モーション・グリーン

ブログ開設14年目!今年も「紡ぐ」発信を目指す読書・アニメ・特撮感想ブログ。

読書感想 (ビジネス)

読書感想:『世界の辺境とハードボイルド室町時代 (集英社文庫)』~整えられた定説通りに世界は動かない。二人が見出した世界と日本の歴史~

それは、すてきなツイートから始まったらしい。 【謎の独立国家ソマリランド/高野 秀行】氏族による庇護と報復のシステムを読んでいて思い出したのが『喧嘩両成敗の誕生』(清水克行)で描かれていた室町時代の日本社会である。このふたつ、まったく同じ。い…

読書感想:『大人の人見知り』 (ワニブックスPLUS新書) ~ 意外と気にする「人から見た自分」ストレスから脱却しよう~

若干そうかな、という方から、深刻だと感じている方まで。 (千差万別あるだろうけど)なかなか克服できない“人見知り"。 社会人になってから自覚する、って方もおられるとか。 この本読むと、脳内における悪いイメージ先行(人から悪く思われているらしい、と…

読書感想:『勝海舟と幕末外交 - イギリス・ロシアの脅威に抗して』 (中公新書) ~際どいバランスの上にあった幕末日本の実態~

幕末、江戸幕府と海外諸国との間で繰り広げられた熾烈な外交戦。 日本(幕府)は一歩間違えれば、対馬か蝦夷地(北海道)が列強の植民地になる可能性を秘めていた。 (事実、そういう打診をしてきた国は存在している) 幕府内でも「○○国と組むべきだ」みたいな意見…

【2019年読んだ本ランキング】20位~16位

読書メーターで毎年作成している、読んだ本の中で、最も良かった本ベスト20。 2019年はここ数年の中で、一番すんなり決まった年だった。 いつもはベスト20に入りきれなかったり、順位が定まらなかったりしたものだったけど・・・ それだけ、「これだ…

読書感想:『マンガ 死ぬこと以外かすり傷 (NewsPicks Comic)』~ 一発逆転も劇薬もない世界だからこそ、今できることを~

「バカなことにフルスイングしろ」 「努力は夢中に勝てない」 「ごちゃごちゃ考える前に動け」 平常運転の脳みそをかち割るような、強烈フレーズの数々。 自己啓発本なのか、ビジネステクニック本なのか、はたまた自伝なのか。 未だに区別がつかないのだけど…

〈続けることが、目標達成への道〉読書感想:『習慣が10割』

2019年、習慣作りに関する本が、ホントに多かった。 中身に興味があってたくさん読んだけど、結局のところ、どれも言ってること同じ(笑) 1冊読めば、手法も考え方もだいたいわかるんだよなあ。 それでもたくさん出版されたのは、ナニモノになりたいか、わか…

〈天災を歴史から見る〉読書感想:『秀吉を襲った大地震』 (平凡社新書)

近年の歴史研究は多角的だ。 天候・地形・文化などなど、あらゆる方向からその原因を見つけ出す。 偉人が起こした業績が、想定された出来事だった、で片付けることはなくなってきているのだ。 そして意外と知られていないのが、地震や災害と当時の日本人がど…

〈感覚を生かした方法のアレンジが、その人のスタイルを作っていく〉読書感想:『地アタマを鍛える知的勉強法』 (講談社現代新書)

学びは楽しく。 学べば学ぶほど解放される。 おっくうになりがちな”勉強”に対して、もっと楽しく自分らしくやっていこう、というメッセージが随所に込められている1冊。 勉強法、とタイトルにはあり、内容も試験勉強などを想定している。 具体的なテクニッ…

〈銅像は悲しい存在だ〉読書感想:『銅像歴史散歩』 (ちくま新書)

先月、山梨へ行った際に「武田信虎の銅像が、甲府駅にできた」という情報を入手。 急いでその場所へ向かい、写真をパシャリ♪ まさか、甲冑ではなく僧体とは思わず、探すのに時間がかかった(苦笑) 昔から著名な歴史人物の銅像をみると拝んでしまう習性がで…

〈仕事をつくる人だけが生き残る〉読書感想:『あと20年でなくなる50の仕事』 (青春新書インテリジェンス)

