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〈最強の矛、現る!〉読書感想:『塞王の楯』第五回(小説すばる 2019年 12月号 [雑誌])

小説すばる2019年12月号

 

ついに現れた、最強鉄砲集団・国友衆。

そしてその鬼才・国友彦九郎。

現時点における“最強の矛”。

実績も知名度も匡介よりはるかに上。 そして、先々への需要も、目指す先も・・・

 

絶対の戦力があるから戦いは起きづらくなる 

VS  

絶対に落ちない城があるから人の生活は守られる

 

現代にもつながる相容れない構図が、この作品のメインテーマに躍り出てきた。

 

時代は戦国末期。

まだまだ戦いは起きているが、城が壊れるほどの戦いは減り、新たな城の建造需要は増えていかない。

 

その一方で、飽くなき戦いと技術革新への欲求は高まり続け、最新鋭の武器は求められている模様。

 

そう、いかに戦国乱世が終息してきているとはいえ、社会は軍事を中心にしてまわっているのだ。

平和を求めながら、戦いがあることが前提で生活(経済)が形成されている。

この矛盾が、穴太衆を、匡介を苦しめる。

 

両方とも、人の技。

研鑽という尊重すべき要素。

 

何かが違う。でも、違うと言えない。

 

人の心と時勢を突きつけられ、経験も覚悟もまだまだ及ばないことを自覚する匡介。

自分が味わった悲劇を繰り返させないために、この先信念を示すことが出来るのか。

 

ライバルの登場によって、“最強の楯”になるための戦いが始まった。

 

小説すばる2019年12月号

小説すばる2019年12月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: 雑誌
 

 

 

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