるストーリーテリングの妙は、再読しても色あせることがないなあ。

 

単行本では、価値観の相違と後の時代の変化を先取りした題材作りが絶妙、という感想だった。

今回はそれに加えて、信じ合ったり憎み合ったりする二人の関係性が印象に残る。

特に思考の読み合いや臭いでの判別、最後の最後で刀を振り下ろせず、敵でありながら混戦の中では背中を合わせられる、そんなヒリヒリする関係が熱い。

 

本当はトドメをさせない、って何度も(お互いに)やりあうのはヒューマニズム持ち込みすぎな気はするのだけど、そこはリアリティより、読者の願望に寄り添ってくれた伊東さんに感謝すべきかな(笑)

 

 

さて、続編の話しがあるとかないとか。

大人の都合はともかく、満親と信正のその後を考えれば続編は成立しうる。

伊東さんの別作品とのリンクも太い時期だし。

 

いつか実現するだろうか、期待して待とう。

 

 

吹けよ風 呼べよ嵐 (祥伝社文庫)

吹けよ風 呼べよ嵐 (祥伝社文庫)

 
吹けよ風 呼べよ嵐<文庫版> (コルク)

吹けよ風 呼べよ嵐<文庫版> (コルク)

 

 

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