「ついにきたか・・・」 きっと、この本が出たときの、有識者達の反応はこんな感じだっただろう。 今でこそ僕らの生活に深く関わりつつあるAI。 この本発売時(2015年)はそこまで身近ではないにしろ、いつかこの技術が一般化したら・・・という議論が行われて…

〈自分が一番やりたいことは何ぞや〉読書感想:『声優魂』 (星海社新書)

「声優だけはやめておけ」 おそらくこの本で著者・大塚明夫さんは何度も語っている。 声優が勘違いされていることを憂いているから。 そう、声優だって、役者なのだ。 実写に出演している俳優や女優と同じフィルターで見たとき、果たして声優はどう映るのか…

〈自分を高める人の共通項を学ぶ〉読書感想:『社長の勉強法』(メディアファクトリー新書)

「勉強」とタイトルにあるが、資格試験や技能検定といった類いのものではない。 仕事や生活といった人生そのものに対する「勉強」だ。 本書には何人もの社長の勉強法が紹介されている。 取り上げている社長の業種に偏りがあるものの、生活の組み立て方や日々…

〈「銀河のサーガ」の構造〉読書感想:『スター・ウォーズ学』 (新潮新書)

いよいよ今年(2019年)、エピソード9で一連のサーガにピリオドがうたれるSW。 世界観はもちろんのこと、ここまでの超大作になった歴史や背景、ジョージ・ルーカスのことなど、色々な特徴や魅力で知られているこのシリーズ。 よくよく考えてみると、意外と知…

〈改めて学ぶ、情報と自分の高め方〉読書感想:『未来を変える 情報の呼吸法』 (中経の文庫)

自分が出来そうなことや、やってみたいことをやり続けていけば、それが大きな渦となっていく。 まさに今の情報発信を軸にした、これからの生き方を示唆した1冊。 この手の本は、気をつけて読まないといけない。 津田さんが実感した、発信から始まる新しい展…

〈再読・現実世界の難しい実態〉読書感想;『幸せな未来は「ゲーム」が創る』

再読。 理念や考え方、発想や切り口は二度目でも色あせることは無く、むしろ響きまくってくる。 現実の問題や理想の自分、求めていきたいものを、純粋な形で仮想現実にアウトプットしてみる、という考え方は今後益々の拡がりが期待できる。 その反面、後半の…

【今を生きるための「主体的合理性」】読書感想:『選び抜く力』 (角川oneテーマ21)

とあることがきっかけで「選ぶ」ということにアンテナが向いた。 自分は能動的に「選ぶ」ことができているだろうか。 選んでいるつもりでも、選ばされているのではないだろうか? (そもそも、「選ぶ」って何だ?という禅問答のような思考に陥る、いつものパ…

〈どんなところに置かれても花を咲かせる心を持ち続けよう〉読書感想:『置かれた場所で咲きなさい 』

2012年のベストセラー本。 女性の芸能人がこぞって絶賛していたイメージがある。 今さらという気もしたが、読んでみると、今なりの味わいがあるなあ。 ボーダレス社会、規制緩和に100年時代。 一見すると、より自由に自分の意思を体現しやすい環境になってき…

〈能動的なインプットをしていくために〉読書感想:『齋藤孝の 知の整理力』

令和一冊目。 新時代を生き抜くため、改めてインプット→アウトプットの切り口や打ち手を整理したくて読んだ。 斎藤先生の読書への熱い想いが満載の1冊であり、読書という受け身のアクションをどれだけ主体的動作へ変換しているか、ということを突きつけられ…

〈救われない世界の理由〉読書感想:『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』 (シリーズ ケアをひらく)

有識者が絶賛し、今注目の東畑さんの新作。 非常に大きな視点を示唆していて、新鮮な発見にハッとさせられる。 そして、前作「野の医者は笑う」の前日談として非常に異議ある内容だった。 既読の方は絶対に読んだ方がいい! ケアやセラピーと聞いて、内容が…

〈スピードアップのコツはノイズを減らすこと〉読書感想:『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』

速い=できる人。 昨今の風潮は、スピード重視になってきた。 クライアント対応がノンレスで出来る方が先方から選ばれる、ということもよく聞くが、実はクライアント側も解答がわかっていないということも起きているらしい。 つまり、満点解答がわかりづらい…

