モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

歴史(日本史)

読書感想:『空海の風景〈上〉』 (中公文庫) ~イノベーター・空海とは何者だったのか?空海を探る司馬さんの脳内追体験~

平安時代初期。 日本の宗教史において(日本史そのものにおいて)得がたき二人のリーダーが現れた。 厳しい修行と懐深き学びの場をつくることで日本宗教界の母なる地を生みだした最澄 人智を越えたその明晰さと異次元の発想であらゆる事項のイノベーターとな…

読書感想:『戦国武将の叡智-人事・教養・リーダーシップ』 (中公新書 (2593)) ~今さらだが戦国時代はおもしろい! 温故知新のエピソード~

『麒麟がくる』時代考証・小和田先生の新作。 なんと御本人は最近youtubeチャンネルを開設し、週3前後とかなり精力的に更新。 この本もそこで紹介されていたので、思わず購入。 動画の力はスゴイわ(笑) youtu.be 本書はタイトル通り、戦国時代に生きた人々…

読書感想:『戦国武将の精神分析』 (宝島社新書) ~歴史研究の新しいアプローチ 歴史×脳科学!~

人間はウソをつく。 それは昔も今もおそらく変わらない。 今ですら、事実(真実)が正確に記録されておらず、問題になるケースがあるのだから、歴史上の書状や日記、書籍や記録の信憑性は根本的な所で担保されているとは言えないのだ。 しかも、それらの史料…

読書感想:『30ポイントで読み解く 吉田松陰『留魂録』』 (PHP文庫) ~受け継がれた狂気と熱狂 松蔭魂の叫びを知る1冊~

幕末長州の火付け役・吉田松陰。 彼は高杉晋作・久坂玄瑞ら多くの弟子を育てた教育者として名前が挙がることが多いが、思想家であり、行動の人であり、読書家でもあった。 そして何より彼が残した膨大な著書こそが、僕たちが吉田松陰という人物を知る大きな…

読書感想:『信長が見た戦国京都 ~城塞に囲まれた異貌の都』 (歴史新書y) ~応仁の乱から進まない京都 信長上洛によって起きた変化と対立~

桶狭間前年、信長が訪れた京都は戦火で規模を縮小した、衰亡の都だった。 応仁の乱から政争の渦中にあった京都。 どんな時を経て、信長にその姿を見せていたのか。 本書によると、実は僕たちが知る京都の枠組みは秀吉(豊臣政権)以降に出来たもので、それ以…

読書感想:『黒田官兵衛』 (平凡社新書)~才覚鬼謀は平坦では成らず。苦労と苦難の先にあった黒田家飛躍~

ちょいと調べたいことがあって再びこの本を手に取る。 で、この際だからと再読してしまった(苦笑) 改めて読むと、疑わしきところにはコメントを挟んだり、関ヶ原時の官兵衛(如水)野望説に否定的だったり、と、初読時じゃ気付かなかった小和田解釈の数々、結…

《2020年に絶対読んで欲しい1冊》読書感想:『言の葉は、残りて』~貴方はいつ、どこへその言葉を届けますか?~

もし、夢が現世で叶わないとわかったら、貴方はどうしますか? 貴方の願いが誰からも望まれていないとしたら、何をもって生きようと思いますか? これは、武力でも権力でもなく、“言の葉”でこの息苦しい世界へ抗おうとする若き将軍の物語。 遠く都から鎌倉へ…

【新しい歴史解釈の扉が開くかも】読書感想:『戦国武将の精神分析』 (宝島社新書)

歴史に名を残した人物、あの事件を起こした人物のことを脳科学視点から解読しようという対談集。 あとがきで本郷さんが語ったように、史料解読以外のアプローチで歴史の解明に迫る試み、信憑性はともかく、無視できない流れを感じる。 で、読んで見ると、歴…

2018年3月読んだ本ベスト & 1~3月読んだ本ベスト10

◆2018年3月読んだ本ベスト 3月は歴史小説たくさん読もうかな、と(密かに)思い読んでいたせいか、 いつも以上に歴史小説(そしてマンガ)の割合が多いな(汗) さあ、そんな中で、3月読んだ本ベストは 運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則) です! …

【大河ドラマ】西郷どん 1話「薩摩のやっせんぼ」大河ドラマ史上屈指の映像美が織りなす泥臭い物語(笑)

始まりました! 西郷どん1話。子役の上手さも手伝って、爽やかなスタートになった。立体的なカメラワークや、早送りを使ったコミカルシーン、重要な所は地元・鹿児島でのロケなどなど、今作もここ2年の大河ドラマ変革の流れを汲んだ演出が光ってた。 #西郷…

【2013年読破本266】黒田官兵衛: 智謀の戦国軍師 (平凡社新書)

小和田先生による官兵衛の生涯に関する解説本。 普通なら単行本や学術本で読めるような内容。 それが新書で(しかも比較的薄めで)読めること自体がすごい!改めてすごい時代になったと思う。 内容に関しては総覧的要素が強く、良く言えば手堅く安定、悪く言え…

【2011年読破本186】江の生涯―徳川将軍家御台所の役割

徳川二代将軍の妻・江に関する研究本。 二度の結婚・死別と別れ、三度目の結婚は姉さん女房、などなどエピソードに事欠かない江だが、意外に史料上では、謎の部分が多いらしい。 本人直筆の書状が(この時点で)一通しか見つかっていない、というのは特に驚い…