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〈よく、眼を開け〉読書感想:『チンギス紀 第三十二回』(小説すばる 2019年 12月号 [雑誌])

 

小説すばる2019年12月号

 

 

草原の覇者をかけた壮絶な戦い、いったんの完結。

丸々合戦パートという、息抜きが全く出来ない回。

しかも、岳飛伝ラストを彷彿とさせる全軍入り乱れての激闘。

 

第二部(仮)の終わりを告げるにふさわしい戦いの数々だった。

 

武力で若干勝るジャムカに対し、最後は組織(補給)戦の妙で上をゆくテムジン。

そして、雷光隊を初めとした、将校クラスの充実ぶり、層の厚さがここにきて大きなアドバンテージになってきている。

一時はジェルメやクビライ・ノヤンが目立っていたけど、今やカサルやボロクル、ジェベといった面々の活躍も光るようになってきた。

 

いずれも、兵力や武力より組織力を優先してきたテムジンの、ここまでの積み重ねの結晶をみた気がする。

 

テムジンの指揮も冴え渡る。

もはや合戦のコーディネートすら出来るようになってきたとは・・・

 

そして今回も切れ味抜群の吹毛剣。

テムジンが抜いたシーンはちょっと鳥肌モノだったなあ。

 

今は単独で立てなくても、いつかは全てを征する。

その思いが達成する日がまた一歩現実へ。

 

気になるのはラシャーンの姿が出てこなかったこと。

会話からすると合戦には参加していたようだけど、不気味なくらい存在感が無かった。 この戦い前にトクトアのいる森に出かけていったことも気になるところ。

 

 

小説すばる2019年12月号

小説すばる2019年12月号

 

 

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