モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

読書感想 (ビジネス)

読書感想:『日本文化の論点』 (ちくま新書)〜サブカルチャーで変わる社会。発信者が問われる未来とは〜

製造物でもなく、農作物でもない。 目には見えないけど、相手が夢中になってくれているもの。 それが、世界から見た日本の新たな文化=サブカルチャーだった。 日本の文化を世界に。 そんな動きが活発だった2013年に発売されたのがこの一冊。 世界に認知され…

読書感想:『ヘタな人生論より中国の故事寓話』 (河出文庫)〜やっぱり困ったら先人に訊け!気付きがある古来中国の話〜

再読。 やはり故事成語は面白い。 人間関係、就職、ストレス、お金のこと・・・ コロナ渦の中にいると、些細なことですら時間と手間を費やすことが増えてきた。 会って話をすればすぐにわかるのに 自分のことがわかってくれれば、誤解されるようなことなんて…

読書感想:『選ぶ力』 (文春新書) 〜悔いなき日々とは?選べないことを知ることで、得られるもの〜

五木寛之という作家は、出会うときによって、その存在が大きく違って見える。 かつて『生きるヒント』読んだときは、力を抜いて読める不思議な雰囲気に魅せられ「こんないい大人になりたい」と思ったもの。 生きるヒント 自分の人生を愛するための12章 (角川…

読書感想:『「見えてる人」になるたった1つの法則』〜まず始めよう、そしてやり遂げよう〜

要するに「考えるより行動しろ」を言いまくってる一冊。 まず行動しよう。 始めたからにはやり遂げよう。 その行動は、例え失敗しても価値を下げることにはならず、将来の貯金となって帰ってくる。 この考えは全面的に同意する。 けど、ページめくってもめく…

読書感想:『断片的なものの社会学』〜無意味とされるこの世の欠片から、今が見える〜

犬が死んだ。 事実はこの一行で済む。 気に留めなければ、きっとどこかで起きていること。 意識しなければ、とりとめのないことと同じ扱いで、この出来事はみんなの耳を通過していく。 しかし、この本の著者・岸さんはインタビュー時に突然聞いたこの事実が…

読書感想:『ふだんづかいの倫理学』 (犀の教室Liberal Arts Lab) ~こんなときだからこそ倫理学! はき違えた言葉の価値を再確認しよう~

何が正しくて何が間違っているのか。 まともに考えていくと頭がこんがらがる事が多い。 よさげに聞こえる正論。 ついつい聞いてしまう発言。 聞いてる側も「言ってることはわかるけど・・・」という枕詞をつけてしまったり、「行動はともかく・・・」と折り…

読書感想:『観察: 「生きる」という謎を解く鍵(Kindle)』 ~僕たちは“見ていない”という事実 ただファクトを見るという感触の再確認~

昔、熱で寝込んでいた頃。 水分補給でポカリを飲んで横たわる。 すると、のどから水分通過の報告が入る。 体内にいる小人さんがえっちらほっちら水分を運び、チェックしてどんどん流し込む。 のどを通過して体に入り、腕や下半身、臓器など、様々なところか…

読書感想:『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』 ~これからはワークライフではなくライフワーク。満たされた人たちに送る新しい生き方~

言われたことしかやらない若手 飲み会に参加せず、社内イベントにも否定的 本人のことを色々知ろうとしても、意向を聞いても、何をしたいのか何が望みなのか、よくわからない こんな若者が増えた、という声をよく聞く。 そして「近頃の若い者は」「ゆとりは…

《〈今、ここ〉から未来につながるビジョンをみせよう》読書感想:『静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話』

気がつけばこの国のこの社会は、ずいぶんと後ろ向きになってしまった はるか昔、宇野さんの本を読んで衝撃を受けた身からすると生ぬるい、けどチクリと痛む出だし。 絶望のようで、達観のようで、それでいて蒼い炎のようで。 もしかしたらこれは、今僕たちが…

読書感想:『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』 (星海社新書)~ボン・ヴォヤージュ!この本で人生への熱量をチャージしよう~

コロナショックで、僕たちは肌感覚の情報を取りづらくなった。 例えオンラインでつながっていたとしても、あの熱気や、予期せぬ出会いや、不意に訪れるひっかかり(心へのサビ)は今の技術では提供されてこない。 どんな本を読んでもやってこないのだ。 体験…