〈いったいどうして、こうなってしまったのか?!〉読書感想:『なぜ日本人は学ばなくなったのか』 (講談社現代新書 1943)

日本人は勤勉だ。 というのが外国人からみた日本人の印象、とよく言われていた。 それが変わるかもしれない(既に変わっている?) 斎藤先生にしては珍しく、日本人の良くないところをこれでもか、と挙げ、日本人の総合的なレベルダウンに警鐘を鳴らしている1…

〈ゲームが導く、人類文明変革の道〉読書感想:『幸せな未来は「ゲーム」が創る』

「ゲームは単なる暇つぶしではありません。真の変革を起こすための二十一世紀的な協働の方法です」 力強い思いと熱意あふれる1冊だ。 手に取ると、その分厚さに圧倒されるかもしれない。 だが、読んでいくとそのエネルギーを発するためには、この文量でも足…

〈「運」を迎えられる「徳」の積み重ね〉読書感想:『島田秀平が3万人の手相を見てわかった! 「強運」の鍛え方』 (SB新書)

ここ最近、「運」に関する本を読んでいる。 非科学的と言われながら、どこか「運」に僕は可能性を感じているからだ。 だけど、読んできた本の中で、著者は研究や分析の結果、いずれも「運」の偶発性を否定してきた。 「運」の良い人は、そう見えるに足りるこ…

〈再読:好きなように人生をブリコラージュするために〉読書感想:『野の医者は笑う: 心の治療とは何か?』

最近、近視眼的な目線を先へ向けたい、と思っている。 目の前の人が喜べば、自分が満たされれば、それが一番。 そう思っていた。 実感が湧かない日々が続いたから、余計そう思ったのだろう。 先々のために、未来のために。 その考えは間違っていないと思うの…

〈今この瞬間を表現することで、未来への作品が生まれる〉読書感想:『「書ける人」になるブログ文章教室』 [ソフトバンク新書]

随分前の本だ。 ブログの読まれやすい文章の書き方だと思っていたら、ブログから「文学」を紐解くという変わったアプローチの1冊。 様々なWEBサービスを利用できる現代において、ブログは珍しいものではなくなった。むしろ、オワコンサービスとすら、思わ…

〈書きたいことと、読みやすい文章は違う〉読書感想:『サクっと書けちゃう! 文章レシピ60』

タイトルが「サクっ」とか「レシピ」と書いているが、内容はそこから想像も出来ないくらい普遍性のあるテクニック。 1つ(本書では「レシピ」としている)につき2ページ~4ページと、比較的コンパクト。 文章書く上で気をつけるべきポイントが、イラストを使っ…

〈僕たちはなぜ満たされないのか?〉読書感想:『新釈 猫の妙術: 武道哲学が教える「人生の達人」への道』

最近、バガボンドを思い出す。 どれだけ戦っても強くなっても満たされない。 いや、むしろ、突きつけられる、自分という変えられない壁。 「天下無双とは、ただの言葉」 「力を抜いて、体の声に身を任せよ」 「自分につきまとうのは、どこまで行っても、自分…

〈1からPCDA〉読書感想:『図解 鬼速PDCA』

もはやおなじみとなったPCDA。 正直、あまり好きなシステムではないのだけど、可視化するには有効なのはよくわかる。 端から見れば、他者が何をどこまで、どのように行っているのか、実はよくわからないのが実態だから。 PCDAについては様々な本が出…

〈心の治療とは生き方を与えることだ〉読書感想:『野の医者は笑う: 心の治療とは何か?』 2月 3日 (日曜日)

怪しげな人が次々と登場。 挑む主人公(著者)の語り口調がどこか軽い(プー太郎もとい浪人が板につきすぎている) 変人ばかりが登場する本、コルクの佐渡島さん激推しじゃなきゃ読まなかったわ(笑) 物語?は著者が沖縄にいる未解明の医師・野の医者とその治療に…

〈2019年、僕らに最も欠けているもの〉読書感想:『野心のすすめ』 (講談社現代新書)

例え昔の本であろうと、今出会えてよかった、と思える本に会うことがある。 この本は、まさに今の自分が読むべき1冊だった。 「野心」とあるが、大仰に構えることはない。 著者の林さんほどガツガツしなくても(笑)「野心」を向上心、とか、こだわり、くらい…