モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

2020-07-17から1日間の記事一覧

読書感想:『はぐれ鴉』第四回(小説すばる 2020年 8月号 [雑誌]) 〜思いの炎が消えていく。彷徨いの才次郎、始めたのが疑似恋愛?〜

ようやく仇敵と再会した才次郎。 ところが現れた"はぐれ鴉"は彼の憎悪を掻き立てる存在ではなかった。 (只者ではなさそうだけど) 作品スタートから奇妙な雰囲気に包まれている竹田藩。 その雰囲気に溶け込むかのように、彼は存在感を消していた。 この爺さ…

読書感想:『布武の果て』第五回(小説すばる 2020年 8月号 [雑誌]) 〜堺が見た戦国大名の結末。積み重ねた先にあるもの〜

石山本願寺蜂起。 後々振り返れば、ここから10年にわたる抵抗勢力との戦いが始まる。 天下布武最大の強敵が動き出したことで、その他の勢力も反信長を掲げる。 そして、堺にとっても、孤立無援のなかで生き残りをかけた争いが勃発する。 織田軍絶体絶命のピ…

読書感想:『剛心』 第九回(小説すばる 2020年 8月号 [雑誌]) 〜目指すは和洋の調和。武田、内装を任されるってよ〜

妻木、国会議事堂建築を目指す。 小林が推測する、妻木の目標。 『剛心』は妻木とその仲間たちによる群像劇の様相を一層強めてきた。 今回スポットライトがあたった武田も、必要な人材の一人となるのだろうか。 武田五一。 人付き合いが苦手そう、仕事に対す…

読書感想:『塞王の楯』 第十二回(小説すばる 2020年 8月号 [雑誌]) 〜塞王散る?伏見城攻防戦〜

伏見城攻防戦といえば、関ヶ原の戦いの前哨戦として知られている。 西軍にとっては、決起後初めての戦い。 最終的に西軍が勝つものの、当初はやる気がなかったのか、なかなか堕ちる気配がなく、東軍は善戦した、ということになっている。 その戦いに隠された…

「さらば、わが友」読書感想:『チンギス紀』 第三十九回(小説すばる 2020年 8月号 [雑誌]) 〜鮮やかな黒の軌跡、ジャムカ草原に散る〜

このときが、来てしまった。 月日が経てば立つほど、このときは確実なものとして、読み手のページめくりに影を指していただろう。 ジャムカ、散る。 もはや無理だろ、死に場所探しだろ。 そう思うほど、チンギスとジャムカの力は開いていった。 お互いが願っ…