読書感想:『「関ヶ原」の決算書』 (新潮新書) ~関ヶ原で本当に損したのは?山本博文さんの遺作にしてタメになる必読本~

『決算!忠臣蔵』という映画を覚えているだろうか。 忠臣蔵をお金の面から描いた異色の作品。 赤穂城明け渡しにかかるお金、家臣に渡すお金、生活費、武具維持費、さらには討ち入りの費用などなど、武士の使命感と現実の家計問題との間で揺れ動く赤穂浪士た…

読書感想:『ビジネスを成功に導く! コンサルタントの「決断力」』 (PHPビジネス新書) ~最後は決断。「何のために」を忘れない心づくり~

コンサルタントの仕事(役割)を一言で言えば、という話になれば、きっと「解決(ソリューション)」、ということになるだろう。 調査して、分析して、提案して実行して、成果を出す。 その過程は様々あれど、やはり解決することこそ、大きな価値。 しかし、どん…

読書感想:『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』 (講談社現代新書) ~つながるふりからの脱却。みんなちがうのは、大変なんだ~

8年近く前の本。 だけど、巷で言われている「コミュニケーション能力」の必要性、そして実際の対策が実態と乖離しているという、本書の指摘は今なお全く変わることなく残ってしまっている。 もし、今、「コミュニケーション能力」という言葉に違和感を覚えて…

読書感想:『8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ』(祥伝社新書)~データでみる人口減の実態 僕らはどこまで自分事にできるのか?~

日本が抱える最大の問題と言われる人口減。 人口といえば、1億2,000万人というのがだいたいの数値だったけれど、過去の話になるのかもしれない。 (ちなみに、令和2年4月の人口概算値は1億2596万人で、前年同月より約30万人減少しているとのこと) 国会討論で…

読書感想:『書評の仕事』 (ワニブックスPLUS新書) ~書評って何?プロから学ぶ「人への伝え方」~

ご存じの方もいるかと思うが、ぼくはまがいなりにも書評やっている身だ。 note.com note.com プロではないけれど、だからといっていつまでも“まがいもの”を垂れ流すわけにもいかない。 クオリティを高めるためにも、プロのお話し聞いておかないと、ってこと…

読書感想:『瞬間の記憶力 競技かるたクイーンのメンタル術』 (PHP新書) ~かるたクイーンが語る、自分に合ったやり方の作り方~

集中力。 一口に言っても、内実は長続きするものと短期のものがあると思っていた。 ところが、根っこは同じというのが本書のお話し。 『ちはやふる』で注目が集まる競技かるた。 そのクイーンが語る、かるたの魅力や練習方法、クイーンになるまでの道が記さ…

読書感想:『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』 (朝日新書) ~つながれないから、職住近接を再考する~

緊急事態宣言で僕たちが切られた、肌感覚を前提にしたつながり。 オンライン化は(半ば強制的に)加速している。今後、これが前提(もしくは大きな選択肢となって)色々なことの前提が変わるのだろう。 会社経営者なら、この状況下で会社事務所(オフィス)維持…

読書感想:『ソーシャルデザイン』 (アイデアインク) ~僕たちでも出来る!気づきと楽しさが社会を変える~

タイトルに『デザイン』とあるが、ロゴや服飾といった「意匠」を指しているわけではない。 これは、社会の問題や課題を解決(するための道筋を設計)する、という意味の『デザイン』だ。 いわゆる従来の企画や販促は売り上げや利益UPが目的になり、直接的…

読書感想:『脳が冴える勉強法 覚醒を高め、思考を整える』 (NHK出版新書) ~能動的に自分高め!脳の上手な活性化手法~

いくつになっても、学びに対する欲はなんの予告もなくやってくる。 やってくるのはいいのだけど(学生の時はともかく)社会人以降は時間と(費用)との相談を経なければ重い腰は上がらない。 そして出てくるのは、(何をするにせよ)短い時間で最大の効果を上げら…

読書感想:『センセイの書斎---イラストルポ「本」のある仕事場』 (河出文庫) ~本の虫の楽園へようこそ! 智の大家の本棚を拝見~

本読みにとって永遠の憧れ『書斎』。 本書は、その分野における“センセイ”のお宅にお邪魔し、『書斎』を見せてもらったレポをイラストと共に紹介。 文庫サイズなのでイラスト(と文字)が読みづらいのが残念だが、本棚の様子は十分伝わってくるので、細かい…

読書感想:『世界の辺境とハードボイルド室町時代 (集英社文庫)』~整えられた定説通りに世界は動かない。二人が見出した世界と日本の歴史~

それは、すてきなツイートから始まったらしい。 【謎の独立国家ソマリランド/高野 秀行】氏族による庇護と報復のシステムを読んでいて思い出したのが『喧嘩両成敗の誕生』(清水克行)で描かれていた室町時代の日本社会である。このふたつ、まったく同じ。い…

読書感想:『大人の人見知り』 (ワニブックスPLUS新書) ~ 意外と気にする「人から見た自分」ストレスから脱却しよう~

若干そうかな、という方から、深刻だと感じている方まで。 (千差万別あるだろうけど)なかなか克服できない“人見知り"。 社会人になってから自覚する、って方もおられるとか。 この本読むと、脳内における悪いイメージ先行(人から悪く思われているらしい、と…

読書感想:『勝海舟と幕末外交 - イギリス・ロシアの脅威に抗して』 (中公新書) ~際どいバランスの上にあった幕末日本の実態~

幕末、江戸幕府と海外諸国との間で繰り広げられた熾烈な外交戦。 日本(幕府)は一歩間違えれば、対馬か蝦夷地(北海道)が列強の植民地になる可能性を秘めていた。 (事実、そういう打診をしてきた国は存在している) 幕府内でも「○○国と組むべきだ」みたいな意見…

【2019年読んだ本ランキング】20位~16位

読書メーターで毎年作成している、読んだ本の中で、最も良かった本ベスト20。 2019年はここ数年の中で、一番すんなり決まった年だった。 いつもはベスト20に入りきれなかったり、順位が定まらなかったりしたものだったけど・・・ それだけ、「これだ…

読書感想:『マンガ 死ぬこと以外かすり傷 (NewsPicks Comic)』~ 一発逆転も劇薬もない世界だからこそ、今できることを~

「バカなことにフルスイングしろ」 「努力は夢中に勝てない」 「ごちゃごちゃ考える前に動け」 平常運転の脳みそをかち割るような、強烈フレーズの数々。 自己啓発本なのか、ビジネステクニック本なのか、はたまた自伝なのか。 未だに区別がつかないのだけど…

〈続けることが、目標達成への道〉読書感想:『習慣が10割』

2019年、習慣作りに関する本が、ホントに多かった。 中身に興味があってたくさん読んだけど、結局のところ、どれも言ってること同じ(笑) 1冊読めば、手法も考え方もだいたいわかるんだよなあ。 それでもたくさん出版されたのは、ナニモノになりたいか、わか…

〈天災を歴史から見る〉読書感想:『秀吉を襲った大地震』 (平凡社新書)

近年の歴史研究は多角的だ。 天候・地形・文化などなど、あらゆる方向からその原因を見つけ出す。 偉人が起こした業績が、想定された出来事だった、で片付けることはなくなってきているのだ。 そして意外と知られていないのが、地震や災害と当時の日本人がど…

〈感覚を生かした方法のアレンジが、その人のスタイルを作っていく〉読書感想:『地アタマを鍛える知的勉強法』 (講談社現代新書)

学びは楽しく。 学べば学ぶほど解放される。 おっくうになりがちな”勉強”に対して、もっと楽しく自分らしくやっていこう、というメッセージが随所に込められている1冊。 勉強法、とタイトルにはあり、内容も試験勉強などを想定している。 具体的なテクニッ…

〈銅像は悲しい存在だ〉読書感想:『銅像歴史散歩』 (ちくま新書)

先月、山梨へ行った際に「武田信虎の銅像が、甲府駅にできた」という情報を入手。 急いでその場所へ向かい、写真をパシャリ♪ まさか、甲冑ではなく僧体とは思わず、探すのに時間がかかった(苦笑) 昔から著名な歴史人物の銅像をみると拝んでしまう習性がで…

〈仕事をつくる人だけが生き残る〉読書感想:『あと20年でなくなる50の仕事』 (青春新書インテリジェンス)

「ついにきたか・・・」 きっと、この本が出たときの、有識者達の反応はこんな感じだっただろう。 今でこそ僕らの生活に深く関わりつつあるAI。 この本発売時(2015年)はそこまで身近ではないにしろ、いつかこの技術が一般化したら・・・という議論が行われて…